神奈川県相模原市・厚木市の弁護士法人所属弁護士前島憲司のブログ

↑ 昭和54年8月頃午前7時頃の山陰本線米子駅

   手前は,前夜東京駅を発車して米子駅に到着した寝台特急出雲。

   奥は,前夜博多駅を発車して米子駅に到着した夜行急行さんべ。

   いずれも現在では見られない列車です。

  (中学生のときに私が撮った写真です)

 大阪と青森を結ぶ寝台特急日本海が,来春のJRのダイヤ改正で廃止されるそうです。

 http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111118-OYO1T00240.htm


 寝台特急日本海は,いわゆるブルートレイン。機関車が青い客車を引っ張る形で運行されている列車です。


 日本海は,首都圏に住んでいる私などにとってはなじみがありませんが,ブルートレイン自体は昔からなじみがあります。以前は東京駅からは,山陽,山陰,九州方面に最盛期で8本の種類のブルートレインが走っていました。

 午後4時50分発の長崎・佐世保行きのさくら号が一番早く発車するブルートレインで,小学校のときに学校が終わって帰宅してすぐ東京駅に向かって写真を撮りに行ったことがありました。


 また,昔は夏休みにブルートレインに乗るんだという話になると,学校では羨望の的です。私は,中学1年生のときにどうしてもブルートレインに乗りたくて,夏休みの鳥取県米子市の母の実家への帰省の際に寝台特急出雲で行くよう頼んで,乗ったことがありました。当時,米子への帰省の際は新幹線で岡山まで出て,岡山でL特急やくもに乗り換えるか,京都まで出て,特急あさしおに乗り換えるという昼間の移動が多かったのですが,是非ブルートレインに乗りたかったのです。

 当時は,夏休みにブルートレインの寝台券を取得するのは至難のわざでした。当時の国鉄の列車の指定券は,1週間前の午前10時から発売でした。ブルートレインなどの人気列車は,発売と同時に売り切れることがほとんど。昔の国鉄のみどりの窓口は,小さい駅にはありませんでした。私が住んでいたのは,小田急線沿線でしたが,近くでは,横浜線の町田駅と南武線の登戸駅にみどりの窓口がありました。ただ,両方とも横浜線,南武線という郊外の支線の駅でしたので旧式の端末が1台置いてあるのみ。マルスという端末のボタンをいかに窓口の職員が早く押すかで切符がとれるか決まるので,登戸や町田駅では夏休みの人気列車の切符は取れません。そこで,朝早く新宿駅まで行ってみどりの窓口に並びました。それでも既に先客がおり,整理券が配られている状況でした。

 初めて乗ったブルートレインは,3段式の寝台で狭いの何の。おまけに寝台列車を仕事場とする泥棒がいるときいていたので,緊張感で眠れませんでした。


 また,ブルートレインといえば滑稽なのが水島新司の野球漫画「ドカベン」に出てくるBT学園高校。ブルートレインの頭文字をとってBT学園なのですが,選手の名前がすべてブルートレインの列車の名称。この学校は,たいして強くなさそうなのですが,夜が近づき暗くなると力を発揮するチームという設定でした。主人公山田太郎のいる明訓高校と対戦しましたが,暗くなって力を発揮し逆転しましたが,最後は山田太郎の力でねじ伏せられてしまいました。


 このようなブルートレイン。高速バスや新幹線網の発達による乗客の減少,それに車両の老朽化などで,新幹線,飛行機,高速バスに比べて,「遅い,高い,乗り心地が悪い」というマイナスの3拍子がそろってしまいました。なにせ,安い出張フリープランなどを使えば,前の日の夜に目的地まで飛行機で飛んで,目的地で広いホテルのベッドに横になり,次の日の用事を済ませたほうが,窮屈な寝台で横になり,揺れる列車で行くより安いのですから。


 思い出のブルートレイン。次から次へと廃止になり,完全になくなるのも時間の問題なのでしょうか。

 

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