よく昔の事を思い出したり、懐かし話はやるけども、じっくり振り返りながら考える事ってあまりないかなって思う。
俺は決して裕福ではない家庭に生まれて、裕福ではない?どちらかと言えば貧乏だ(笑)共働きの親と兄が1人居て、両親は夜遅くまで働いて、家族で食べる夕食は夜8時過ぎってのが普通の生活だった。
小学校になる前は兄が保育園まで迎えに来て、両親が夜帰ってくるまで俺の面倒をみてた。
兄は、友達と遊びたかったろうが、歳の離れた俺の面倒を見なきゃいけないから、家の周りや、すぐ近くの公園で遊ぶくらいしか友達と遊んでなかった。
今思えば、兄は俺がいるばかりに、かなり自分を犠牲にしてたのかも知れない。
俺はと言うと、そんな兄の気持ちなんか知るよしもなく、ヤンチャでいたずらばかり。 目を離せば何処でも行って迷子になっても迷子になった事に気づかずに突き進む好奇心の塊のようなガキだった。
目の前のことしか考えず、楽しそうと思ったらとにかくやらなきゃ気が済まない。後先を考えれないガキだった。 こんな性格が後の俺に大きく関わって来ることなんかわかりっこなかった。
今日のこのブログを書きながら初めて気づいた事がある。 兄が自分を犠牲にして俺の面倒を見てたんじゃないか?って事だ。 兄も遊びたい盛りの歳に、親から弟の面倒を任され、何かと我慢を強いられ子供ながらにかなりのストレスだっただろう。そんな兄のストレスからなのか?俺のヤンチャで好き勝手やりたい放題の性格のせいか? 兄はまるで鬼のような人間と変わり始めて行くのだ。 ある日、俺は兄が友人に借りたマンガ本を勝手に持ち出し失くしたか、破いてダメにしたか記憶は定かではないが、そんな理由で兄から金属バットで滅多打ちにされた。それまでも、兄の言う事を聞かないと、殴られる事はあったが、この時ばかりは違った。 まだ俺は6歳くらいだった。
6歳のガキが金属バットで滅多打ちって想像つかないだろうが、それは痛いなんてもんじゃなかった。
何発叩かれたかなんて覚えてないが、数えきれるようなものでもなかったってのが本当のとこだ。
兄はストレスを俺にぶつけて来るようになり、俺は兄に恐怖を感じながら毎日を過ごす事になる長い長い日々の始まりだ。
次回に続く
俺がどんな環境で育って来たのか、人は環境で変わると言うが環境は人が作る物だ。今までの自分はどんな生活環境だったかを考えながら過去の出来事も含めブログを書いていこう。 ではまた次回!