情熱ピグ陸
よしこ後編です。
ちなみに、「熱中の母 mother with passion」とありますが
英語の意味としては
「情熱を持った母」というイメージで訳してもらいました。(自動翻訳機に←・・・)
では、後編、いってみよ
某月某日
取材陣がよしこを訪ねると、よしこは海に出掛けていた。
よしこ「今日はお友達に付き合って来たんです。」
恋に破れたお友達を慰めに来たとのこと。
友達のために声を荒げるよしこ。
夏の終わりの海に、よしこの 呪いの呪文 がこだました・・・。
海から帰って、最新作の撮影に向かうよしこ。
よしこ「なんだか恥ずかしいわ。こんな服初めてだから。」
それでも、スタートの声が掛かればパッと表情を変える。
本作「チャリーン ズ エンジェル」は
小銭のために命をかけて闘う、強い女性を描いた作品。
よしこの得意とする演技だ。
CG加工された後の映像を思い浮かべながらの演技は
通常より難しいと言われる。
しかし、よしこには完成形がはっきり見えているかのように
一発OKの山を築いていった。
よしこ「こんな撮影初めて!ドキドキしちゃう!」
カットの声にパッと笑顔をみせたよしこは、まるで荒野に咲いた ウツボカズラ のようだった。
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よすぃーもとNEW喜劇の舞台にも時折あがるよしこ。
よしこ「フィールドや、シナリオは普通の舞台とは全く違うけれど、
演じること、お客さんを喜ばせることには、違いは無いんです。」
よしこは自分の仕事に誇りを持っているのだ。
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アホの坂田の歌が入ってます
売れっ子よしこのスケジュールはぎっちり詰まっている。
占いもできるよしこを取材しに来たのは、
おげれつテレビ「下着占い」のスタッフ。
よしこ「ピンクのかぼちゃパンツを履いているあなたの運勢は・・・」
ここから先の占い結果は、
おげれつテレビ「下着占い」で。
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そしてついに、よしこ念願の
「マホ柳徹子の部屋」に出演の日がやってきた・・・。
ピリピリした現場に、よしこも心なしか緊張しているように見える。
女優としてデビューする前から、
ずっと出たいと願っていた、「マホ柳徹子の部屋」。
芸能界の重鎮、マホ柳徹子とどのようなトークバトルを繰り広げるのか・・・
業界のみならず、なぜか漁業の世界からも熱い視線が注がれた。
世紀の瞬間。
マホ柳徹子の紹介に立ち上がるよしこ。
いつもの穏やかな口調では無かった。
やはり緊張する仕事。
皆が望む「よしこ像」を演じている・・・我々は取材を続けているからこそ、
それに気付くことが出来たのだ。
しかし・・・!
徹子「あなた、女優さんでらっしゃるから、
こういう時もつい演技がかっちゃうのかしらね。
普段のよしこさんを見せて頂けないかしら?」
徹子は、よしこの一言だけで見抜いてみせた。
女優歴120年のマホ柳徹子。(年齢は非公開)
よしこの太刀打ちできる相手ではなかったのだ。
そっと、ほぐれていくよしこの心。
徹子「あなた、お笑いもやるんでしょう?なにか面白いことやって。」
そんな無茶ぶりにも、素直に応える。
冴え渡る徹子。
自分が理解できない笑いはバッサリだ。
このシビアさに、一瞬萎縮したよしこだったが
そのあとすぐに得意のドSネタ「血ヘドを吐くまでやっつける!」を披露し
徹子に立ち上がっての拍手をさせることが出来た。
ここ最近、出ていなかった
徹子の「熱中ね!」を
初出演で口走らせたのは、よしこのほかには出川哲朗しかいない。
とても誇らしい結果となった。
撮影後、よしこの元へ直撃すると・・・
よしこ「私の本質を見抜いてくれた・・・マホ柳さんは、やっぱりすごいわ!」
感慨深げに、マホ柳徹子のシャンソンを聴いていた。
マホ柳徹子の歌には電気が走っているのか、
よしこの体が透けてみえたような気がした・・・。
そして、最後の密着の日がやってきた。
この日は、サッカー番組のコメンテーターの仕事だった。
よしこ「サッカーはいいですね。」
番組MCのマホと、軽快にトークをすすめていく。
参考記事 情熱ピグ陸 マホ編
これまでこのような番組には出たことがなかったよしこ。
我々情熱ピグ陸のスタッフのために出演してくれたのだろうか・・・
とても内容の濃いサッカー談義。
生放送なのがもったいないくらいだ。
おなじみの、
「あなたのソウルを描きます!」が始まった。
マホ画伯が、ゲストの魂の姿を描き出す、スピリチュアルなコーナーだ。
よしこの繊細さ、儚さ、そしてあふれ出る情熱が、
見事に表現されている絵だ。
よしこ「なんて素敵!!!これ、視聴者プレゼントにしてください!!!」
よしこのたっての希望で、こちらの絵画を1名の方にプレゼントすることに。
詳しくは番組の最後にお知らせします。
よしこ「・・・こんなに私のすべてをさらけ出せるなんて
思いませんでした・・・。
サッカー番組は、ピグ陸のために受けたんじゃないんです。
ずっとやってみたかったことを、自分を追い詰めて・・・
挑戦してみたんです。だから、本当は自分のために受けたの。
この番組、情熱ピグ陸が・・・私の背中を押してくれたんです。」
アン「にゃにゃにゃー。」
よしこ「アンったら・・・。そんな嬉しいこと言わないで・・・。」
いや、よしこが情熱的なのではなく、情熱がよしこに属していると言うほうが正しいかもしれない。
そしてその裏には、繊細で儚くて、しかし強いよしこがあったのだ。
まだまだ、たくさんの表情を隠しているよしこ。
これから様々な分野に登場する度に、新しい よしこ を見せてくれることだろう。
また、よしこに会いに来よう、そう心に決めたピグ陸スタッフであった。
END
番組で紹介した、「よしこのソウル」を抽選で1名様にプレゼントします。
ご希望の方はハガキに
住所・氏名・年齢・電話番号・番組の感想を
お書き添えの上、
まったりテレビ「情熱ピグ陸」宛てにご応募ください。
本日の消印のみ有効です。
当選者には商品の発送をもって発表に代えさせて頂きます。
次回の情熱ピグ陸は「アネット 」さんを予定しています。ご期待ください。