今から36年前に遡る話であるが、私達が中学校に進学をする直前の2月、中学校生活の不安を直接中学校に通う先輩方に聞いて、中学校生活の様々な不安を取り除ければ…。と言う意味で行われた「小中交流会」。この時は、次年度の私たちの担当をするであろう?学年主任と担任教師の数名、中学2年生数名が参加した。


尾張旭市立三郷小学校。

この取り組みは、この年(1984年度。昭和59年)から始まった行事だと思う。その会場の発言の場で私が質問をしたのは、「シャープペンシルは使用可能ですか?」の問い掛けだった覚えがある。
専らな話であるが、周りの友人数名が、

「直貴?質問しろよ!ホラ!」

とまくし立てていたため、仕方なく質問をしたら、私の質問に対して先輩方の表情が一斉に強張っていたことを覚えている。理由については、当時禁止されていたシャープペンシルを暗黙の了解で使っていたからである。

痺れを切らせた、当時の3年学年主任の先生(後に、尾張旭市立三郷小学校校長。尾張旭市教育委員会教育研究室長)が席を立って私たちに向けながら一生懸命に説明をした。

「シャープペンシルの使用は基本的に禁止です。鉛筆を使用してください。出来れば、鉛筆もカッターナイフを使って削って下さい。」と言われたか?

その頃から私も相手に対して、面と向かって意見を言える性格に成りつつあると実感した。


尾張旭市立東中学校。

東中の正門前を見ると、何時も入学式の朝を思い出す。土砂降りの雨の中、教務主任の先生が態々、体育館まで案内して頂いたことを。ニコニコ
当時は柔剣道場は無く、校舎内もホコリマルケで如何にも荒れた学校内だった覚えがある。校舎南館1階の7クラスと校舎北館3階の2教室、2クラスが当時の1年生のクラスだったが、特に校舎南館の廊下のタイルは悲惨なまでに剥げていた。とりわけ雨漏りが酷くて壁も汚く、トイレの壁も部分補修をした痕が残っていた。校務主任の先生もさぞかし、修理をするのにも手間がかかったと考えると頭が下がる思いである。


前田 直貴