望に何かしてやろうと考えていたら、望がTシャツの中に手を入れてきた。
「冷てっ!」
望の手は金属のように冷たくて、思わず飛び上がる。
「大げさなやつだな」
「なんでこんなに冷えてんだよ、お前の手は」
「手が冷たいやつは心があったかいからいいんだよ。お前は手ぇあったかいな」
布団の中で急に手を握られる。
冷たい手に触れても、熱はちっとも引かない。
「お前の心、真っ黒なんじゃね?」
「うるせーよ」
「にしてもあったかい・・・てゆーか、熱いな」
「うるせーな・・・欲情してんだろ」
「・・・う」
身体中が熱い。早くこの熱をどうにかしてしまいたい。
「・・・望」
「え?ちょっと・・・・・・、!?」
今度は浄華から望にキスをした。
すぐに離れようとする望の後頭部を押さえつけて固定し、逃れられないようにする。
舌を入れようとしたが、望は口をきっちり閉じてしまっている。
(このやろう・・・そっちがその気なら・・・)
浄華は望の鼻をつまみ、息ができないようにする。
「うぐ・・・あ、はあっ!」
苦しくなった望は案の定口を開き、浄華はその隙に舌を侵入させた。
「ん・・・うく・・・ぅっ!」
相変わらず離れようとするが、もちろん放してなどやらない。
何秒経っただろうか。
いい加減解放してやると、ぜいぜいと呼吸を繰り返した。
「お前、無理矢理はやめろよ!」
「口開けないほうが悪いんだろ。それに、これくらいで文句言って、このあと耐えられるのかよ」
「耐えれるわ!」
望は浄華のTシャツを掴んで限界まで捲り上げた。
望の突然の行動に、浄華は少し混乱した。
「・・・何してんの?」
「この間は俺だけ脱がして、お前は脱いでなかったよな。今日はお前から脱げ」