どうして男の人って股間を掻くのでしょう?


なんだかとっても下品な話ですが。。。


男兄弟はなく、父も仕事が忙しく週末にしか帰ってこなかった、まさに女の園で暮らしてきた私。


結婚してころ(旦那)と暮らし始めて、寝っころがってテレビを見ながら股間をボリボリ掻く ころ に怒りを覚えた私こと たま 。。。



ボリボリ・・・・(股間を掻くころ)


ぱちんっ!(ころの手を叩くたま)


ころ「ごめん。」(掻くのをやめる)


数分後。。。


ボリボリボリボリ・・・・・(ころ)


バシッ!!(たま)


この繰り返し。。。。。



ある日テレビで野球を観てたころ。


ころ「たま、見てみろよ。」テレビを指差す。。。


ある外国人ピッチャーが、ピッチャーマウンドで、ピッチングの前毎にごそごそ股間を触ってる。。。


たま「・・・・・・・・・・・・・・」


ころ「男ってのはそういうもんだ。」


なんだか勝ち誇ったような顔のころ。。。。


ころ「男の大事な部分は体の中心で、それがいつもの位置にないとと全てに影響してくるんだ。」


たま「あのピッチャーの場合だと、球が真っ直ぐ投げられないとか?」


ころ「まぁそんな感じかな。」


たま「ふうん。」(でもあんたの場合、直してるんじゃなくて掻いてるじゃん)





ある寝静まった夜。。。。。



ボリボリボリボリ・・・・・・・


目を覚ますたま。。。。


「ころ、なんか食べてんの?」隣に寝ているころを見る。。。。。



Σ(‐Д‐∥)



こいつ寝ながら尻掻いてるよ。。。しかもジャージの中に手を入れて。。。


ボリボリボリボリ・・・・・・・・・・・10分経過。。。。


ころ、ジャージの中から手を出す。


たまΣ(゜Д゜)ハッ  その手はどこへ?


突然寝返りを打つ、ころ。そしてその手は、たまのお鼻とお口の前へ。。。。


たま(ギョエェ~!!) ドンッ!! ころを向こうへ押す。。。


ころ 寝返りを打ち、こちらに背を向け、そしてまた、、、ボリボリボリボリ・・・・・・・



そしてジャージから手を出し寝返りを打って、その手は、、、、、、、、、




やっぱり、たまのお鼻とお口の前へ、、、、


(´∀`)ゞ も~ころったら、寝ててもたまが恋しいんだね~  










って言うわけないじゃろがぁ~!!!



ぶんっ!! ころの腕を掴み、向こうへ思いきり振り投げる。














ぐぎっ!!



「うぅ~ん・・・」痛そうに顔を歪め、肩を手で押さえるころ。でも寝ている。。。。



たま「今日はこのくらいにしといてやるか・・・」



それから、ダブルの布団のようにくっつけて敷いてある布団を、50cmほど引き離し、安らかな眠りについたある夜の出来事でした。。。













結婚のトラックバックステーション 亭主関白 VS 鬼嫁宣言  に初トラバです。。。


うちの家庭は表向きかかあ天下になってるけど、結婚してから一年くらいしてなんか気づいたんだよね。。。


私って口は悪いけど、行動は優しいんだよね。。。


朝もマンションの車庫まで降りてお見送り、よその家庭では朝、出勤する旦那さんがゴミ出ししてるけど私はさせないし・・・・夜ご飯も旦那が帰る10時まで食べずに待ってるし。。。。


