こんにちは。
アンコールワットと云う世界遺産を知っている?
カンボジアのシュムリアップと云うところにある、800年ほど前の遺跡群。
中に入ると子供達がいた。でも、内戦で両親を失った子供達がほとんど。
ガイドをしたりパンフレットを売ったりして稼いでいる。
10歳の男の子は、巧みな英語でガイドをしてくれた。そうやって稼いで暮らしている。
カンボジアでは1972年から92年の内戦で多くの人が命を落とした。
そう、ほんの20年前まで弾丸が飛び交っていたということ。
遺跡の入口にあたる王宮の周りは、きれいに生え揃った芝生が陽の光を浴びてまばゆい緑色に輝いていた。
道の向かい側にテント屋台があってそこでご飯を食べた。
3人姉妹が寄ってきて、話しかけられた。洗濯された服をきているわけではないし、髪もバサバサだよ。
赤に黒い水玉のワンピースだったけれど、あちこちにシミがついて、ところどころ穴が空いていて、サイズもだぶだぶで、痩せた体が余計痩せて見えた。
よく聞くと、残り物を食べていいか?と言っている。
僕は、三人のご飯を追加注文して一緒に食べたよ。本当に美味しそうに食べていた。
15年前の体験だけれど、今でも自分のお腹が空くと、このことをよく思い出す。
あの姉妹は、もうひもじい思いをしていないだろうか、って思う。
あの時、もっとたくさんの子供達にご馳走できたらもっとよかったのに、とも思う。
こんな体験の積み重ねが魔法農業学園につながっているんだ。
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