私は，中学生のときから，全国の鉄道をすべて乗りつくそうと思って挑戦しております。もう３０年経ちますが，まだ乗っていない路線も残っております。また，長い年月のうちに廃線になった路線もあります。
北海道の国鉄の路線は，昭和５７年，私が高校１年生のときにすべて乗りました。ただ，現在ではその大部分は廃線になっております。
廃線になった路線の１つに国鉄（ＪＲになっても２年くらいは残っていました）標津線があります。そこの終着駅に「根室標津」（ねむろしべつ）という駅がありました。
標津線は，路線を２つもっていました。本線は，釧網本線の標茶駅から根室標津駅まで。枝線は，本線の途中の中標津駅から厚床駅までの路線でした。
昭和５７年の夏休みに訪れていますので，昭和５７年８月２０日過ぎだったと思います。当時根室本線の終着駅根室駅の近くのユースホステルで泊まりました。翌朝根室駅から９時２０分発の急行狩勝で厚床まで行って，標津線の支線に乗車。中標津駅まで行って標津線の本線に乗り換えて根室標津駅まで行きました。
根室標津線は，赤字ローカル線の終着駅としては意外に立派な駅舎を構えており，駅の構内もかなり広かったことが記憶に残っております。
そして，駅を少し出るとなんと国後島が見えました。こんなに近いのかと思いました（ちなみに２０キロメートルくらいだそうです）。青森より北に行ったことがなかったので感動した覚えがあります。
その標津線も平成元年に廃止になりました。
話は最近になりますが，ヤフオクで根室標津駅の模型が出品されておりました。他の北海道の以前のローカル線終着駅の模型も出ていたので買ってしまいました。仕事の合間に眺めていると，郷愁を誘われますね。
在りし日の根室標津駅を紹介しているブログがありました。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/3691/zp-yoki003.html
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