でも、なんかムカついたりしたとき、溜めないようにその都度言葉で吐き出すのよ、それがキツイ印象になるみたいで。。。


一方旦那は。。。言葉はやさしい!毎晩テーブルに並んだおかずを見ては、そんな手の込んだものじゃないのに、「毎日よくやってくれるね。」なんて言う。でも。。。


以前私、具合悪くて夜ご飯作れなくて、やっとの思いで体起こして旦那に電話したの。。。


「今日は具合悪いから、会社帰りにどこかで食べるか、何か好きなもの買って済ませて」って。。。


これで一安心、と寝てたら、旦那は何も食べず、何も買わず帰宅。


「ご飯どうするの?」と聞く私に、旦那は「何か買いに行くか、作るかするよ。いいから寝てろ。」と言う。


でも一旦家に帰ってきたら、疲れた疲れたと言って何もしない旦那。そんなの有り得ない。。。。


リビングの隣の寝室で横になり様子を伺っていても、何もせず、ずっとテレビを見てるだけの旦那。。。


とうとうシビレをきらした私が、フラフラしながら起き上がり「パスタでいい?」と作るはめに。。。


旦那は最初から自分でする気など毛頭なかった、私がそう言うのを待ってたと確信したね。。。


やさしい言葉をかけるのは体使わずできるからいくらでも言う。


でも少しでも労力のいるやさしさ(ご飯を作る、買ってくる)は疲れるので勘弁。


すべてにおいてうちの旦那はこうです。しかも、自分は「ご飯を作れ」とは一言も言ってないわけですから、


悪者にはなりません。


「具合悪かったのににありがとう。」なんてまたやさしい言葉をかける。。。


私は旦那にコントロ-ルされてる? そう思い始めてから、私の口の悪さはMAXです。


とにかく言葉で発散。今朝も旦那をマンションの車庫まで送りながら。。。


「朝、ころ(旦那)を車庫まで送るとさぁ~車で走り去る瞬間に手を上げてこっち向くころの顔がさぁ~シャモみたいでさぁ~朝のフレッシュな気分が台無しなんだよね~」


これで心のバランスとりながら楽しくやってますけどね。。。。




ころさんとのお見合い当日。時間は午後3時から。ヽ(・∀・)/ウキウキ


けれどたまは午前10時に家を出る・・・


なぜ?なぜって・・・・・


それは銀行員Cさんとのお見合いが午前11時からだから・・・


アドバイザーA「銀行員Cさんの為だけに日にちを割いて頂くのは気が引けますので、ころさんと同じ日にしましょう。ころさんとのお見合いの方を後からにして時間を気にせずゆっくりと。Cさんとはころさんとの前の少しの時間で済ませましょう。」


たま「∑(・ω・;)えっそんなことができるんですか?(していいんですか?ひととして。)」


アドバイザーA&B「私どもに安心しておまかせください。むふっ」


というわけで、まずは銀行員Cさんとのお見合いとなった。


相談所の応接室でまず顔を合わせて、その後二人で相談所を出てお茶するなり、ドライブするなり、お好きにどうぞとのこと。


緊張しながら相談所に着くと、すぐにアドバイザーAが出てくる。


アドバイザーA「お相手の方、もう応接室でお待ちだからすぐ始めましょう。」


アドバイザーAに連れられ、応接室に入る。


担当のアドバイザーBに付き添われ、ソファに腰掛ける銀行員Cさん。


私たちもソファに座り、自己紹介が始まる。


自己紹介といってもアドバイザーがしてくれるので、当の本人たちはそれに頷いて、「よろしくお願いします。」とだけ言っておけばいいようだ。


簡単な自己紹介が終わったところで、見計らったようにドアがノックされ、若い女性スタッフが桜湯を運んでくる。


桜湯・・・なんかおめでたい気持ちになってくる。ここにいる人たちみんながたまと銀行員Cさんがうまくいくことを願い、全力を尽くしてくれてるような・・・見ればCさんもさわやかでなかなかの青年ではないかヽ(´∇`)

乗り気でなかったCさんとの見合いだが、ここは気持ちを入れ替えて真剣に取り組もう。


アドバイザーAがたまを褒めちぎり、アドバイザーBが銀行員Cさんを褒めちぎる、というお決まりのパターンがしばらく繰り返されると、「じゃ、あとはお二人で。」とCさんと二人きりにされてしまった。


