お誘い頂き、Takamasaさんへ伺ってきました。

とにかく食材に向き合い「料理」のすべてに敬意を払うシェフ。

 

生産者、仲介者、カトラリーや食器の作者、そしてそれを美味しく食べてくれるお客様。

何か一つが欠けても提供したい「料理」にはならないから。

 

 

 

店内はカウンター6席のみ。

ドリンクを聞かれて、常連様にお任せすることにしました。

 

・黒いちじく ブレサオラ

 

・馬糞うに、いしがき貝、鹿のソース、ケールスプラウト

・木更津の水牛モッツァレラ、クラテッロ、アンチョビ焦がしバター

 

・サクラエビビスクソース、昆布森塩水雲丹の冷静パスタ、酢橘

 

・京丹後香箱蟹プリン、内子と外子をかけて、ケールスプラウト、クリームソース

 

・むきたけとシラス、新生姜とニンニクのパスタ

2種のからすみ(イタリアボッタルガ、自家製5年熟成)をかけて

 
・自家製パン

 

・日本米ゆきさやか、イタリア産ポルチーニ、羅臼の白子パルミジャーノ焼き、ジェノベーゼバター

満面の笑みでシェフが取り出してきたのは、北海道豊頃町でハンターされた3歳の蝦夷鹿の個体。
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コロンとしたその個体はとても綺麗で、その大きさも見た目でわかりました。
この個体、シェフがお世話になっていたハンターの尾崎さんが、命をかけて仕留めた最後の個体の鹿なんです。
この時まで、その話題を知りませんでしたが、そんな生産者さんの思いを、どういう形で調理しているのか?
考えるだけで目頭が熱くなりました。
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良くカットできるナイフを選ばせてくれ、いざ、二度と口にできない個体を頂きます。
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・蝦夷鹿のカツレツ、セルフィーユ、ビーツ、イチジクソース
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・洋ナシとヤギのミルクのジェラート、牡蠣のジュレ、ドライとりおとめ
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・ホワイトショコラ、和栗のペースト、ハイビスカスのメレンゲ、アイスクリーム
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最後に至るまで、まさに全力疾走。
なるほど、ファンが多いのもわかるくらいに心のこもったお料理でした。
食べるこちらも、しっかり向き合う大切さを教えてくれる、そんな場所。
 
美味しいお料理を堪能させてもらえた時間でした♡
ご馳走様でした( *´艸`)