山梨県南都留郡道志村・小倉美咲ちゃん行方不明事件その19(雑感2、第三者による直接証言が無い件) | 雑感

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小倉美咲ちゃん行方不明事件

(スミマセン、前の記事は「その18」だったのに「その17」としていたので、訂正しました)

 他のキャンプ参加者たちがせめて根本的な事実関係についてはメディアの取材に答えるなどして母親の証言を補強してあげなければ、デマの既成事実化事件の風化が進むのではないかと思う件

事情を知らない部外者がこういうことを書くのもどうかなと多少及び腰になりながら書いてみるわけですが・・・、
この行方不明事件て、小倉家以外でグループキャンプに参加していた人々が24人もいるのですが、その人々からの肉声が伝わってこないわけです。

美咲ちゃんの母親は信頼に値する情報を出されていると個人的には思うのですが、しかし他のキャンプ参加者たちによる裏付けがなければ、どうしてもその情報の信ぴょう性を疑問視する人々は出てくるだろうなと。

中には「美咲ちゃんは最初からキャンプ場には来ていなかったのではないか?」とまでいう人々もいると。

自分的には美咲ちゃんがキャンプ場に来ていなかったとは思っておらず、例えばテレビ局が行方不明時の再現映像をドラマ仕立てで作っていたりして(私が知っているだけで2種類あるが、他にもあるかもしれない)、
そうした再現映像には、母親と美咲ちゃんの動きだけではなく、「美咲ちゃんと一緒に南の森で遊んだ」とか「白い家裏の林道で遊んだ」とか「ジャンケンの末にチョコバナナを食べた」とかの他の参加者たちの動きも描かれているわけで、
仮に美咲ちゃんがキャンプ場に来ていなかったのだとすれば、それら再現映像の描写すべてが嘘になるわけで、さすがにその場合は、参加していた大人たち子供たちの誰かから
「あの再現映像の内容は事実ではない。美咲ちゃんはキャンプ場に来ていなかった」
という声が漏れ伝わってくるだろうと思うのですが、そうした声は上がっていないと。

小倉美咲ちゃん行方不明事件
小倉美咲ちゃん行方不明事件
小倉美咲ちゃん行方不明事件
小倉美咲ちゃん行方不明事件

こうした状況的にも、自分的には美咲ちゃんがキャンプ場に来ていたこと自体を疑う気持ちは全くないのですが、
しかし母親以外のキャンプ参加者たちからの直接の証言が出てこないので、そこに不信・不満を覚える人々の気持ちも、まったく分からないわけでもないのかなと。
(キャンプ参加者たちが警察に証言した内容をマスコミが警察に取材し、そこで得られたリークや母親への取材内容をベースとして再現映像が作られているのでしょうから、そこにキャンプ参加者たちの証言が間接的とはいえ見て取れるとは思うのですが、しかしあくまで間接的ではあるので、我々部外者にとって分かりにくいのは確か。)

小倉美咲ちゃん行方不明事件

「美咲ちゃんがキャンプ場に来ていたか否か」ということはこの行方不明事件を見るうえでの根幹にかかわる部分であり、また小倉家の名誉にもかかわる問題でもあり、
なおかつ、小倉家とプライベートで付き合いのある(つまり美咲ちゃんを個人的に知っている)キャンプ参加者たちにとってはイエスかノーかで答えられる自明の問題でもあり、一度答えれば十分なはずの手間のかからない案件でもあるはずなのですが、
キャンプ参加者たちは、この件についてまで直接の証言を出すことを避けている、あまりよくない言葉で言えば、だんまりを決め込んでいると。仮に、
「美咲ちゃんは当日確かにキャンプ場に来ていた」
「南の森や白い家裏の林道で他の子供たちと遊んだり、ジャンケンして最後におやつのチョコバナナを食べたのも事実だ」
というのであれば、せめてその点についてだけでも、キャンプ参加者たちが顔出しなし・匿名であっても何人か代表でテレビのインタビューに答えるなり、テレビで流されるのが嫌なら文字だけのネットニュースのインタビューに答えるなりして、
その場に居合わせた多少は責任のある大人として、母親の証言を担保してあげるくらいの親切があってもいいのではないかなと思うのですが、ともかくもキャンプ参加者たちは、世間に向けメディアを通じて証言することを控えていると。

