母の乳がんのこと
うちはもともと
母ひとり、娘ひとりの二人家族。
今はお互いひとり暮らしをしています。
母子家庭のため小さい頃から
母は休むことなく、毎日仕事を掛け持ちして
働いていました。
とても忙しい母でしたが、
できる限りどんなことよりも私のことを優先し
たくさん愛情を注いでくれたおかげで
ここまで無事に育つことができました。
そんな母も一度乳がんで手術をしています。
母が49歳、私が中学にあがる時でした。
母はそれよりも前から胸のしこりが気になっていたようで
小さな病院を受診していたのですが
その病院の対応があまり良くなかったようで。
「こんなことで病院に来るな!」と医者から言われてしまって
そのまま病院に行くことも億劫になり放置していたようです。
めちゃくちゃ酷い話ですよね…
その後もしこりはどんどん大きくなっていましたが
その頃仕事も立て込んでいて休みを取りづらかったようで、
私の中学の入学式に休みをとったついでに
その日の午後、大きな病院を受診しました。
そこで乳がんが見つかって、すでにステージ3。
しこりの大きさも5〜6cmだったようです。
(母の記憶が曖昧で詳しいことは分かりませんでした。泣)
すぐに手術をすることになって、
迷わず全摘を選択。
左にも影のようなものがあり
母は「左も取っちゃってください」と言ったようなのですが。
(男前すぎる。笑)
左胸は経過観察、
右胸は全摘+リンパ節郭清をしました。
(左胸は結局なんともなかったようです。)
私が母のがんを知ったのは、
手術の直後くらいだったと思います。
心配をかけないようにギリギリまで黙って
一人で戦っていました。
そして、入院期間も10日程度で退院し、
そのまますぐに仕事復帰。
母親の強さって、本当にすごいです。
自分も乳がんになったけど、
きっと母と同じ状況でも
母のように強くはいられないと思います。
その後、ホルモン治療を8年くらい?して、
術後15年、今も元気に過ごしています。
なんで体の異変に気づいていたのに
早くちゃんとした検査しなかったの…
と思いましたが、
あの頃の母は
「とにかく働かなくては!」と必死だったようです。
今、元気に過ごせているので結果的に問題ないですが
もしあの時、母の命に影響があったらと思うと
本当に怖いです。
今回、私が乳がんの宣告をされ、
母は「自分の時よりも辛い」と言っていました。
母が心配したり、自分を責めたりすることは想像できたので
できる限り心配をかけないように心がけてきましたが、
いろいろ煮詰まってきてからはあまり気持ちを隠せず、
自分の心の葛藤をそのまま聞いてもらったり、
電話で母の声を聞いて泣いてしまったりで。
(母のたくましさとは程遠いですね。笑)
心配ばかりかけて申し訳なかったですが
母としては私が一人で抱え込むことの方が心配だったようで、
こういう時にちゃんと頼ることも、
親孝行なのだということを学びました。
通院に付き添ってくれたり、
どんな時も私の話を聞いてくれたり、
母にはすごく支えられました。
また、同じ女性としての気持ちや
がんになった時の不安に
共感してもらえたこともすごく大きかったです。
気持ちが沈んでいる時に家事をしてくれたり、
私がちいかわにハマってからは
ちいかわグッズを見つけると買ってきてくれたりして。笑
母の絶大なサポートには本当に感謝です。
いつもありがとう。
もともと母とは仲がよかったですが、
今回のことでまた少し仲が深まった気がします。
これからもっともっと母には親孝行して行きたいので
まだまだ長生きしてもらわないとです。
自分のことが一旦落ち着いたので、
母には久しぶりにがんの再検査を受けてもらおうと思っています。
乳がんは10年以上経ってから再発することもあるようなので、
ずっと気を抜けないですね。
私も、今は経過観察になり少し気持ちも落ち着きましたが、
またいずれ、手術をしなくてはならない時が来ると思います。
またしっかり、がんと向き合わなくてはいけない
タイミングが来ます。
その時にはもう少し、
母のようにたくましい自分でありたいなと思います。