20171214 伊賀の茶室 | ヨネダ設計舎のブログ

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出来事 日常 建築 

伊賀のアトリエ 改修Project.


茶室工事.



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床框を製作.





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この木はもともと、現在使っている登り窯の横の階段につかわれていたものです.






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この度、慣れ親しんだこの窯を離れ、拠点をかえられることと、





クライアントの奥様が初期の打合せの際、


「ストーリー」


というキーワードを頻繁に出されていたので、それをお受けしての僕なりの返事のひとつ.






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型枠、モルタル打設、設計者の自主製作です。。。





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脱型.


想定通りの表情.






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依頼者である陶芸家が個展でのレクチャーの際、伊賀焼きのもっとも有名な 破れ袋 を引き合いに出し、


「破れ袋は、近年の研究で、元々は通常の形の耳付花入れだったことがわかっている.

それが窯の中で変形して、ひしゃげ、潰れて、やぶれた.

ここで注視すべき点は、その欠陥品をくずやまから拾い、美を見出し、見立てた人がいたこと.

そして、現在でも最初から割れているのは伊賀だけ.」




ということを話され、そこに特に深い共感を受けて改修工事をしています.









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今回のプロジェクトを機に、表千家に弟子入りをし、茶道を学び始めました.





学びながらつくること.



つくりながら学ぶこと.