どーも、デグー の ボルトさんの件です。
2018年から一緒に暮らしているボルト。
オスです。
足が速いのでウサインボルトさんにちなみました。
ミドルネームは、あっちこっちジャンプするので、ジャッキーチェンから、ジャッキーになりました。
夫が関東にデグー を迎えるべく向かい、本来買う予定じゃなかった色のオレンジ色のボルトさんが来ました。
たくさんいる中で、1番に夫のところに寄って来たため、うちに来ることになりました。
新幹線で北海道にはるばる来て7年。
すっかり函館デグー です。
夫はボルトさんを愛していますので、エサ、環境、おもちゃなどなどたくさん調べて購入し、ものすごい種類のエサと草がうちにはあります。
うちには「草食べ放題」の契約で来ていただいてるので、色んな種類の草を食べ放題です。
たまに奥歯が伸びてしまって、獣医師先生に切ってもらうという、イベント以外は元気。
ケガもなく、快便。
フンを人間の床に飛ばしてくる。フントラップも仕掛けてきます。
デグー 用ではない大きなまわし車を、ビュンビュンに走って元気。
走ると私に褒められます。
「うわーかっこよく走ってるねすごいね!」
そのほかの褒め言葉としては、
「かわいいね!」
「お耳がギザギザだね!」
「しっぽがキモチワルイ!」
「まつげが長いね!」
「眉毛が村山総理みたいだね!」
「かわいいお手手!」
「かわいいお耳」
(以下身体の各部を同様に)
「生きてるだけでありがたいよ」
「生きてるだけでえらいんだよ!」
「いい子だねー!」
など、途中悪口もありましたがそんな感じで日々褒められています。
褒められていました。
人間1(私)と人間2(夫)は月曜日から頑張らせていただいたところですが、さきほど土曜日15時頃ボルトさんは星になりました。
お先にバイビーと行かれました。
デグー の平均年齢を超えた7歳でしたので、もう年齢のせいもありますが胸水が溜まり、呼吸が苦しく、札幌から酸素の機械を急ぎ取り寄せ、家のケージを酸素室にし、それはもうまるで銭湯の火加減職人ばりに、酸素濃度を気にして扉を開け閉めして、酸素濃度40パーを安定供給できるようつとめました。
数日前から、主食の草を食べてなさそうなのに体重が減らずもともと300gくらいあり、同じく食べなくなると動物病院へ連れて行き、歯を削る手術をしてもらってました。
いつも獣医さんに連れて行くと「これだけ体重あるならねぇ…(まだ連れてこなくても大丈夫だっただろうけどもの意)」と言われるので、今回は体重減らないので、すぐ病院連れて行かずのんびりしてました。
土曜日には私の肩に飛び乗って元気を見せてくれたのですが、日曜日には元気なく、月曜日朝にはハァハァしていて、こりゃいかんと朝のうちに夫が病院連れて行きました。
グッタリして、先生は急いで酸素を取りに行き、夫に酸素を口に充てるよう指示してきたそうです。
夫は今生の別れを覚悟したらしいです。
夕方迎えに行き話を聞くと、
「老衰」「胸水が溜まり呼吸が苦しい」「酸素室に入れると楽になると思う」「札幌から酸素の機械取り寄せれる」「薬出す」「往診もやってる」
そんな感じでした。
連れて帰り、その日は酸素のない状態で過ごしてもらいました。
火曜日、人間たちは仕事に行きました。
心配で人間2は昼休みに様子を見に帰るほどです。
まだ酸素はありません。
えんばくや、コーンを食べてくれて、青汁も初めてあげたのに飲んでくれました。
水曜日、人間1は仕事、人間2は休み。
機械が届き、酸素室を作り入ってもらいました。
先生に往診に来てもらい、酸素室を見てもらってアドバイスをもらい、30%しかいかなかった部屋が40パー行くようになりました。
何かできることはとアドバイスを求めると、
「これだけやってたら十分できることやってます」というようなことを言われ人間少し安心しました。
ボルトさんは薬入りのえんばく団子を食べましたえらい。
木曜日、人間1は仕事、人間2は休み。
なんらかの豆をかじってくれた。
口呼吸し始める。人間1は今までの最短記録で家に帰る。
金曜日、人間1休み、人間2仕事。
(心配で二時間で帰ってきた)
口呼吸の開き具合が半分になり心配する。
土曜日、2人とも休み。
15時頃、ボルトとっても頑張った。頑張って星になりました。
人間1は、葬儀について調べたいのに文字を読もうとするも文字がユラユラに見えるので、休んでおくよう言われた。
ここまで毎日人間1は多くて6時間、少なくて3時間睡眠を続けている。先日手相占いで8時間以上寝ないとダメだと言われた人が。
人間2に至っては2時間から4時間くらいの間でしか毎日寝れてない。
3人とも満身創痍である。
1人は星になったくらいである。
最期の様子は、
酸素室から出すとボルトが苦しくなるので、最期まで出さない方針だったけど、最後の最後、ボルトが入り口に来て出してほしいと人間たちのところに来たので決断し出して手の中で亡くなった。
人間たちは震えているので、ボルトがいつ亡くなったのか、心臓が動いているのかわからないまま、とりあえず酸素のホースを当て続けた。
しばらくそうして、タオルに載せてあげた。ボルトがペットショップからうちに来た時入ってたケースに入れた。
(人間2がちゃんととっておいた)
亡くなったら人間たちはメンタル的にもう笑えなくなるのではと思っていたが、
「目を閉じてあげよう…え、閉じない。無理矢理閉じると…顔が村山総理みたいになっちゃうwww」と早速笑えた。不謹慎である。
しかし、家全体が壮絶な戦いの跡となっているのね、ことあるごとに一歩歩くたびにもう、思い出して泣き、何も手につかない。
居間で寝れるようにし、どのエサを食べてくれるか、どうすれば食べるかとキッチンは薬剤調合室のようになっており、床もテーブルも廊下もわやである。
スプーン一つにしても、プラ、金属、アイスの木のやつと試し、木のやつがよいと気づきそれで薬やエサをあげるようになど、とにかく工夫しできることは全てやった。
湿度を上げたらいけないと洗濯物は最小限にして遠い寝室に干すなど工夫した。
そうした戦いの末私は休めと言われ今これを書いている。
3人家族だったが、2人暮らしになってしまった。
ボルトはいつまでも家族である。
クルミを持って猛スピードで走っているので足がアニメみたいになってるボルト。
人間はこれからも生きていかねばならぬので、やれることをやるぞ!
ちゃらんぽらーん







