はぁい、みなさん。
またも、またも、例の時間がやってきましたよ。
そう。あの史上もっとも重要でないブログ記事。
情熱ピグ陸の時間ですよ。
この書き出しも懐かしいほどですね。
過去の情熱ピグ陸はサイドバーにリンクが張ってあるので、そちらからどうぞ。
今回取材したのは誰でしょうか
そこのあなたも、ワクワクしていますね
（桃太郎電鉄風に）
スペシャルなゲスト出演者も出てきますよ
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ちなみにマホさんは、シンプルなボンビーが出るタイプが好きです。
天地がひっくり返るような悪者が出てくるやつは、なんかやりすぎな気がするわ。
ま、桃鉄についてはまた詳しく書きましょうね。フフフ。
誰のでも作ってあげるわけではありません。
取材甲斐のある方、私とフィーリングが合う方、
地雷が無い方に限ります。
マホさんは褒められて伸びるほうだから、
「なによ、これ！」なんて本気で言う人とは仲良くできません。
こちらの点、ご了承ください。
基本的にツッコミはありません。
情熱大陸のパロディなので、深く考えずに楽しんでください。
チャッチャチャーラチャー
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ナレーション
世界のアイドゥ、マホのプロモーションビデオで衝撃のデビューをした女優、ぐるぐる。
愛称、ぐるこ。
関連記事 ＰＶ「出かける時は忘れずＫＮＥＥ！」
しかし、彼女はどこの事務所にも所属してないということを皆さんはご存知だろうか。
理由を聞けば複雑な事情があるのだという。
我々はぐるこの深刻な顔に恐れを感じながらも、好奇心を抑えきれず取材を申し込んだのだった。
（画像：マホＰＶ「出かける時は忘れずＫＮＥＥ！」でのぐるこ）
某月某日
ぐるこにアポイントメントを取ると、ちょうどリサイタルへのゲスト出演中であった。
「イソジン・スルー・ザ・ノゥズ」を
熱唱するぐるこ。
マホのリサイタルで、時折歌っているのだと言う。
鼻の中をイソジンが駆け抜ける様子が伝わってくる。
我々スタッフの中にも、そっと目頭を押さえる者が続出していたが、
明るいスポットライトの下に居たぐるこには見えなかったかもしれない。
コスプレをしてくる熱烈なファンも、会場にきていた。
極秘ゲストの予定だったのだが、
前日のリサイタルでマホが
「明日はスペシャルゲストがいまーす！名前はぐ・・・これ以上は言うまいて！」と
宣言していたのだとか。
さすが世界のアイドゥ。段取りなど気にしない様子だ。
ぐるこ「マホちゃんらしいや。」
ぐるこはそんなマホを優しく労わる。
熱い友情がそこにはすでに確立されているようだ。
リサイタルの後、労を労い合うふたり。
マホ「これ、例の特効薬、ぐるこちゃんのために持ってきたの！」
ぐるこ「例のやつ！？やったー！！」
売り切れになると困るということで、効果や名前についてはここでは紹介できないが、
ふたりの元気の秘密、ということだけお伝えしておこう。
マホが帰り、しばしまどろむぐるこ。
スタッフもそれを静かに見守る。
情熱ピグ陸のスタッフは、こちらから話しかけることはしない。
本人が話したくなった時が撮り時と決めているのだ。
それから１２時間後。
ぐるこ「にゃーこ。」
ようやくぐるこが声を発した。
ぐるこ「疲れている私を慰めるようにすりよってきてくれるんです。」
王座に腰掛け、愛猫を呼ぶぐるこ。
足音ひとつ立てず歩み寄ってくるにゃーこ。
甘い声で呼びかけたぐるこだったが、
にゃーこ「
」
と返事がかえってきた。
ぐるこ「きょ、今日はちょっと意志の疎通がうまくいかなかったかしら。」
猫は飼い主ではなく、家につくと言われる。
まさにそれを体言してみせたぐるこであった。
