道志村・小倉美咲ちゃん行方不明事件その38(家族の声明、靴下、バリルート、橋本京明氏の動画等) | 雑感

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小倉美咲ちゃん行方不明事件
天網恢恢疎にして漏らさずとはこのことだろうか? ラスト陰陽師・橋本京明氏があの涸れ沢で聴取した"昭和の女"きくよさん(年の頃30~40代と見える豊満な肉体を連想させる熟女の霊)は「涸れ沢に骨を置いて行った男がいた」こと、また「美咲ちゃん捜索に当たったメンバーの中にその男に似た人物がいた」ということを証言した。

 

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ずいぶんと間が空いてしまいました。約5か月ぶりの投稿かと。

 

この間、美咲ちゃん関連のことで取り上げてみたいと思った出来事やそれへの感想を並べてみようと先日から少しずつ書き足していたのですが、

記事が長くなりすぎたので今回は3つに分けて投稿させていただきます。(「その38」~「その40」)

 

まず初めに取り上げてみたいのは、やはり去る9月21日にご遺族がホームページで公開された、とある声明のことでしょうか。

その中で母親のとも子さんは、

「遺族はこの件を遭難事故ではなく(刑事)事件だと思っているので、警察には事件として捜査を続けることを望む」

と明言しておられます。

そのうえで、我々一般人に対しても、引き続いての情報提供を呼び掛けておられると。

 

ご遺族の見立てが事故ではなく事件である・・・ということで、(こんな言い方もアレかもしれませんが)自分的には気持ちが楽だなと。

どういうことかというと、自分としては当初からこの件を殺人死体遺棄事件だと思い、それを前提にブログでも書き続けているのですが、

もし仮にご遺族である小倉さん一家の見解が「遭難事故」であり、それで納得し口をつぐまれるというのであれば、部外者の自分がこれ以上「殺人事件」であるとして(こんなネットの隅のほうの泡沫ブログとはいえ)ご遺族の見解に真っ向から反することを不特定多数に向けて発信し続けるというのはやはり気が引けると、

正直なところ、ご遺族の意向がそういうことであれば、自分ももうこれ以上ブログなどで敢えてことさらに事件性を主張し続けていくというようなことは確実に止めていただろうな・・・と思ったりするわけです。

しかし現実にはご遺族は刑事事件の見解であると。

とすれば、部外者とはいえこの件の事件性を主張し犯人逮捕を訴えていくことは

「ご遺族の心情に寄り添う」

などといった殊勝な行為ではないとしても、少なくとも、ご遺族の意向には反しておらず、なんら不都合はないだろうと。

そうした意味で、9月21日にご遺族がサイトで表明された

「事件として捜査継続を望む」

との見解に、自分的には気持ちが楽になったと。

 

その9月21日のご遺族のサイトの文章ですが、その中には事件を考えるうえでけっこう重要なヒントみたいな文言も含まれていますので、以下に一部を紹介させていただきます。

 後日に放送されたフジテレビの番組『ザ・ノンフィクション 美咲をさがして 〜帰りを信じた家族の3年〜』から、警察は小倉さんをいわゆる「バリエーションルート(バリルート)」から登って案内したことが判明しています。以下、青字赤字の部分が引用文)

鑑定結果の報告を受けてから、警察に美咲の遺骨が見つかった場所と、もし山から滑落したとしたらこの場所と仮説を立てた場所に案内してもらい場所を確認しました。

率直に思ったのは、ヘビやくまがいるから山は怖いと言う怖がりで慎重な美咲が一人でそこに行くなんて有り得ないという事でした。

言葉で上手く説明することが難しいのですが、その場所は、キャンプ場から出て整備された道からその横の道もない急な山に入ります。

とても傾斜がきつく登山用の杖を使い、怪我をしないように慎重に足場を選びながら登り、休憩や水分補給をしながら、大人の足でもかなり時間のかかる山奥でした。

はっきりと道だと分かる整備された道からその脇の山に入ることがまず考えられません。

歩いて数分で周りきれるキャンプ場内で遊んでいた美咲が友だちを捜しているのに、理由もなく山をどんどん登るとは考えられません。

美咲といつも一緒に遊んでいた長女も

『美咲がここに入る事はないと絶対に思う。理由もなくこんな大変な所を登るなんてありえない』

と言っていました。私も家族も事故ではなく、美咲は何らかの事件に巻き込まれてしまったのではないかと考えています。

今の私にできることは、当時の現地での捜索に当たってくださった方々からお話を聞いたり、その時の記録等を改めて調べ直し、あの場所には当時美咲がいなかった事を自分なりにまとめて、警察にお伝えして事件として捜査を続けていただけるようにお願いすることだと思っています。

