【初回投稿:2018/6/15】
【第一回更新:2019/6/24】
〈はじめに〉
突然ですが今回は、僕が「どのアーティストにどのようなきっかけで興味を持ったか」を中心にまとめていきたいと思います。
今回このようにブログにまとめてみようと思ったのは大学のゼミでの出来事がきっかけです。
というのもある日のゼミの中で音楽の話題が出たとき、僕が色々と話したら教授や他のゼミ生が興味を持ってくれまして、「今度音楽についてみんなの前で発表してよ!」と教授に冗談半分で言われました。
僕が所属しているゼミは少人数で色々自由が効くということもあり、結局それが実現することになりました。
そこで改めて自分と音楽の関わりを振り返ってみると意外に面白く、その発表にあたってまとめたものをせっかくなのでブログにまとめてみよう、というのがこの記事を書くことにしたきっかけです。
初めて記事を書いてから約1年が経ち、また新たに書くネタが増えたので今回の更新に至りました。
やや長文ですが、興味を持っていただいた方は最後まで読んでいただけると嬉しいです!
〈小西康陽と”渋谷系”〉
さて、僕の音楽の好みに関してはお父さんから影響を受けている部分が大きく、その中でも特にあげられるのがPizzicato Fiveです。
僕がまだ小さい頃よく家や車の中でPizzicato Fiveの曲が流れてまして、それを僕は自然と聴いていた感じですね。
というわけで小さい頃の僕は「何か一曲あげて」と言われたらおそらくこの曲をあげていたでしょう。
Pizzicato Five「東京は夜の七時」(1993年)
ある意味これが僕の原点的一曲であり、また当時の「スタンダード」でした。
お父さんの真似してCDプレイヤーで「東京は夜の七時」をかけていたことも薄っすら覚えています。
小さい頃から僕が好きな曲として、もう一曲あげたいと思います。
三浦理恵子「日曜はダメよ」(1991年)
これは僕が小学校5年生の秋、家族で旅行へ向かっていた時に車内でお父さんから借りたiPodで偶然聴いた曲です。
三浦理恵子さんの甘い歌声としっとりとしたメロディーが気に入ったのか、すごいループして聴いたのを覚えています。
今でもこの曲を聴くと旅行へ行ったことがよみがえる、思い出の一曲です。
ちなみに作詞作曲は小西康陽さんですが、それに気づくのは中学の終わりか高校に入ってからのこと…。
先述したPizzicato Fiveのこともあり、小西さんのメロディーは自然と耳に馴染みやすかったのかもしれません。
そしてその後Pizzicato Fiveをきっかけに、フリッパーズ・ギターやORIGINAL LOVEなどいわゆる”渋谷系”なるところを聴き始めます。
そのような曲を中心に聴いていたある日、僕は人生を変える一曲と出会います。
〈Negiccoとアイドルポップス〉
Negicco「アイドルばかり聴かないで」(2013年)
そう、Negiccoの「アイドルばかり聴かないで」です。
この曲は色々と衝撃的でした。
僕自身、育ちは東京ですが生まれは新潟ということもあり、Negiccoの名前はなんとなく知っていました。
とはいえNegicco含めそれまでアイドルには全く興味がなく、アイドルの曲を聴くことにも若干の抵抗を感じていました。
そんな2016年1月末、YouTubeでなんとなく「小西康陽」と検索した時にヒットしたのがこの曲です。
恐る恐る聴いてみたのですが、これがまあよかった。
小西さんらしいメロディーに合わせて歌う3人のアイドル、その3人の歌声がそれぞれ「ピタッ」とハマっている気がして一気に引き込まれました。
それと小西さんは他にも様々楽曲提供されていますが、女性グループに提供しているイメージがあまりなかったので、サビの3人のハーモニーもとても新鮮でした。
これがNegiccoにハマるきっかけなのですが、最初はこの「アイドルばかり聴かないで」ばかり聴いていました笑(MV何回も観たりアイドルばかり聴かないでのLIVE映像漁ったり)。
その後せっかくだから他の曲も聴いてみよう、と思い聴いたのが「サンシャイン日本海」と「光のシュプール」です。
Negicco「サンシャイン日本海」(2014年)
Negicco「光のシュプール」(2014年)
この2曲を聴き、クレジットを見ると田島貴男さんの名前が…
その時それまで僕が聴いてたものとNegiccoが線でつながったような気がしました。
その後CDを色々と買い、本格的にNegiccoにハマっていくことになります。