「お茶でも飲みに行きませんか?」とすぐにCさんが言ったので、たすかった・・・


相談所のスタッフの「いってらしゃいませ!」という声を目いっぱい浴びながら、外へ出てくのはなんだか恥ずかしい。


Cさんの運転する車で、海のそばに建つ大きなホテルのラウンジに行く。


相談所から車で30分。ホテルに着いた時点で午後12時を過ぎてる。


本命のころさんとのお見合いが後に控えてると思うと、ついつい時間が気になる。


「Cさんには2時間で切り上げるよう言っておきましたから。」とアドバイザーAが相談所を出る時こっそり私に言った。


ホテルの1階にはボーリング場やゲームセンターがある。


すぐにエレベーターで最上階のラウンジに向かうのかと思ったら、Cさんは「あっち」と笑顔でゲームセンターを指差す。


ユーホーキャッチャーにお金を入れ、取り始めるCさん。


突然の行動に不思議に思ったが、ゲーセン好きのたまはすぐに真剣に見入ってしまった。


二人で「あーっ惜しい!もうちょっとだったねー。」などと言い合いながら、Cさんは三回目くらいで大きなミッキーマウスのぬいぐるみをとる。


笑顔で「はい!」と差し出され、「ありがとう。」とミッキーを受け取る。


なんだかユーホーキャッチャーのおかげで打ち解けた二人。Cさんは最初からそれが目的だったような気がする。だとしたらCさんってなかなかのツワモノ??


その後ラウンジでお茶を飲み、いい雰囲気で話も弾む。ラウンジを出る前、たまが化粧室に言ってる間にチェックを済ませていたCさん。なかなかスマートだなぁ。好印象!


Cさんの車に乗り込み時計を見る。1時過ぎ・・・


さぁてどこで降ろしてもらうかな。3時からまた相談所の応接室でころさんとのお見合いがあるけど、まさか相談所の前で降ろしてなんて言えないしな。○○デパートの前がいいな。あそこから相談所まで歩いて15分くらいだし。○○デパートには2時前には着けるだろうから、どこかで軽くお昼をとって、それからゆっくり歩いて相談所に向かうとするか。


考えがまとまったところでCさんが口を開く。


「お昼つきあってよ。いいよね?おいしいパスタのお店があるんだ。」


たまの返事を待たず車を方向転換させるCさん。かなり強引。


たまヽ(・Д・)/アワワ(←3時からお見合いなのでだめです。と言いたいが言えない。)


後ろめたさからはっきり断れない・・・仕方ない。食事なんて結構時間はかからない。


大丈夫!間に合うさ!自分を励ます。


しかし食事をしていても時間が気になって仕方ない。


食後に運ばれてきたコーヒーに殺意すら抱く。


猛スピードで飲み干す。


しかし、なおも話し続けるCさん。


目はCさんに向けつつも、Cさんの話に上の空になり、やっぱりお見合いの二本立てって無理なんだよ!とアドバイザーA&Bに怒りを覚え始めたその時。。。。私は気づいてしまった。


Cさんって、Cさんって、














笑顔がエロイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ホテルのラウンジでは気づかなかった。いや、あの時は意識してさわやかな笑顔を作っていたのかもしれない。時間が長引くにつれ、もたなくなったとでも言おうか・・・・・・


もう一回広い心で見てみよう!、(・∀・)/







エロガッパ・・・・・・・・(´Д`)


終わった・・・・・



Сさんのさわやか過ぎる風貌がみんな裏目にでている・・・・・


店を出て、適当な理由を言って○○デパートの前で降ろしてもらう。


「いい返事を期待しています。」


さわやかな(エロイ)笑顔を残し、走り去るCさんの車。


もう心は決まっているたま。


一応Cさんの車が見えなくなるまで見送ってから時計を見る。


午後2時50分。 相談所まで歩いて15分。


ころさんとのお見合いは午後3時から。


ヽ(゜Д゜)/ウヒョョョ~


タ タクシー いや、道が混んでいる、乗ったらだめだ。


走るしかない。でも私はいまひとりではない。誰かいる・・・


誰かいる・・・・













ミッキーマウス・・・・・・・・(デカイ)



コイツを連れて走るのか?しかも今日はかかとの高いミュールを履いている。


どこかに置いて・・・・だ だめだ・・・・


ここは人の多い街中。


ニュースの少ない地方都市。





○○デパートの前に!