家族としては、このホームページやSNSを残し目にし続けることは非常に辛いことですが、美咲の無念を晴らすためにも、事件への情報提供を受け取る場として、このホームページや各SNSを残しておくつもりです。

『ずっと気になっていたこと』『思い出したこと』『あらためて気づいたこと』など、今更ということはありませんので、些細なことでも大丈夫です。

美咲に関する情報をお持ちの方は、どうか引き続き情報提供をよろしくお願い致します。

今までは頂いたほとんどのご連絡にお返事させていただいておりましたが、今は精神的に辛くて、ご連絡を頂いてもお返事ができないことも多々あるかと思いますが、ご理解ご了承いただけますと有難いです。

頂いたご連絡には必ず目は通しておりますので、ご協力をどうかよろしくお願い致します。

以上、ご遺族の声明ですが、私は警察については激務であろう中で基本的によくやってくれているものと思っているのですが、

その一方で過去には公判維持に足る証拠を集められないと思ったのかそれとも

おたくの兄さん、事故を起こして、出るに出られなくなって、どっか女とホテルにでもしけこんでるんじゃないの?

と事件性なしで片付けようとした初動のミスを認めたくなかったのか(徳島県警)、あるいは単に面倒だったのか、

とにかく「事件性なし」と断定して「自殺」や「事故」で楽に処理して闇に葬った(葬ろうとした)件が後から事件であることが発覚したが時すでに遅し・・・などという失態も確かに犯していたりしますので、

美咲ちゃんの場合も、ご遺族が事件であると強く思われるのであればとことん事件性と捜査の継続を訴えていくのもありではないかと、

少なくとも現時点で警察から何かしら言いくるめられてハイそうですかと不本意に妥協してしまう必要はないのでは?と思います。

(過去記事「その34」でも紹介しておりましたが、警察が「事故」「自殺」で早々に片づけたが後で事件であること~事件性が強いことが判明したケースとして、以下1~4を再掲いたします)

1. 生坂ダム殺人事件 (長野県警。手を縛られダム内に放り込まれていた遺体について警察が「自殺」と断定し片づけていたところ、のちに犯人が「俺がやった」と名乗り出るが、すでに時効を迎えていたという大失態)
2. 長野塩尻・カップル変死事件 (長野県警。AV女優の桃井望さんの事件。警察は早々に無理心中で片づけたが、状況に他殺が疑われる不審点が多々あり、民事では殺人事件であることが認定された)
3. 徳島自衛官変死事件 (徳島県警。元徳島県警のユーチューバーであるリーゼント刑事氏は美咲ちゃんの事件について事故だろうとの感想を述べていますが、この方は語るべき事件が違うのでは?と。美咲ちゃんの事件ではなく、この徳島自衛官変死事件のことを語っていただきたいものだと。この徳島県警が闇に葬った自衛官変死事件についてもやはり「あれは事件性はない」と、美咲ちゃんの場合と同じ感想を繰り返すのかもしれませんが)
4. 秋田児童連続殺害事件 (秋田県警。第一の殺人について秋田県警は早々に事故と断定、捜査打ち切りの後に、第二の殺人事件が発生した)

ともあれ、上で紹介したご遺族の言葉から改めて確認できることとして、これまでさんざん言われてきたことながら、美咲ちゃんは平素から

ヘビやくまがいるから山は怖い

と言っていたというのであり、また母親から見て

怖がりで慎重

な子であったということかと。

つまり、好奇心や冒険心の赴くままに薄暗い急傾斜の山にでも足を踏み入れていくような、

「あの子なら登りかねない」

と家族が一抹でも危惧を覚えるようなタイプの子からはおよそ遠い子だったのではないかということが改めて見て取れるかと。

 

さらに注目すべきは、あの日のキャンプ参加者の一人であった美咲ちゃんのお姉ちゃんの言葉かと。曰く、

美咲がここに入る事はないと絶対に思う。理由もなくこんな大変な所を登るなんてありえない

要はお姉ちゃんは美咲ちゃんがバリルートの入り口---例の白看板のある(知っている者でなければそれが登山道入り口であるということさえ分からない)薄暗い入口を入ることはないと「絶対に思う」とし、

またあの日のキャンプ参加者の一人として、お姉ちゃん的には美咲ちゃんが開けた林道からいきなりその薄暗い入口に入り急斜面を登っていかなければならない「理由」についても思い当たることはない、ということをこの言葉(「理由もなく」)で示していると。

(この「理由」云々の部分は重要だと思われるので、次の記事「その39」でやや詳し目に触れてみます。)

 

「その39」に続く