先日マジック教室をひらきました!
Facebookで募集をかけたら一瞬で定員になってしまいました(((o(*゚▽゚*)o)))
それだけスプーン曲げに対して皆さん興味があるのだと実感しました。
いただいたアンケートでも興味があったという意見が圧倒的でした!
マジックの教室を開くとき必ず講義することがあります。
それは「サーストンの三原則」
マジックを演じる上での原則をサーストンというマジシャンが提唱したものです。
1 事前にこれからやるマジックの内容を明かしてはならない
2 同じマジックをその場で繰り返してはならない
3 タネを明かしてはならない
以上が三原則です。
ただし、以上はあくまで原則であり、法律的なものではありません。
ほとんどのプロのマジシャンは守っていないでしょう。
例えば
1 事前にこれから起こる現象を言うことともあります。
それは、超能力系のマジックなど、これから起こる現象を言うことによって注意を向けさせ、より良い驚きを与えることができる場合があります。
マジックの内容によりますので、はじめのうちは言わないのが無難です。
2 同じマジックをその場で繰り返す場合もあります。
例えば「カードが上に上がってくる」というマジックなど、何度も同じ現象を繰り返した方が不思議さが増す場合があるのです。
これらは大抵の場合、同じマジックに見えても、違うネタが隠されていたりします。
ネタも現象も同じマジックはもちろん何度も繰り返してはいけません。
3 ネタを明かすこともあります。
マジックのネタを明かすことはもちろんご法度です。
教えた時点でマジックの本来の輝きを失うことでしょう。
ダイヤモンドがただの石ころになったようなものです。
得意がってネタをバラす方が稀にいますが、ネタをバラしてもアジアの方の場合「なんだそんなことか」と思ってしまう方がほとんどです。
初心者の方が演じる場合は百害あって一利なしです。
絶対にやめてください。
ただし、ネタをバラしても良いとされるマジックもあります。
特に有名なのは「サッカートリック」と呼ばれるネタを明かして、「なんだ」と思わしておき、さらにスゴイ現象を行うテクニックです。
本来の現象をより際立たせるマジックです。
僕自身も何度も教えてくれと言われ、やむやむ教えたことがあります。
ですが教えてもやってくれればまだいいですが、聞いただけで満足し、お蔵入りになってしまう方がいます。
マジシャンにマジックのタネを教えろというのは極端に言えば、
自動車屋さんにタダで自動車くれ
とか
弁護士にタダで弁護してくれとか
とか
司法書士さんにタダで書類書いてもらうのとかと一緒のことだと思うのです。
せっかく資材を投げ打って教えているわけだから、覚えて欲しいのに
教え損になることのほうが多いのが現状です。
マジックをやっていると「なんで?」とか「どうやってやるの?」など言われることもありますが、その場合の返し言葉をいくつか用意しておくのが上手にマジックを演じるコツです(^^)
マジック初心者の方、またはこれからマジックをはじめる方は是非試してみてください。
http://www.ryo-magic.com/