メモ 辰巳 アガルート模試【ネタバレあり】 | magaterの予備試験勉強記録

magaterの予備試験勉強記録

とある予備試験受験生の勉強記録です。
受験仲間に競争心と仲間意識とやる気と勇気を!
※合格してないので格好良い法律記事は書き(け)ません。

模試一日前にまとめノートインプット開始。終わらず。


==辰巳模試==



■模試一日目反省等

【憲法】

 答案構成に時間かけすぎた(35分くらい)。

 原告の主張を厚く書きすぎた。

 立法事実と司法事実を明確に分けて検討するのを忘れていた。

 法律論は多分大丈夫。対立点と私見が噛み合ってないのが致命的。

 全体として時間をかけすぎた(80分~85分)


【行政法】

 審査基準の違法について趣旨から述べることが求められていたと思われる。構成段階で気づいていたが、落とした(時間が足りなかったのが原因→憲法の時間を削る)

 届出か申請かの認定が設問1で述べるべきか設問2で述べるか迷った。多分1。


【刑法】

 公法の失敗をバネに構成時間を短くしたら、わりとうまくいった。

 刑訴で論じることが多くなかったので、刑法の賄賂の認定をもう少し丁寧にしたほうがよかった。


【刑訴】

 退去強制が伝聞例外に与える影響について検討したが、主張への組み込み方が強引だったと思う。どこの要件のどういった問題か要確認。

 再伝聞の322①は署名押印で切ったが、それでよいのか少し不安。

 

【般教】

 具体性のある文章を意識した。すこしくどくなってしまったかもしれない。


■予想(出題趣旨・解説を読む前の)

憲法 D

行政 D

刑法 B

刑訴 B~C

般教 B~C



■模試二日目終了後、解説確認後

【憲法】3ページ強 予想D

 性別の差別についての説の対立に点数が振られていない。

 アファーマティブアクション、目的手段審査のところには大きく点数がふられている。

 反論は原告が掲げた主張に対してであり、被告側で新しい主張は追加されていない(私は追加してしまっている)。


【行政】2ページ弱 予想C

 時間が無く、審査基準公表違反の書き方など、細部が疎かになっている。

 処分性の法効果性について、命令は義務形成となる。効果裁量がある場合は、その評価が必要。


【刑法】3ページ強 予想A~B

 「職務に関し」の要件をちゃんと検討できていないことがいまいちである。


【刑訴】3ページ弱 予想B

 署名押印が不可能である場合は、要件が不要であるということの知識不足。


【一般教養】1ページ 予想B~C

 要約型と展開型の振り分けという考え方は有益であったが、厳格分離と考えるべきでなく、要約型と展開型の分け方がある程度重要であると思った。


【民実】3ページ強 予想D

 催告と口頭の提供の事実をごっちゃに考えており、どうしても催告にあたる請求原因事実が全くわからなかった。なんとか閃かないかと思って考えまくったが、無駄に時間を費やしてしまって他の分かりうる問題がおざなりになってしまった。刑実にも影響を与えた。

 →わからない問題はどれだけ考えてもわからないので、とっとと飛ばさないと重症を負う。

 問題文が難しく感じた。要復習


【刑実】3ページ弱 予想D~E

 誘導尋問の問題をごっそり落としていたことで大幅に減点されている。近接所持についての論証がなされていない。


【民法】2ページ強 予想E

 要件事実の考え方で論じることが求められているにもかかわらず、これをごっそり落とした。非常にまずい。法律構成が甘すぎた。


【商法】2ページ半 予想C

 準共有状態にある株式の議決権の行使に対する処置について、基礎知識を欠いていた。決議方法の法令違反について309条の要件を満たさないことの違反であることを落としている。書き方が甘い。甘すぎる。なんとかせな。


【民訴】3ページ半 予想B

 


■敗因となった答案過程


1.聞かれていそうなポイントが絞られる→ここまではOK

2.それをどのように論ずるか検討に時間がかかる

3.法律構成が不透明なまま答案書き出す

4.時間がなくて日本語がおかしくなる


■試験に向けて

試験2日前から詰め込み作業開始。


答案構成は20分~25分、超えたら速やかに答案にうつる。

憲法は対立点と私見の噛み合わせを意識する。原告の主張部分でバランスを崩さない。


全ての科目において、論じるべきこと、論じるべきでないことのメリハリがうまくできていない。

論じ方を血肉にするため、書く訓練に更にウエイトを傾けるべき。




==アガルート模試==


【憲法】3ページ 予想A~B

 概ね触れるべき点は触れていたよう。


【行政】2ページ強 予想D

 実質的当事者訴訟を記載したが、不要だったらしい。

 そのせいで差止め訴訟の訴訟要件認定がしっかりできなかった。


【刑法】3ページ半 予想D

 介在事情が明らかなのに因果関係の認定をすっとばして大減点。

 反面それほど点数の振られていない過失の認定を必要以上に丁寧にしてしまった。

 終了時間を間違えてしまい焦り度アップ


【刑訴】3ページ 予想B

 もっと現行性・明白性の認定を丁寧にすべきと思った。


【民実】4ページ 予想C

 弁護士照会制度についても一応確認すべき

 表見代理109との重畳適用まで必要なかった。この点要確認

 弁護士職務倫理規程の冊子がついていなかった、なぜ?


【刑実】3ページ 予想B

 殺意の認定はだいたいできた。事情も概ね拾えた。

 保釈については、もう少し細かく認定する必要があったもよう


【民法】3ページ強 予想C~D

 細かい部分の理解が曖昧で、点数を漏らしてしまっているよう


【商法】3ページ弱 予想D~E

 論点飛びつきが顕著で、法的手段の検討を端折ってしてしまうのが致命的

 

【民訴】3ページ弱 予想C

 応用的な問題で混乱が生じた

 


■1週間後意識すべきこと

アガルート模試では答案構成のうちの法律構成をかなり薄くして、

その分、事実を拾うことに時間をかけた。

その結果、(特に民事系で)論点とびつきの悪しき思考過程に陥った。


そもそも何をしたいの?

それに適合する法律効果にはどんなものがあるの?

その法律効果を発生させるための要件は?

その要件に該当する具体的事実は?

で、結局できるの?


しっかり段階を追って考え、その上で論点があることを再確認しなければならない。