The Magellan -133ページ目
冬がくるまえに
旅支度をしよう
きみの見失った
ちいさな星の
無痛の光の
地平線を目指して
いちどにさいたはなは
いちどにせかいをあかるくし
ひとびとのこころをかるくする
そのみかえりに
いちどにくうきょをせおっても
てんにささげるうたがある
歌うことは
惚れること
胎内で種子が揺れる間に
燃えるような光が鎮まる
どこにも売っていない花束が
きみから手渡される夢をみて
物理の問題が解けたような
嬉しさに包まれる
雨の朝
残業続きで
目にしみる野山の光
スピッツのシロクマでも
聞こうかな

