技術士化学部門の桜

技術士(化学部門)試験対策

令和元年度の技術士(化学部門)第2次試験の合格率は、21.5%でした。前年(平成30年)度の合格率が18.2%ですので、毎年非常に厳しい試験です。言い換えれば、”技術士(化学部門)という資格”の社会的価値が高いという見方もできます。

・合格するためには、技術士になるという強い意志を保ち最後まで諦めずに学習することが重要と考えます。

・私の場合は、日本技術士会の「化学部門(若手の会)主催行事」、「修習技術者支援委員会」などで知り合った先輩技術士(技術士事務所の所長や企業内技術士など)からのアドバイスを基に勉強し合格の確度を上げました。また、受験対策セミナーの受講も、この試験ではどういうことを評価されるのかを知る上で大変参考になりました。

・試験に合格できた以上に様々な人脈を形成できたことが大きな財産となっています。

・記憶力や集中力が乏しい私が、以下の対策を実践することにより合格できました。これらの内容、特に「二次筆記試験1年目になぜ落ちたか」が今後受験する技術者の方々へ少しでも参考になれば幸いです。

1. 受験科目、試験日

受験部門(選択科目):化学部門(高分子化学)

受験経験:

一次試験:H28年度合格(H28年10月10日受験)

二次筆記試験:H30年度合格(H30年7月16日受験)(H29年度不合格)

二次口頭試験:H30年度合格(H30年12月7日受験)

2.受験者(本文章作成者)

会社、役職:大手ヘルスケア製品製造・販売会社 研究開発本部 管理職研究員

勤務歴:約30年

最終学歴:国内大学院、工学研究科工業化学専攻 博士前期課程修了

3.勉強方法

①第一次試験

具体的対策:

・過去5年分の過去問 独学

・技術士第1次試験演習問題化学部門 100問 単行本(テクノ技術士研究会) 独学

・通信教育講座 受講 

コメント

・いずれも4-5回繰り返し学習し、問題は全て正解できるようにした。特にⅠ基礎、Ⅱ適性科目で初めて目にする問題に関しては、数多くの解答学習をすることが重要となる。

・学習は、3か月前から10時間/週(土日:各2-3時間、通勤時間30分×往復)程度おこなった。

・Ⅲ専門科目の学習は、二次筆記試験Ⅱ、Ⅲの対策となる”キーワード集の作成”としても有用となった。

②第二次試験 筆記試験

<1年目> 

結果: 不合格(Ⅰ:24点、Ⅱ:B判定、Ⅲ:B判定)

具体的対策:

・大手セミナー会社主催の対策講座 受講

・技術士第1次試験演習問題化学部門 100問 単行本(テクノ技術士研究会) 独学

コメント

・学習は、4か月前から10時間/週(土日:各2-3時間、通勤時間30分×往復)程度おこなった。

・対策講座で、「業務経歴書の書き方」、「筆記試験の傾向と対策」を特に学習した。技術士試験は、どんなことを試される試験なのか概要を把握した。

<なぜ落ちたか・・・>

ここから先に

①不合格理由、②二年目に向けた二次筆記試験対策、③キーワード集の作り方、④筆記試験当日持参品(便利グッズ)、④二次口答試験対策、⑤技術士のメリット 

などまとめております。

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技術士(化学部門)ブログも参照ください。↓

<技術士(化学部門)第一次試験はこちらから>

<技術士(化学部門)第一次試験 令和元年度再試験(1)はこちらから>

<技術士(化学部門)第二次試験 実務経歴証明書はこちらから>

<技術士(化学部門)第二次試験 筆記試験はこちらから>

<技術士(化学部門)第二次試験 令和元年度度高分子化学Ⅱ(1)はこちらから>