そんなにポコポコ映画を観るような人間ではないんですが、一度観ると決めたらご飯代を削ってでも観に行くような性格ではあります


「ホールドオーバーズ置いてきぼりのホリディ」を観てきました


で、感想は

良かった~


なんと言うのか、この映画の設定が1970年なんですよね

で、僕は作品のパンフレットは買わないので中に書いてあるような作品に対する見どころ、表現したいところ、監督の意見とかあるように思うんですが、全くわからん状態でレビューすると


今の時代と比べてください


という意味なのかな?

そう思いました

映画の中に使用人という人が出てくるんです

ということは?

もしかして、そういう使用人という存在が今の時代ではいないんだろうか?

で、その使用人という人って黒人の人なんですよ

1970年は黒人の差別、区別があった時代なんだろうか?


この2024年はアメリカではアジア人差別はまだまだあります

映画の中に韓国の生徒も出てくるんですよ


僕らは何かしら大なり小なり抱えながら生きていますよね

人によっていろいろ

主人公の学校の先生は斜視なんですよね

で、助演の男子生徒も家庭に問題

で、その寄宿舎がついてる学校で働く女性は黒人

みんないろいろ抱えながら頑張って生きている


この映画で気づくのはとにかくセリフが多いんです

とにかく喋る喋る


映画を観ながら、やけに喋るなぁ

コミュニケーション多いなぁ

そう思ったんです

そうです、コミュニケーションの物語というか

それを表現したいんだな?そう思ったんです


ストーリーはハッピーエンドには向かわないんですよね

それが、観ている僕らに何かを訴えているかのように思えたんです

世の中、お金が物事の良し悪しに関わってくるのは危険だよ

お金は、使い方によって良くも悪くもなる

それは人の気持ちをも変えてしまう危険なもの

そういう表現が多かったようにも思いました


観てて、嬉しいんですよね

ぽっこりもするんです

優しい気持ちが良く表れているんですよ

1970年はこういう時代だったんだけど、2024年はどうなんだい?


チャーリー・チャップリンが名言を残してますよね

愛と勇気とちょっとだけお金


コミュニケーションはすればするほど良いのか?

ではないんですよね

その言葉の奥にある自分のパラダイムが自分の表現に関わってくる


なので、コミュニケーションの勉強の時に


自分を知るというのが出てくるんですよ

自分と向き合う重要性が出てくるんですよ


映画の中に、寄宿舎のある学校の生徒が一人置いてきぼりになって先生と冬休みに生活する中で

その生徒の母親がその生徒にお金を送ってくるんですよ

で、ちょっとした言葉が書いてあるだけの封筒にお金

その表現に、この作品はお金よりも大切なことを忘れるな!

世の中はお金じゃないんだよ!

そういうことが表現したかったんだろうなぁって思いました


作品の中に、笑顔は少なかったんですよね

でも、観ててほっこりするような優しい空間に包まれてるような感覚になる


そういう心地よい作品でした

パンフレットは買ってないんですが、明日映画館に行ってパンフレット買って読んでみたい気にもなってます


映画を観てて、もっと他人に優しくというか、もっと他人をしっかり見る

しっかり向き合ってみるのがしたいような気にもなりましたね

あまりにも自分のことばかりで他人を軽視してるんじゃないかとね


自分は自分でいろいろ抱えてるんですが、他人もいろいろ抱えながら一生懸命生きてるんですよ


そういうメッセージのあった映画でした

素晴らしいホールドオーバーズ置いてきぼりのホリディ

星★★★★★