2022年GW SOX療法3クール目
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骨髄抑制にて、休薬期間が延長され、治療開始初めの長期休暇はまるっと服薬期間となりました………
楽しみにしていたGW旅行がキャンセルになりましたが、予定を変更してGW直前の週末に半休を追加して旅行に行けたので、気持ち的には『出来ないし我慢』より『出来たし、楽しかった』が優勢になっていた心境だったように思います
3クール目は
オキサリプラチン20%減薬
S-1減薬
にてのぞみました。
減薬は、安心でもあり、不安でもありました
主治医の判断を信じるしかない………
それが、というか、それしかないんです……
また、彼の主治医は、2週間の投薬期間と1週間の休薬期間がスムーズにいくことが重要と考えていました
ですので、また2クール目で骨髄抑制が起こって休薬期間が延びてしまった事は主治医にとっても治療方針に関わる事だったのだと思います
彼と主治医は話し合い、減薬にて治療を進めることを選択しました
彼の倦怠感は服薬5日目くらいがもの凄く大きかったと言っていましたが、多分、オキサリプラチンを投薬したクールは、点滴直後からかなりの気持ち悪さと倦怠感、服薬5日目にはそれを上回る倦怠感が襲い、少しずつ少しずつ良くはなるけれど、服薬期間はずっとかなりの倦怠感が続き、休薬期間の3日目位に少し快方に向かい、休薬期間の最終日が一番体調が良い………
というサイクルだったのだと思います
そんな中でも、彼は、とても意識的に『食べること』を大事にしていたのだと思います
『気持ち悪いけれど、吐かないから食べる』
『食欲はないけれど、食べれるのなら食べる』
よく、そんなことを言っていたと思います
服薬期間もよく食事に行きました
彼はお酒を飲まないけれど、わたくしには
『私に遠慮せずに飲みなさい』
『あなたは気にせず、お酒も楽しんだらいいんだよ』
と言ってくれました
そうして、おしゃべりと食事を一緒に楽しんでいる時間は、彼がパクパク食べている姿に安心できるひとときだったように思います
2022年のGWはお家飲み………といっても飲むのはわたくしだけで、彼はノンアルコールビールや、ノンアルワイン等を飲んでいましたが、
お家飲みや、彼はお茶やジュースで、外食もしていました
しかし、〆のおうどん、彼の手作りですね………
そして、朝食も彼の手作りですね………
振り返ってみてもびっくりです……
彼は服薬期間でも、一緒に食事を楽しんでいる時は本当によく食べていました
それがとても嬉しかったです……
彼が抗がん剤治療をしていた2022年は、コロナ禍真っ只中でしたので、免疫が下がっている彼との外出はお互いに細心の注意をしていました
なるべく、というか、かなり意識的に混雑したお店は選ばないようにしていましたし、アルコール消毒も、マスクのこまめな交換も欠かさずしていました
それでも、
『やりたいことをしない』『我慢する』
とはならない、
それが彼のキャラクターだと実感します
『やりたいことは、出来るのであれば、やる』
いつもそのスタンスでした
元来の彼がそういうメンタリティなのだと思います
コロナ禍という、世界的な非日常の中で、不安感は増大しましたし、わたくしはコロナ鬱でした
なんなら、今でも感染症鬱的なものは残っていて、不安になる時があります
混雑したお店には行かない
混雑した場所は避ける
感染症対策はしっかりとする
基本的な事を忠実に頑張りながら、彼との、
その時、その時の
『今』
を大切に大切に過ごす………
そんな日々でした
がん治療は、とても
『生』
を感じながらの治療のように思います
不安と、希望と、悲しみや、怒りや、
感情の渦と戦いながら治療をします
それを瞬間の『生』を感じて、瞬間の『幸せを』感じとって、感情の渦をリリースし、明日の治療の糧にしていく………
そんな日々のように感じます
それでも、あんまり感度高く幸福を感じようとすると、負の感情も感度高く感じてしまうので、
ほどほどに……
が、良いのですが、なかなか上手には出来ないものでした…………