ぐるこ「最近、仕事が忙しくてお留守番してもらうことが多いんです。
だから、仕方ないのかな。
もっと相手してあげなくちゃ。」
表面で冷たい顔をしていても、実は飼い主を欲している。
やはりぐるこはすべて分かっているのだ。
命を預かる責任を知っている、ぐるこだからこその発言である。
ふと、そこに謎の執事が現れた。
執事「ぐるぐる様、そろそろお時間です。」
ぐるこ「わかったわ。お仕事ね。」
予定ではテレビも舞台も入っていない。
一体どのような仕事をするというのだろうか。
ぐるこ「私が事務所に所属していない理由をお教えしますわ。
ついてきてください。」
そしてたどり着いた、北欧の地。
羊達が戯れる草原で、羊の姿に変身したぐるこがそこに居た。
驚愕するスタッフ。
しかし、ぐるこは真剣なまなざしで羊に問いかけている。
ぐるこ「メ～エ。」
何度もぐるこの声を聞いているうち、
我々にも変化が・・・。
不思議なことに、ぐるこや羊達の気持ちが鳴き声から伝わってきたのである。
ぐるこ「メ～エ。（ねえ、あなた達のほしいものは何？）」
羊「メ～～エ。（貴様は誰だ！）」
しかし、突然現れた新顔のぐるこに簡単に心を開いてくれない羊達。
ぐるこ「メ～エ。（私はぐるこ！あなた達の友達よ！）」
羊「メ～エ。（なにしにきたんだ、これでも喰らえ！）」
強烈な一発を喰らってしまった。
倒れそうになるぐるこ。
しかし、そこを踏ん張り起き上がった。
一体、ぐるこは何者なのだろうか。
さらに悪そうな羊達が現れた。
ぐるこを尻目に、ひそひそと笑いあっている。
我々スタッフもこれには一瞬怒りを覚えてしまった。
必死で声を掛けている者に対して、なんと酷い仕打ちだろうか。
しかし、ぐるこの決意は固かった。
瞳に光った涙を拭い、キッと空を見上げる。
そして・・・
ぐるこ「メ～エメエ。（ぐるぐる～ぐるぐる～ぐるこさみん！）」
と両手を空高く突き上げた。
するとどうだろう。
１２月の寒さに弱っていた牧草が、まるで春の芽生えを迎えたように
生い茂っていったのだ！
ぐるこ「メエメエ！（ここの草食べ放題よ！）」
これには羊達も、顔を真っ白にして驚き（一匹は黒いままだったが）
歓喜の声を上げた。
羊「メエメエ！（ぐるこ！ぐるこ！）」
ぐるこを囲んで称える羊達。
ぐるこ「メエメエ～。（私たちは同じ地球に生まれた仲間！助け合いよ！）」
その言葉に胸が詰まる思いがしたのは、羊だけでなく我々も同じであった。
羊「メエ？メエ？（ぐるこは一体何者なの？）」
ぐるこ「メエ・・・・・メエメ～エ。（私は・・・・・実はサンタクロースなの。）」
羊「メエエ！？（マジでぇ～！？）」
なんということだろうか。
さすがの我々でも、これまでサンタクロースに取材をしたことはない。
先ほどの超常現象を目の当たりにして、
ぐるこがサンタクロースであることを否定することは我々にも出来ない。
しかし、まさかこんなに近くにサンタクロースが・・・。
しかも、老人ではなく若く美しい女性の姿で現れるとは思いもよらなかった。
人の姿に戻ったぐるこのソリに同乗して飛んだ先。
そこは南の島だった。
ぐるこ「驚いたでしょう？でも、サンタにもいろいろ居るんだってことを知ってもらいたかったの。」
詳しくは聞くことができなかったが、
現在サンタクロースは免許制になっているのだとか。
ぐるこも数年の猛勉強、猛特訓の末やっと念願のサンタクロースになれたという話であった。
ぐるこ「海には体を癒す作用があるんじゃないかな。
仕事が終わったら私はすぐここに来ちゃうんですよ。」
気の置けない友人と楽しい時間をすごすぐるこ。
まだ幼さの残る笑顔が垣間見えた。
しっかりと仕事とプライベートを切り替えているのだ。
木陰で休むぐるこ。
謎の水音が聞こえたが、きっとそれは我々の気のせいであろう。
次回、情熱ピグ陸 ぐるこ後編。
氷河期に現れた天使
ご期待ください。
