寺西勇が入場し、リングインするなりコーナーに駆け上がり

大観衆に向かって両手を挙げガッツポーズグー

こんな寺西、初めて見た!!

時は1989年6月5日。場所は日本武道館。

世界ジュニアチャンプ、百田光雄に挑戦する

寺西には久々にスポットが当たるような大一番。

寺西のシングルでスポット当たるなんて

初代タイガーの新日最後の試合以来ではないだろうか?


二人の入場時、どちらかというと寺西コールが

百田コールよりも多く、百田に対してはブーイングも起こっていた。

このブーイングを浴びせてたファンの中には、

ほんの2、3ヶ月前には熱狂的な百田コールを

してたのもいたはずだ。

ライバル団体の黒vs黒のストロングスタイルに対抗するかのように、

この白vs白のアラフォー対決は百田の

首固めで勝負は決する。


3カウント間際に寺西の足がサードロープに

掛かったのではないかと、

場内はロープコールが起こるが、

その日はメインの鶴田vs天龍を筆頭にこの後、

いくつかのビッグマッチが控えているため、

大会の進行を妨げないように

そのコールもさらっと自然消滅する。


寺西勇、一世一代の大勝負。


本当は試合後にもコーナーに駆け上がり、

両手を挙げる寺西勇が見たかったけど…