そしてNegiccoをきっかけとし、バニラビーンズやWHY@DOLL、RYUTist、アイドルネッサンス、Tomato n' Pineなどのアイドルにも興味を持つようになり、現在に至ります。
〈星野みちるとVIVID SOUND〉
またNegiccoにハマり始めたのとほぼ同じ時期に、星野みちるにもハマることになります。
きっかけはやっぱり小西さん。
星野みちる「夏なんだし」(2015年)
このいい感じに力が抜けたみちるさんの優しい歌声に引き込まれ、こちらもCDを買いハマっていくようになります。
ちなみに僕は、みちるさんのアルバムの中では2ndの「E・I・E・I・N VOYAGE」が特に好きです。
この「E・I・E・I・N VOYAGE」のCDの帯に書かれている
「アイドル? サブカル? 私は私です。」
という文章がみちるさんの立ち位置を絶妙に表しているのではないか、と僕は思います。
さて、みちるさんをきっかけにVIVID SOUNDを知ることになります。
同じVIVID SOUNDレーベルとして次はこちらをあげたいと思います。
SOLEIL「Pinky Fluffy」(2017年)
今話題のSOLEIL、色々なメディアにも取り上げられているようで勢いがありますよね。
60年代っぽいサウンドがなんとも心地よく、ステレオではなくモノラルというあたりにもこだわりを感じます。
もう1つ、僕が2017年最も衝撃を受けた男性アーティストがこちら
ブルー・ペパーズ「Retroactive」(2017年)
2017年5月に発売されたみちるさんのアルバムで楽曲提供をしていたこともあり、ブルー・ペパーズという名前は知っていたのですが、YouTubeでこのアルバムの視聴動画を観てみたらとっても良かった。
これ聴いてすぐネットでポチって購入したのでした。
このアルバムの中では2曲めの「秋風のリグレット」が特にお気に入りです。
みちるさんをきっかけに、となるとこちらもあげておきたいです
microstar「She Got The Blues」(2016年)
「ザ・シティポップ」という感じがたまらないこちらの作品、最高です。
みちるさんの2ndアルバムの完成度の高さは、このmicrostarも手がける佐藤清喜さんの存在が大きいのではないでしょうか。
〈フィロソフィーのダンスと宮野弦士〉
さて時系列的には少し前に戻りますが、2017年1月に新たな道が開けます
フィロソフィーのダンス「アイム・アフター・タイム」(2016年)
Negiccoとみちるさんが出演するということでチケットを取った2017年2月の湯会、のちに出演者として追加されたのがフィロソフィーのダンスでした。
「せっかくだから湯会に向けて予習していくか〜」と軽い気持ちで聴いてみたらこれが良かった。
「Funky But Chic」をテーマにしていることもあり、とにかくカッコいいという印象を受けました。
Negiccoを筆頭に他のアイドルでも「カッコよさ」を感じることはありましたが、フィロソフィーのダンスからはその印象をより強く受けたのです。
またフィロソフィーのダンスの曲はソウルやファンクといったブラックミュージックをベースにしているものが多いのですが、それまでそのジャンルはほとんど聴いてなかったということもあり、僕にとって新鮮でした。聞き分けやすい4人の歌声も耳に残りやすかったです。
早速当時発売されていた唯一のアルバム、「FUNKY BUT CHIC」を購入し、来たる湯会に向けてリピートリピート…という具合にハマっていきました。
またこれをきっかけに、フィロソフィーのダンスで多くの曲を手がける宮野弦士さんにも興味を持ち始めます。
その趣味や言動から「宮野弦士デロリアンでタイムスリップしてきた説」「宮野弦士成仏できなかった80年代の青年の霊魂説」(いずれも本人のTwitterより)といった説が噂される宮野さんは、フィロソフィーのダンス以外にも楽曲を提供しています。
寺嶋由芙「天使のテレパシー」(2017年)
これもその一曲。フィロソフィーのダンスではファンク色の濃い楽曲も少なくないですが、このようなちょっと懐かしさのある正統派アイドルポップスも個人的には好みです。
MELLOW MELLOW「マジックランデブー」(2018年)
これはNegiccoのプロデューサーconnieさんもTwitterで「これはヤバい」とコメントされていた一曲です。
フィロソフィーのダンスはもちろん、宮野さんの楽曲もできるだけ追いかけていきたいと思います。
