先日東京都内の某大手法律事務所の先生のお話をお聞きすることができました。


 この事務所では,新入弁護士のうち,5年以内に3分の1が辞めて,さらに10年以内に3分の1はやめる。そして,最後に残った3分の1がパートナーになるという流れになっているそうです。


 ただ,パートナーと言ってもただではありません。出資金3000万円を納めなければいけないそうです。3000万円を10年くらいで払うというお話であったので,1年300万円ずつ納めるということになりますでしょうか。


 私の司法修習同期でも大手法律事務所に就職した人がいましたが,噂どおりの過重労働らしく,2,3年で大半が辞めてしまいました。

 大手法律事務所のパートナーになるのは大変なのですね。


 中小の法律事務所のパートナーになるのに,出資金がかかるという話はききませんがどうなっているのでしょうか。


 私は,弁護士になったのが30代後半でしたので大手法律事務所の就職は無縁でした。でも,10年以内に3分の2が辞めて,パートナーになるのに3000万円を用意するという話を聞くと,仮に若くても就職はしないと思います。


 私は小規模事務所の所長で十分だと思いました。幕府の老中や大大名の家老になるよりも,1万石の小大名の藩主の方が私にはあっていると思いました。


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