現代の食べ物についての、一つの現実

 

現代は、食べ物を買うときに、ものすごく多くの選択肢があります。

スーパー、コンビニ、デパ地下、個人商店、インターネット、定期宅配....

それぞれのお店で扱っている商品の数も、膨大です。

 

ただ、客観的にみて、

 

現代にあふれる、ほとんどの食べ物は、

自然とはかけ離れたところで生産されていて、

必ずしも消費者の体のことを思って作られていないのではないか、

 

ということを常々思います。

 

 

具体的には、

 

 

 

・米、小麦、野菜 .... 農薬を使用した効率的な大量生産

 

・食肉(牛、豚、鶏) ... 手間を省くために畜舎で飼育し、運動不足による病気を防ぐため、餌に抗生物質を投与

 

・魚 (養殖) ... 畜産同様に、狭いスペースで飼育するため、魚同士がぶつかりあってできた傷から病気にならないように餌に抗生物質を使用

 

・調味料 ... 安価に大量生産するために、従来の時間のかかる作り方を省略した簡易的な生産方法。食味・風味が落ちた場合は化学調味料などで補う。

 

・油 ... 原料から効率的に搾油するために、発がん性の疑われる化学物質を使用

 

 

など、「キリがない」という言葉がぴったりなほど、

次から次へといろいろあります。

 

 

「そんなことをいちいち気にしていたら、食べる物がないよ」

ということが聞こえて来そうですね。

 

 

本当にその通りだと思います。

 

私は、買い物の際に、よく「買う物がない...」と思います 笑

 

 

でも、それがある意味でこの世界のリアルな姿なのだと思っています。

 

 

 

安い食べ物には理由がある

考えてみれば、

 

コンビニで、美味しそうなお弁当が 400円くらいで売られていて、

中身はお肉や魚などの主菜、副菜数品、お米などが入っている。

 

コンビニは24時間営業なので、光熱費も人件費もかかっているし、

なぜこの値段でこのお弁当が売れるのか?

 

まずは、コンビニでは、多くの人が買い物をするから、

商品の回転がよくなり、

薄利多売で、

安い値段の販売でも成り立つ、と考えると思います。

 

実際、その理由もあるはずです。

 

 

ただそれだけではなく、

単純に原価の安い材料を使っている、

というのが、答えの一つです。

 

その原価はというと、

だいたい販売価格の 10 〜 15% くらいだそうです。

 

500 円のお弁当だとすると、

50 〜 75円くらいですね 笑

 

どんな素材や!と言いたくなると思います。

 

少なくとも冒頭にあげたような大量生産の素材は

当然のこと、

いかに安い素材で、

いかにそれを、それらしくなく加工することに労力をそそぎ、

使用しているようです。

 

そうやって作られたものを、

皆、本当に自分の体の中に入れたいのかな、

と思います。

 

知りさえすれば、そんなことはない、、、と思います。

 

問題は、都合の悪いことは、

 

情報が出ないこと。

 

 

誰にとって都合が悪いかは、

また、どこで情報が出ないかは、

想像してみてください。

 

きっと何となくはこうじゃないか、と想像できると思います。

 

 

 

何かを買うことは、投票と同じ

 

 

食べ物を食べることは、

意識すると、しないとに関わらず、

その作られ方や、思想も含めて、

自分の体に取り込むことだと思います。


 

大事なことは、

選択権は自分にあって、

その食品を購入することは、

その生産の考え方に一票を投じる、という事実かと思います。

 

購入することは、

その生産者を応援することと同じですね。

 

なので、

コンビニでよくお買い物をする人は、

50円前後の素材で作られたお弁当でお腹を満たす考え方に一票を投じています。

 

どんな育てられ方をした素材を使用しているのか、

ということには気が回っていません。

 

 

オーガニック食品を購入する人は、

草むしりが大変でも、自分の子どもにも安心して食べさせられる食品を作りたい、

と思っているその生産者の考え方に一票を投じています。

 

 

現代は、

より、多くの物を売るために

人の考える力を奪いたがっているように思えることがあります。

 

テレビで繰り返し同じニュースや、

どうでも良い内容の報道を行うこともそう思える一つの理由です。

 

(もしかすると、日本により強くみられる傾向なのかもしれませんが、、、)

 

 

参考にした書籍とwebサイト:

 

 

 

コンビニやスーパーの市販弁当の裏側と原価を元食品メーカー勤務だった私が暴露します。私たちは今、何を選べばいいのか。

https://macrobiotic-daisuki.jp/konbini-supermarket-115783.html