〈フリッパーズ・ギターとネオアコ〉
2018年の秋から冬にかけて、フリッパーズ・ギターやネオアコにハマり始めます。きっかけはゼミ論です。
フリッパーズ・ギター「Goodbye, our Pastels Badges / さようならパステルズ・バッヂ」(1989年)
前期のゼミで「音楽と空間」をテーマにレポートを書き、その中で”渋谷系”についても触れていました。後期で書き上げるゼミ論では”渋谷系”をもっと掘り下げよう、ということで焦点を当てたのがフリッパーズ・ギターでした。
フリッパーズ・ギターも前から聴いていましたが、そこまで深く調べたことはありませんでした。せっかくだから色々調べてみたいと思い、「フリッパーズ・ギターが日本の音楽シーンに持ち込んだ革新性」をテーマに雑誌や本から情報を集めました。
情報を集める中で彼らが影響を受けたアーティストの名前が色々と挙げられており、これをきっかけにネオアコに興味を持ち始めます。
Aztec Camera「Oblivious」(1983年)
Haircut 100「Favourite Shirts (Boy Meets Girl)」(1982年)
フリッパーズ・ギターを含めたこれらアーティストの共通点として、「爽やかさ」が挙げられるのではないかと個人的には思います。
うまく表現できないのですが、なんかこうスッと耳に入ってくる感じがあって、もう何年も前から聴いているような心地良い感覚が好きです。カッコつけててもそれが全然嫌な感じしないんですよね。
これをきっかけに、他にもOrange JuiceやThe Pale Fountains、The Pastelsなども聴くようになりました。
〈加納エミリとニューウェーヴ〉
2019年3月、TwitterであるMVが流れてきました。それがこちら。
加納エミリ「ごめんね」(2019年)
初めて観たときは「あ、なんか面白いな」という印象だったのですが、なぜか気づくと毎日再生するのが日課になり、そのまま加納エミリワールドへと引き込まれていくのでした。
”NEO・エレポップ・ガール”と名乗る加納エミリさんですが、僕自身エレクトロ・ポップやシンセポップ系はあまり聴いたことがなかったので、新鮮に聴こえたのもハマった要因の一つではないかと思っています。
エミリさんのインタビュー記事などを読んでみると、自身が影響を受けたアーティストの名前が様々挙げられていました。
そしてそれらを片っ端から聴いていくというお決まりのパターン。エミリさんをきっかけに、また新たな世界が広がったのでした。
Dead Or Alive「You Spin Me Round (Like A Record)」(1985年)
Electric Light Orchestra「Shine a Little Love」(1979年)
Orchestral Manoeuvres In The Dark「Enola Gay」(1980年)
Spotifyにエミリさんが選曲されたプレイリストがあるのですが、そちらも非常に興味深いです。
エミリさんに関しては、個人的にフリッパーズ・ギターと似た要素があるのではないかと感じています。それは、自身が影響を受けた音楽を自らの作品に反映し、”再構築”するような感覚です。
曲の作り方とかは異なっていると思うのですが、なんか感覚的に似ている印象です。
そう考えると僕がエミリさんに惹かれたのも腑に落ちる気がします。
また、日々のTwitterやInstagramの投稿でエミリさんが影響を受けた作品を知ることができるのも、なんだか新鮮で嬉しいです。
秋にはアルバムが発売されるので、これからも目が離せません。
〈おわりに〉
以上、あまり一つのアーティストには焦点を当てず、「どのアーティストにどのようなきっかけで興味を持ったか」を中心にまとめてきました。
もちろんこれらをきっかけに他にも色々なアーティストに興味を持つようになり、聴く範囲が一気に広がりました。
個人的にはこのようにアーティストとアーティストのつながりから自分な好きなものを発見して好きになる、という過程が音楽の楽しみの一つなのではないかと思います。
まだまだ知らないアーティストがいたり、踏み入れてないジャンルがあったりするので、これから先も楽しみは続きそうです。
以上、ほぼ自己満足な形でまとめてきました。
長文でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また気が向いたら更新したいと思います。
