「何やってんだよ。夜が明けるだろ」
「…じ、じゃあ座って」

「?」
仕方なく、浄華は起き上がってベッドの上にあぐらをかいて座った。
「そうじゃなくて…っ!」
「あ?」
望の考えとは違ったらしい。
「お前が座れって言ったんだろ」
「だから…足が邪魔」
「どういう意味だよ。つーかいい加減にしてくれよ。やる気あんの?」
「あるに決まってんだろ!だからこうして…それで…そう!そのまま止まれ!」
最終的に、体育座りの状態から手を退けて少しのけ反り、足を軽く開いたような座り方で静止させられた。
浄華は率直に尋ねてみる。
「…それで?」
「…下手かもしれないけど笑うなよ」
「分かったから。それで何を…、…っ!?」
望が自分のウエストに手を掛けたので、浄華は動揺した。
「お前何する気だよ!」
「な、何って…フ…」
「言葉にしなくていいから!つーかやったこともないくせにできんのか!?できもしないことすんじゃねーよ!」
「できもしないって何だよ!誰だって最初は初心者だろ!やんなきゃ上手くもならねーだろーが!」
「どうせ途中で吐くだろ!」
「ホントにうるせえな!やるって言ったらやるんだよ!」
望は離していた手を再び浄華のウエストに掛けた。