たいせつな人

去年の６月上旬。

私には、とってもとってもたいせつな人ができました。


初めて一緒にお芝居をした２人。


ひとりは同い年で、もうひとりはひとつ上の年で、

彼らは２人とも口数は多くなかったけど、

周りをものすごくよく見ている人たちで、

わたしは２人に助けられてばっかりでした。


それから１ヶ月とちょっとが経って。

わたしたち３人は、それぞれ違うクラスへ進みました。


ひとりは映像クラスへ。

もうひとりは舞台の夜間部へ。

そして私は舞台の昼間部へ。


クラスが違うと、お互いの演技を観られる機会は全くなくなって

それぞれがそれぞれのクラスで稽古を重ねる日々が続きました。


そして、昨日。

別々のクラスになって、実に７ヶ月もの時間が過ぎた頃。

一足早く、夜間部のクラスの卒業公演がありました。


内容についてはここでは触れない。（長くなるから）


でも、内容とか演技力とか技術とかじゃなくて、

そもそもそれ以前の部分においてを。

自分のすぐ目の前で

これでもかというほど見せつけられたことが、

とても嬉しかったのと同時に

悔しくて悔しくて悔しくてたまらなかったのです。



だけど、おかげで思い出せた。

また助けられちゃったよ。


ことばじゃなくて自らの行動で示してくれる彼のことを

やっぱりわたしは尊敬していて

かなわないなぁっていつも思うけど

少しでも彼のいるところに近づきたいし認められたい。

同じところで戦いたい。



３人で組めてよかったって、

いつまでも言いあえるような自分でいたい。