ブログを更新しました。と早速使ってみましたが。
今やアイドルも俳優も芸人も、その一つのお仕事だけでなく、趣味や特技からお仕事に繋げるのが普通になってきました。
僕もその中の一人で、時には芸人と名乗ったり、時にはマジシャンと言ってみたりアンケートにはフリーターと書いたりしてます。
そもそも芸人を目指した大学三年生の時は勿論漫才師になってM-1で優勝することしか考えていなかったし、
当時やっていた「爆笑オンエアバトル」をVHSに録画して沢山見ていたから人よりスタート早くて才能あるから、そっこーで売れると思っていた。
それが今では売れてもいなければ、漫才師でもなく、一人だし、もはやマジックをやっている。
色々なものを見て、経験し学んでいくうちに考え方、見え方は変わっていくもので自分の中にある根本が変わらなければいいかなと思っている。
僕の中にあるお笑い好きの部分は残し、表現の仕方を「漫才」から「マジック」にシフトした。
「シフトした」と書くと才能にあふれている感じになってしまうが、ただただ考え方を柔らかくしてみただけのこと。
少年サッカーでコーチがよく聞かれる質問で「DFを抜くにはどうしたらいいか」が多いらしい。
これもいつの間にか目的が「目の前に相手がいたら抜く」になってしまっているためだ。
サッカーにおいて一番の目的は「点を取ること」。
点が入ればDFは抜かなくていいのだ。
点を取る事において、選択肢の一つとして「DFを抜いてシュートをする」だ。
一見当たり前だし簡単なことなのだが、いざ当事者になると視界はキューっと狭くなり考えが寄ってしまう。
実際に僕自身、コンビとしてやっていた中で「こうあるべきだ。こうしなきゃいけない」という考えに大分なっていたと思う。
コンビ解散を告げられ、絶望感MAXでバイトをしている時、切っているネギと自分と向き合った際に「はっ」となった。
ちょっとした事で生活は大きく変わったりする。実際の状況はなんも変わってなかったりするのだが。
考え方をちょっと広くすることで見える景色は大きく変わるし楽になる。
そんなことを自分に言い聞かせて少しでも楽しい毎日を送ろうと心掛けながら、バイト中にサボる方法をいつも考えている。
あの時のネギありがとう。