地裁,家裁レベルの裁判所が所在しない町に事務所を置く弁護士にとって移動時間の処理の仕方は悩ましい問題です。
ただ,これを工夫して活用すると結構面白いものです。
先日,午後1時20分から横浜市中区の横浜地方裁判所,それから移動して川崎市幸区の幸警察署で接見というスケジュールの日がありました。
横浜地裁の最寄り駅であるJR関内駅から幸警察署の最寄り駅である南武線尻手駅に行くには,一番最短で早いルートだと,関内駅からJR根岸線に乗り,そのまま川崎駅に行き,南武線で1駅乗って尻手駅に行くのが最短最速です。
ところが,この日は横浜地裁の用事は1時30分までで終わり,幸警察署での接見が午後3時半以降にしてくれという話でしたので,隙間の時間がありました。喫茶店などで時間を過ごす手もあったのですが,久しぶりに「乗り鉄」の旅を楽しもうと思いました。
関内駅から5つ目,川崎駅の1つ手前の駅に鶴見駅があります。そこから,「鶴見線」という路線が出ています。⇒
http://allabout.co.jp/gm/gc/63192/
京浜工業地帯の工場地帯を走る路線で,鶴見駅から扇町駅に行く路線です。途中支線が2つあり,途中の浅野駅から海芝浦駅まで,安善駅から大川駅までの支線があります。いずれも距離が短い支線で,工場で働く人たちを運ぶ通勤路線の役割が主要な役割です。
また,南武支線は,川崎と立川を結ぶ路線ですが,川崎駅の1つ手前の尻手駅から浜川崎駅までの支線が出ています。尻手から3つ目が終点浜川崎で短い路線です。浜川崎駅は鶴見線の途中駅です。
鶴見線,南武支線を使えば,遠回りになりますが,関内⇒鶴見⇒浜川崎⇒尻手という具合に,幸警察署の最寄り駅の尻手駅へたどり着くことができます。ちなみに,料金は同じ290円です。東京近郊区間内であれば,JR線をどのように使おうと同じ路線と同じ駅を通らなければどんなに遠回りをしても最短ルートの料金で済むルールになっています。
鶴見駅の鶴見線乗り場は階段を上がってすぐのところ。同じJR線ですが改札をとおらなければなりません。なにしろ,鶴見線は,鶴見駅を除く駅が全駅無人駅ですので,鶴見駅ですべてチェックしているようです。
通勤路線のわりには結構人が乗っていましたが,途中の武蔵白石駅を過ぎるとほとんど乗客がいなくなりました。
実はこの鶴見線,南武支線いずれも乗ったことがあります。ただ,中学生の頃なので,もう30年くらい前になります。当時は平日の昼間でも終点の扇町まで一時間に2,3本は走っていた記憶があるのですが,今では昼間の時間帯は,鶴見~浜川崎間以外の区間はほとんど電車が走らないダイヤになっています。工場への通勤路線という趣が依然強くなっています。
浜川崎駅で下車。ここで南武支線に乗り換えます。ここは乗換駅ですが,鶴見線から南武支線に乗り換えるには一般の道路を渡らなければなりません。別々の駅の形をとっていますが,いずれも無人駅。それにしても,鶴見駅でのチェックがあるとはいえ,全駅無人駅なので,無人駅から無人駅まで乗るお客さんは簡単にただ乗りができてしまいます。ここら辺は乗客の良心にゆだねられているようです。
浜川崎駅は閑散としています。浜川崎は,昔の国鉄の臭いがする駅でした。白色に黒抜き文字の駅名票,それに錆でところどころ白,黒の塗装がはがれているところなどいかにも「国鉄」です。南武支線も1時間に1から2本くらいしか運転本数が有りません。15時少し前に浜川崎に着きましたが,次の発車が15時24分。30分以上時間があります。駅には誰もいませんが,どこかからお客さんがちらほらやってきて,10人くらいの乗客を乗せて発車。しかしながら,次の川崎新町駅で女子高生がかなり乗車してきて車内は満員になりました。そのまま尻手駅に到着。
久しぶりに訪れた鶴見線と南武支線。ちょっとしたローカル線の旅でした。
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