昨日から福岡出張に来ています。
おかげさまで初の「星の錬金術」も大盛況でしたが、レポートはゆっくりと書きますね。
あの東北関東大震災から今日で4年。
あの時わたしは上海のホテルに一人で滞在していました。
市場から帰ってきてカードを差し込み電源が入った途端、
朝つけたままにしていたTVがついて大画面のニュースを見たときは
なにかゴジラの映画の1シーンのようで何が起こったのか理解するまで時間がかかりました。
電話も通じない、PCも持って行かなかったので
あわててビジネスルームに駆け込んで情報を探したことを覚えています。
5月にヒーリングパラダイスを開催予定だったので
旅の前に紹介記事を自動予約してあったのを慌てて止めました。
わたしだけが何も知らずに明るい記事がアップされてるのが恥ずかしかった。
こうしてのうのうと旅行を楽しんではいけない気がした。
中国の人は無関心だったのに、タイに入ったとき、たくさんの人に声をかけられました。
「あなたは日本人ですか?大変ですね」
そのやさしさが身に染みて、わたしは日本人を代表してそれを受け止めました。
帰ってきてまず悩んだのが「5月のイベントを中止すべきか」という決断です。
日本中が悲しみに包まれ自粛ムードの中、はたして開催してもよいのだろうか?
とくに繊細な沖縄の人は痛みを感じすぎるくらい感じている。
まずわたしたちが感じたことはなにもしてあげられない「無価値観」だったと思います。
お金は物資を送ってすぐになくなりました。
小さな子供までがお菓子を我慢して募金したという話を聞いて涙がでました。
自粛すべきかオロオロするわたし、友人の恵美子さんに初めて叱られました。
「今までなにを学んできたの?
こんな時こそわたしたちがしっかりしなくてどうするの?」
その言葉はハートに刺さりました。
あのときほど考えさせられたことはありません。
わたしにできることは何だろう?
そしてヒーリングパラダイスをそのまま5月に開催することを決定しました。
水からの伝言の故・江本勝さんをお呼びして
講演会で得たお金を現地に送る水の費用として寄付させていただくという流れになりました。
わたしたちひとりひとりは小さな存在ですが、思いがひとつになったとき大きな力となる。
こんな時だからこそ、今やる必要があるのだと。
「震源地から一番遠い沖縄から元気を送る!」
わたしの決断を待っていたといろんな人に言われましたが
わたしたちひとりひとりに言えることです。
あれから意識が大きく変わりました。
これからも生きていく中でいろいろなことが起きてきます。
そんなときこそ
「意識と行動を変える」
それが今も伝え続けていることです。
あの震災からたくさんの気づきをいただきました。
わたしたちは決してこの日を忘れることはないでしょう。
本日14:46分
心をこめてお祈りいたします。