芸は身を助く
とは良く言われたもので、人には苦手分野が有るなら、得意分野もある。
生活の大半は学校生活や仕事で費やされるが、昨今では、コロナウイルスの影響によって職を失った方々も多数見掛ける結果、私の所にもhelpのメッセージが来る。
私は、そういう方々の心の支えに成れば良いと考えている。今の時代でも、昔の時代でも、手に職を付けなければ生きては行けないことを私の母から良く教わって来た。
私が中高生の時に母から事有る度に言って聞かされて来たが、「大正のババアーにだなあっ!?怒丸と言われて悔しくて堪らなかったから、必死に縫製を覚えて来たのだよおーっ!。」と。
その一方で、中学時代の頃の同級生や友人は私が通っていた中学校が荒廃していた事柄上、父兄による自主授業参観が行われたが、同級生達が私の母の顔を見て…?
「直貴の母さん…?怖いわ…。」
と話していた。正に、学校教育と職業教育の強すぎる母だった。中学校の先生からは、PTAの校外補導部を推薦されて、恥ずかしそうな表情で断っていた頃が懐かしい。
前田 直貴