
有村架純や松本潤主演の映画ナラタージュが間もなく上映される。
最近、映画の舞台として何度も登場する射水市の内川が、この度もナラタージュのロケ地となったことは嬉しい。
内川にはずっと昔から、ものすごく思い入れがあり、1994年(平成6年)12月発行の雑誌「VITA」19号(富山県いきいき長寿財団発行)で、紀行文「日本のベニス・内川近景」というタイトルで内川への思いを書いた。
当時私は、写真家の池端滋さん等と共に、年に何度か、各地を取材して紀行文を発表していたが、内川を「日本のベニス」と表現するときは、やはり本家ベニスと単純に比較されると異論が出るだろうなという懸念はあった。そして何よりも、運河と生活が一体となっている陰影のある水辺の景色の美しさや、暮らしとともに歩んできた水の歴史を伝えたいという

思いが、そのように表現させたのだと思う。
また、当時、内川べりに、スペイン人画家で詩人の敬愛するヒネス・セラン・パガンが住んでいたので、内川沿いの風景が悠久であることへの願いもあった。
その後、日本のベニスという表現への賛否があったが、少しづつ定着してきたことを嬉しく思う。