キャンプ参加者たちの直接の証言が出てこないのは、美咲ちゃんの母親がキャンプ参加者たちに「メディアの取材には答えなくていい」と言ったからだ・・・というような話もあったとは思うのですが(その趣旨は「彼らにも家族があり、メディアの取材が押し掛けたりして迷惑がかかってはいけないから」といったようなものだったと記憶しているのですが、記憶違いならスミマセン)、
そのあたりの真否は別として、このままの状態が続けば---つまり美咲ちゃんの母親が出している情報に対してキャンプ参加者たちによる分かりやすい形での担保がないという状態が続けば、例えば一部に囁かれ続けている
「美咲ちゃんは最初からキャンプ場には来ていなかったのでは?」
といったような噂も---それを否定するキャンプ参加者たちの直接の証言が出されないわけですから---「大いにあり得る可能性の一つ」としてネットの一部で囁かれ続け、
やがてそれが既成事実化する・・・とまでは言わないにしても、延々と続く家族の苦しみの種になってしまうのではないかと。
そしてそんな事態になっても、頼りにして洗いざらいを話していた警察は、事実無根の噂を否定する訂正コメントの一つも発してはくれない、ということになるだろうなと。

このまま未解決で経過してしまった場合の、2024年9月21日のニュースとそれを見ている一部の人々の会話を想像してみると、

アナウンサー「山梨県道志村のキャンプ場で千葉県成田市の女児・小倉美咲ちゃん(当時7)が行方不明になってから、今日で5年となりました。母親のとも子さんは行方不明となった現場を訪れ、改めて情報の提供を呼びかけました云々・・・」
A「あれっ? 久しぶりに聞いたわ~、そういやこんなこともあったな」
B「なになに? キャンプ場のやつ? タケノコ掘ってたとかいうあれ?」
A「ちがうよ、それは四国かどっかのだろ。これは山梨のやつ」
B「あ~、なんとなく思い出した。母親が疑われてたやつだっけ?」
A「そうそれ。これ、女の子は最初からキャンプ場に来てなかったらしいよ。ネットにそう書いてあった。来てたと言ってたのは母親だけで、他のキャンプ参加者はそのことについて何も言ってないんだって」
B「へえ、そうなんだ。じゃあ母親が怪しいじゃん」・・・


となっている可能性がけっこう高いのでは?と思われるのであって、
「メディアの取材には答えなくていいといわれているから」だとか、
「うちらにも子供がいるから面倒なことに関わり合いになりたくない」とか、場合によっては、
「美咲ちゃんがキャンプ場に来ていたことを証言することにより今度は逆に(その場にいた)うちらが疑われることになってはたまらない」
「警察に止められている」
とか、その他どんな理由によるのかは不明にせよ、世間で囁かれている噂を---仮にそれが事実無根であるなら、ですが---訂正せず助け舟も出さずに放置してしまうことにより、
娘が行方不明になった一つの家族が、5年後10年後にも一部から疑惑のまなざしを向けられ、犯人視されている未来が想像できてしまうと。

あと、キャンプ参加者たちの証言によって担保された確度の高い情報を出さないと、事件の風化を早めることにもなるのではないかと。

行方不明者家族の恐れることの一つに、世間から忘れ去られること、
「あ、そんなことあったっけ? すっかり忘れてたわ」
となること、すなわち事件の「風化」ということがあるのではないでしょうか?
特に「監禁」の疑いがあり、生きて救出を待っている可能性のある美咲ちゃんのようなケースなら、なおさら風化は恐れるところかと。

それでその風化防止のためにも色々と情報を出すわけなんでしょうが、その際に、第三者(この場合はキャンプ参加者たち)の証言によってしっかり担保された情報を出しておけば、それは
「事実関係が明確な、取り上げがいのある事件」
として、いわゆる事件マニアの人々も議論の俎上に載せ続けるでしょうから、それが結局、風化防止にもつながるのではないかと。

行方不明者家族としては、「おたくらに推理してもらって何になる」と内心反発を覚えていたとしても、こんな事件が現実に起き、そして事件マニアな人々が現実に存在している以上、風化防止のために彼らを上手く活用するというのも一つの手ではないかと。

一方で、どれだけ情報を出したとしても、第三者の証言による担保が有るのか無いのか分かりにくい状態---「再現映像の内容に対してキャンプ参加者たちから異議の声が上がっていない」という形で実質的に担保がなされていると考えることはできるものの、分かりにくい状態---では、人によっては、
「でもそういった情報って、美咲ちゃんのお母さんだけが言ってることでしょう? 他のキャンプ参加者たちは何も言ってませんよね?」
とその信ぴょう性に疑問符がつけられ、
「出ている情報はみんな美咲ちゃんのお母さんだけが言っていることだ」
という冷ややかなムードが広まれば広まるほど世間の関心も薄まり、風化は早まるのではないかと。

今は直接の証言を控えているキャンプ参加者の人々も、こうした事態を想定して、何かしら考えてあげたほうが親切ではと思うのですがどんなもんでしょうか。