Tさんち 201605上旬 | ヨネダ設計舎のブログ

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出来事 日常 建築 


松阪市  中心に光と水たまりを湛えるいえ Tさんち puddle.




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光を導く中心void (空洞) の仮設屋根が外されました.



その日、雨.

ちょうどTさんが現場におみえで、この場所が初めて雨を迎える様子に立ち会えたようです.

写真を送っていただきました.




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僕も現場に.




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曇りの日の光の状態とvoid上空の状況.




翌日、晴れた日.



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太陽に雲がかかると、空間も光を呼吸するように光の状態が変化します.





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空を切り取る.

密集住宅地において、電線も何もない、ご家族だけの空のキャンパス.

雲が絵を描いたり、時々鳥や飛行機が通る.

そして、朝焼け、夕焼けの時間は空間全体が青から橙色、そして闇の色へグラデーションの色を纏う白い部屋.




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中心voidに穿たれた、最下層に光と雨をみちびく穴.




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覗いてみる.


水たまりに自分がいる.




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みずたまり.


日によって徐々にそのカタチを変える.


晴れの日が続けば、最下層の石舞台は光の円だけの状況になり、雨が降ればその姿を顕し、光と現象し、再びその身の変化を自然にゆだねる.


自然と、現象と、そして自然の時間ともつながる聖なるところ.








この建物は部屋によってそれぞれ仕上を変えてあり、室内間を移動する度に変化し、それぞれの室を愉しめるように設計してあるので、養生が外され、仕上の状況が確認できる日が楽しみです.



Tさんのご厚意で、5月中旬から6月のどこかの日で、希望者に向けて、住まわれてからの予約制内覧会を予定しています.

詳細決まりましたら当blogにてご案内します.














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米田雅樹 三重県 建築設計事務所