おはようございます。Shinoです。
最近、「中国がレアアースの輸出を制限した」というニュースが報じられました。
その件についてChatGPTと壁打ちして理解を深めたので、ついでにアメブロでも共有しておきます。
間違ったいるところがあったらすみません。
現状把握と理解促進にはなると思います。
ニュースとしては外交や資源の話に見えますが、実はこの問題は、スマートフォンや家電、自動車の価格や供給、さらには私たちの生活コストにも関わる、非常に身近なテーマです。
まず、レアアースとは何か。
レアアースとは17種類の金属元素の総称で、現代の高性能な製品を支える重要な材料です。スマホのスピーカーや振動機能、電気自動車(EV)のモーター、風力発電設備、精密機器などに使われています。
「小型化」「高性能化」「省エネ化」を実現するために、レアアースは欠かせない存在です。
重要なのは、レアアースは掘り出しただけでは使えないという点です。
レアアースは岩や泥の中に微量に含まれており、他の金属と混ざった状態で存在しています。そのため、採掘後に不純物を取り除き、種類ごとに分離し、工業製品に使える形に加工する必要があります。
この「加工・精製」の工程こそが、今回の問題の核心です。
加工では、強い酸やアルカリなどの化学薬品を大量に使用し、有害な廃液や廃棄物が発生します。鉱石の種類によっては、トリウムなどの放射性物質が含まれることもあり、長期的な管理が必要です。
日本や欧米のように環境規制が厳しい国では、この工程を国内で行うとコストが大幅に上がり、採算が合わなくなります。
その結果、レアアースの加工・精製は、長年にわたって中国に集中していきました。
現在では、世界のレアアース加工の約9割を中国が担っているとされています。
世界中で採掘されたレアアースは、最終的に中国で「使える形」にされてから各国へ供給される、という構造が出来上がっています。
この構造の中で、中国が輸出を制限すると何が起きるのでしょうか。
加工済みレアアースが止まると、スマホや家電、自動車などに使われる部品が不足します。すると、生産が遅れたり、工場の稼働率が下がったり、作れる数量そのものが減ったりします。
供給が減る一方で、需要が大きく変わらなければ、価格は上がります。
これは市場のごく基本的な仕組みです。
つまり、レアアースの規制は、最終的に「製品の値上げ」という形で私たちに跳ね返ってくる可能性があります。スマホや家電が高くなる、車の価格が上がる、といった影響が現実的に起こり得るのです。
今回の問題をより複雑にしているのが、ジクロロシランという物質です。
ジクロロシランは、半導体を作るために必要な材料の一つで、高純度のシリコンを製造する際に使われます。
半導体は、スマホやパソコン、家電、自動車、AI関連機器など、ほぼすべての電子機器の中核を担っています。
中国は、日本から輸入しているこのジクロロシランについて調査を開始しました。
調査という形を取っていますが、実質的には輸入を遅らせたり、規制につなげたりする可能性があります。
もしジクロロシランの供給が滞れば、中国国内での半導体生産に影響が出ます。そして半導体は世界中で使われているため、その影響は中国だけでなく、日本や他国にも波及します。
レアアースとジクロロシランに共通しているのは、代替がすぐに効かないこと、そして特定の国への依存度が高いことです。
効率やコストを最優先にしてサプライチェーンを構築した結果、一国の政策変更が世界全体に大きな影響を与える構造が生まれました。
この問題は、「中国が悪い」「日本が悪い」という単純な話ではありません。
安さと効率を追求した結果として、こうした依存構造ができあがった、という側面があります。
ただし、その構造が国際情勢の変化によってリスクとして顕在化した、という点が重要です。
今回のレアアース問題は、かつて主流だった「効率最優先のグローバル化」が転換点を迎えていることを象徴しています。
世界は今、「とにかく安く作る」よりも、「止まらずに供給できること」を重視する方向へと価値観を変えつつあります。
これは遠い国の資源や外交の話ではなく、私たちの日常や物価、生活の安定に直結する問題です。
レアアースやジクロロシランをめぐる今回の動きは、これからの世界経済が「効率」と「安全」をどう両立させるのか、その難しさを私たちに突きつけていると言えるでしょう。