爆弾を仕掛けられたミッキーマウスのぬいぐるみが!?

目撃情報! 容疑者は女!


大本命のころさんとのお見合いを前に不審人物にはなりたくない。











は はしれ――――っ!ε=ヾ(;゜□゜)ノ




時はゴールデンウィーク真っ只中。 夏のような暑さ。


ミッキーマウス(デカイ)を抱え街中を疾走するたま。


息を切らし相談所へ駆け込む。


相談所のスタッフたちがにわかに立ち上がり、「たまさん!」「間に合った!」などと騒ぎ出す。


アドバイザーAが駆け寄る。


「Aさん、こっこれ・・・・」


息を切らしながら、ミッキーマウス(デカイ)を差し出すたま。


アドバイザーA「わかりました!お預かりします!」


アドバイザーAの手にしっかりと手渡されたミッキー。


その後ミッキーは、スタッフからスタッフへとリレー式に手渡され、見えなくなってしまった。


「間に合った・・・・」そのまま倒れ込みそうになるたま。


アドバイザーA「たまさん、しっかり!ころさんもうお待ちよ!息をととのえて、行くわよ!」


そうだった。瀕死の患者のいる病院へ薬を届けにきたわけではなかった。


気を取り直し、ころさんの待つ応接室へ!(・ω・)/




「失礼します。」アドバイザーАに伴われ、応接室に入っていくたま。


そこで見たものとは・・・・・・・・


静かにソファに腰掛けるころさん・・・・・


そしてその横に付き添う担当者・・・・・担当者・・・・・?


ころさんを懸命に気遣っている様子の担当者・・・・それは















アドバイザーB・・・・・




お お前かよ───!!銀行員Cさんとおなじじゃねーかぁ!!!



数時間前のメンバーのうち、ころさんだけが入れ替わるといった状況でお見合いは始まった。


そ知らぬ顔でたまに「はじめまして。」と言うアドバイザーB。


自己紹介が終わったところで見計らったようにドアがノックされる。


「失礼します。」という声とともに、若い女性スタッフが・・・・・・・



Σ(゜ω゜)








お前もか―――!!お前もグルか――――!!


お茶を出すひとまでおなじとは・・・・・


いくらなんでも居たたまれない気持ちになってくる・・・・・


・・・・・ということは・・・・・・・・・・・


湯呑みの蓋を開ける。 ぱかっ・・・・・・








お前か――!!やっぱりお前なのか――!!桜湯、貴様ぁ――!!!



アドバイザーA「まぁ!桜湯!(←知ってるくせに)」


アドバイザーB「ほんと、おめでたいですわね~みなさん、いただきましょう!(←さっきも言った)」


たま(もう飲めね―よ!)


桜湯→ラウンジで紅茶(ポット)→食事→食後のコーヒー→桜湯


もう水腹じゃい!(←広島弁)


この後もまだまだ続くのか~?(´Д`)



それから、数時間前とおなじく、たまを褒めちぎるアドバイザーA、ころさんを褒めちぎるアドバイザーB。


そしてお決まりの締め言葉。



アドバイザーA&B「ほんとうにお似合いのおふたりですわねぇ~」







うんざり・・・(´Д`;)



肝心のころ(もう呼び捨て。現・旦那なので)はというと・・・・・


アドバイザーA&Bのお決まり文句の連発を適当に流しながら、黙って、ジ―ッっと、


それこそ穴が開きそうなほどジ―――――――ッと、たまを観察しておりました。


ころのそういう賢さをたまも見習いたいものです。


ころは基本的に我慢強く、感情を抑えることが出来る、真面目な犬人間です。


たまは・・・勝手気ままで、怒ったり、泣いたり、でも三歩歩くと忘れてしまう猫人間です。


あのお見合いの後、順調に交際し、結婚に至りましたが、こんな二人ですので周りからは、「二年もよく続いてるね。」なんて言われます。


お見合い結婚って、結婚してからたくさんお互いのことを知るので退屈しないからかな?と思います。




ちなみにお見合い二本立ての話、結婚後、ころに話しました。


私、ころに、面の皮の厚い女とよばれておりますです。


最後に、お見合い二本立てについて。。。








  無理!



