<子育て☆常識のアップデート
我慢スキルの話>
今日は、
「我慢スキルは磨き過ぎない方が良いよね」
というお話をします。
「絶対そうだ!!」という話ではなく、
「よくよく考えると、、」 みたいな話です。
よく、
「我慢強い子はえらいなぁ」
「我慢強い子になれよ!」
って言いますよね。
言ったこともあれば、言われたこともある、
誰かが誰かに言っているのを耳にしたこともある。
そのくらい世の中に浸透しきっていますよね。
子供同士の喧嘩で、我慢した方の子が頭を撫でられている。
こんなシーンが何となく頭に浮かびます。
我慢できる子、できない子、
そこだけで分けると、特に我慢できる子の方が優遇されてきた。
その方が得をするんだ。
と、教え込まれてきた。
極端な話をする。
「0歳から10歳まで我慢してきた子」
「0歳から10歳まで我慢してこなかった子」
この差を考えてみる。
確かに「10年我慢してきた子」は、
10年分の我慢スキルによって、
大抵のことは我慢できてしまう。
対して「我慢してこなかった子」は
0年間我慢してきた。
つまり我慢スキルは「0」だ。
そりゃまあ我慢できない。
ありとあらゆる事を我慢できない。
それを見た周りの大人は
「自分勝手に生きそうだな。」
「よし、今からでも我慢スキルを身に付けさせよう。」
ってなる。
ここに違和感を持ってほしい。
我慢することで最終的に都合が良くなるのは、
一体誰なのか。
という「そもそも論」を、これを見ている皆さんにはしてほしい。
子供、もしくは大人でも
「夢」 「憧れ」 「目標」
これに向かって一生懸命生きる期間がどこかにある。
10年分の我慢スキルを兼ね備えた子は
・ その夢を諦めることを
・ その憧れに近づけなくても
・ その目標が失敗に終わっても
我慢できちゃうんじゃないだろうか。
だって、できちゃうから。
一方で、
我慢スキル 0 年分の子はというと
「夢」や「目標」を
諦めることを我慢できない。
そもそも「我慢」という選択肢がない。
つまり、我慢することを知らないので
どうにか達成するための方法を考えようとする。
そうなってくると、我慢をして最終的に都合が良くなるのは
我慢をした本人ではない気がしてきませんか?
そう、周りの大人だ。
子供の目標に振り回されないように。
今の財力、生活のバランスを保つために。
つまり、我慢スキルというのは、
先に生まれた人間の都合を軸にしたスキルなのだ。
今、大人たちは何をしなければならないのか。
常識に浸って、安定を求め続けるのか。
それをそのまま次の世代に教え込むのか。
自分のためだと思い、我慢スキルを
一生懸命磨いてきた。
どうやら違うようだ。
そう気づいた今、
既婚子持ちの公務員の私は、
転職を考えている。
つかもう決めている。
ある目標を達成するためだ。
転職はその手段である。
いろんな経験を子供に話したい。
子供の夢や目標に対して、
家庭の都合で我慢させるのではなく、
どうやったら達成できるかについて、
考えれる親になりたい。
「目的さえブレなければ、
何だってできる。」
これをモットーに生きている。
現在公務員のお話でした。