                 以上です。











お見合い決定! お相手は・・・・

背高のっぽさん!


そう、あの散々なパーティの後、相談所に行ってみたら、



なんと なななな なんと

 

あの背高のっぽさんからお見合いの申し込みが・・・・

やったぁ!ヽ(≧▽≦)/

しかし・・・
あのパーティ以来、本性を現し始めた
アドバイザーA

そして姿を現した

アドバイザーB


アドバイザーA「ころさん(背高のっぽさん)とのお見合いは承知致しました。それとは別に是非お見合いして頂きたい方がいるんですよ。」


たま「はっ!?」
アドバイザーA「この方。Cさん。覚えてらっしゃいます?フリータイムでお話して頂いた5人の中の1人で、たまさんと同じ銀行員の方。この方パーティの前からたまさんに申し込みされてて、それはもう熱心に言っておられるので。」

たま「あの、私はころさんとお見合いしたいんですが・・・」


アドバイザーAは後ろを向き、誰かに手で合図を送る。

こちらに向かって年輩だがとても綺麗で上品な女性がやって来る。

アドバイザーB「はじめまして。私、CさんのアドバイザーをしておりますBと申します。たまさん、是非Cさんと会って頂けません?Cさん、ほんっとうに熱心で、私もなんとかしてCさんの望みを叶えてあげたくて・・・会うだけでもいいんです。」

女性として、たまより何もかもが数段上な方からこのように言われると断りづらい・・・・

アドバイザーA「たまさん、私どもは、たくさんの方に会ってその中から決めることをお勧めします。入会したての頃はたくさん申し込みがきますが、時間が経つと徐々に減ってきます。今がチャンスなんですよ。

ドバイザーB「お見合い後交際を始めるにしたって、なにも一人に絞らなくても、相手のことがまだよくわからないうちは掛け持ちしていいんですよ。その辺は私達がしっかりサポート致します。」

耳を疑ってしまう。こんな美しく上品な方から、こんな言葉が出ようとは・・・・

掛け持ち・・・?なんだかあっけにとられてしまう・・・・

サポートって・・・・・?

こんな裏マニュアルがあるんだ・・・・

アドバイザー同士、時には成婚率(業績)を競い合うライバル、そして利害関係が一致すれば手を組む。

成婚率を上げよとアドバイザーの尻を叩く相談所所長、あの手この手で会員たちを操るアドバイザーたち、それに翻弄されつつもよりよい結婚相手をさがし続ける会員の男女、そう、ここは結婚相談所という名の・・・

サバイバル


「わかりました。」

とりあえずアドバイザーたちを敵に回すのは得策でないと悟ったたまは承知する。

そして次回、たまは街中(まちなか)を疾走。 アドバイザーAそしてアドバイザーBの面の皮の厚さに唖然とすることとなる・・・・・

無事入会をし、新しい会員ということでお見合いの申し込みが押し寄せたたま。

ヽ(゜0゜)/おぉ~ と期待したのも束の間、いないんです、いないんですよね~この人!という人が・・・


一度、申し込みをくれた方をチェックしに相談所へ行ったきり行かなくなってしまったたま。


そういえば入会した時にこちらから3名ほど申し込みしておいたが、何も言ってこない・・・・

よい返事をもらえなかったのだろうか・・・・ なかなかうまくいかないものなんだなぁ・・・・


家でごろごろしていると相談所から電話がかかる。


アドバイザーA 「たまさんお元気でしたか?あれからまたお見合いの申し込みが何件も来てるのですが、たまさんぜんぜんお見えにならないから・・・・やはり写真とプロフィールを見るだけではピンとこないのではと思いまして・・・」


たま「はぁ・・・・・・・・・」


アドバイザーA「それでですね、今度パーティがあるんですよ。」


ま「パーティ?Σ(゜Д゜)」


アドバイザーA「ええ。定期的に開いてるんですよ、お洒落なお店を貸切りにして。やはり実際会ってお話してみてからお見合いの申し込みをしたい、と言われる方も多いので。毎回多数の会員さんが出席されます。実は、たまさんに申し込みをされてる方も何名かこのパーティに出席されますので、是非たまさんも出席されてはどうかと・・・・ そこで実際お話をしてみられて、お見合いの申し込みを受けられるかどうかをきめられては、と・・・・」


お洒落なお店・・・・

ぱーてぃ?(゜◎゜。)


鮨は出るのだろうか? ローストビーフは? サンドイッチにフライドポテト、パスタにチーズにフルーツの盛り合わせ、


パーティ・・・・・ そこは









食のパラダイス!ヽ(≧∀≦)/





たま「いきます♪(いただきます♪)」


アドバイザーA「そうですか!じゃあすぐ会場の地図や明細など送りますね!」


はじめて見せるウキウキ気分なたまに喜びを隠し切れないアドバイザーA。


考えてみれば結婚相談所も商売なのだ。 お見合いの申し込みが来ない、申し込みをしても応じてもらえないでは会員も離れていく。 積極的にお見合いを申し込み、また申し込みがきたら積極的に応じるのが相談所にとってよい会員(お客さま)なのだ。

後々そのせいでとんだ目に合うたまなのだが・・・・・・・



パーティ当日、いつもよりちょっとお洒落をして街の中心区へ出かけるたま。


たまの家は街の中心区からバスで40分程のベッドタウン。


毎日仕事で街へ出ているが、人ごみが苦手で休日に街へ出ると緊張してしまうたま。


送られてきた地図を片手に会場のある通りをうろつく。 休日のせいもあり、通りは人でごった返している。


「あった!」 会場であるレストランバーを発見。


しかし店は2階で中のようすがわからず、なかなか中に入っていくのは勇気がいる・・・


店の前で立ち止まっているのも恥ずかしいので、そのまま通過してしまう・・・・・


「あぁ 店がどんどん離れていく・・・どうしよう・・・」なんだか情けない気持ちになり、歩いていると、人ごみの中であたまがにょきっと飛び出ている男性が目に付く。背が高くて細身な感じ・・・ 見るからにやさしそうで感じがいい。


「あ~あ こんな人に出会えていたらよかったのに・・・」そう思いながら見ていると、目が合ってしまった。


いかん、いかん。現実に目を向けなくては。 気持ちを奮い立たせ会場に向かう。


受付を済ませ中に入ると、、、カウンター席に、ソファ椅子のボックス席がいくつもあって、大人の雰囲気のなかなかお洒落なお店。 


これは料理も期待できるのでは、とほくそえむ。 いちばん奥のボックス席に通され座って待つ。


たまは比較的早く店に着いたようで、受付を済ませた人たちがまだぞくぞくと店に入ってくる。


いったい何人くるのだろうと入り口を見ていると・・・・・・


「あのひとだ!」


店に来る前通りで見かけたあの背の高い男の人が入ってくるではないか・・・・

たまの席とは遠い入り口近くの席へ通されている・・・・


 (=・∀・)ドキドキ ちょっと、いや、かなりうれしいたま。


そうこうしているうちにパーティが始まる。


ボックス席に男女が4人ずつ向かい合って座り話をして、10分経ったら男性が席を立ち、新たな男性4人が席に着き10分話をする。これを繰り返し全員と話をしたらフリータイムに入りパーティは終了。お見合いを申し込みたい人が見つかった人は、用紙に記入しアドバイザーに提出して帰る。 という流れだ。


始まると同時に各テーブルに料理がどんどん運ばれてくる。

どれもこれもおいしそう・・・・


自己紹介から始まり徐々に話し始める皆様方。


運ばれてくる料理をせっせと8等分し取り分け、自分の取り分の料理に専念するたま。


恥ずかしがって料理に手をのばさないシャイな皆様方に


「これおいしいよヽ(・ω・)」とすすめてみたり・・・・


「あっ次の料理がきたよ。」


「あっここに残ってるの食べちゃっていい?」と料理の交通整理をはじめたり・・・・・


ウェイターさんに


「すいませーん。ファジィネーブルください。」を連発したり・・・・・


あの背高のっぽさんがまだ席に来ないのをいいことに宴会モードのたま。


男性陣が何度も席を入れ替わったところで、お酒のせいか激しい尿意に襲われる。


「ちょっとごめんなさい。」笑顔で席を立ち、皆に見えないところまでゆっくり歩くと、あとは猫ダッシュでお手洗いへ。


ながい、なが~い用を足し席へ戻っていくと、、、、


たまのボックスにはあの背高のっぽさんが・・・


たま ヽ(゜Д゜)/アワワ≡


あわてて席へ戻り自己紹介するもそこで時間切れ。ヽ(゜o゜;)/ガーン


自分の行動を悔いるたま・・・ 


仕方ない・・・この後のフリータイムでなんとか話を・・・


でも彼はたまのところに来てくれるだろうか?


それはないかも・・・ だってぜんぜん話してないし・・・ 


たまが行くしかないな・・・ でも他の女の人と話してたらどうしたらいんだろう・・・・



フリータイム開始。


(((゜Д゜≡゜Д゜))) 背高のっぽさんを探すたま。


そこへ真剣な面持ちで近づいてくるアドバイザーA。


アドバイザーA 「たまさんっ!」 むんずっとたまの腕を掴む。


たま 「へっ!?」


アドバイザーA 「たまさんにお見合いを申し込みされてる方が数名今日来られてるって言いましたでしょ?その方達が向こうで待ってらっしゃるから、ちょっとお話してくださいます?」


口ではやんわりと聞いているが、手はたまの腕をがっちり掴んでいるアドバイザーA。


たま さっさからえん、、、(T∀T;)


引きずられるように観葉植物の陰の目立たない席へ連れてゆかれるたま。

5人とそれぞれ1対1で5分ずつ話をするように言われる。


申し込み男性A 「大学の助手をしています。お会いできてうれしいです。歳は39でたまさんの10歳上になりますが是非お付き合いして頂けたら・・・・」

アドバイザーA 「はいっ 終了~ 次の方~。」


申し込み男性B 「家は農家で今日は家の仕事休んではるばるきました。電車がなくなったら今日は泊まりになっちゃうんですよ~。」

アドバイザーA 「はいっ 終了~ 次の方~」


申し込み男性C 「僕たまさんと同い年なんですよ。銀行員なんです。たまさんも銀行員ですよね?」

アドバイザーA 「はいっ 終了~ だめだめ、Cさん。終了ったら終了なの!次の方~」


申し込み男性D  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 (なぜか沈黙)

アドバイザーA 「・・・・・・・次の方~」


申し込み男性E  「あっあの、よっよろしくお願いします。」

アドバイザーA 「はいっ 終了。たまさんお疲れさまでした。」


たま (((・Д・≡・Д・)) 背高のっぽさんは???




さがしたのも束の間、



司会者 「パーティは終了です。お見合いをしたいお相手が見つかりました方は担当者に報告してからお帰り下さい。後日担当者がお相手の方へ申し込みを致します。」

(TДT∥)ガーンガーン


とぼとぼ出口に向かうたま・・・


店を出てふと顔を上げると、、、背高のっぽさんがいる・・・・・


誰かを待っているのかな・・・・ 気に入った子が見つかって、その子を誘おうと待っているのかな・・・・


なんだか失恋したような悲しい気持ちで家路を辿るたま。


この背高のっぽさんは実は ころ(現・旦那) なのです。


完全にしくじったと思ったこのパーティに意外な展開がおとずれる・・・・・