岐阜県高山市・林道土砂崩れ現場遺体発見事件・その2(遺体の身元判明) | 雑感

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岐阜県高山市・林道土砂崩れ現場遺体発見事件

(あくまでこの出来事から連想された楳図かずお作品のワンシーン。実際の状況がどうであったのかは不明)

 

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先日取り上げていた、高山市清見町大原の土砂崩れ現場から発見された一部白骨化の遺体、身元が判明したそうで。下呂市の団体職員の男性(57)とのことです。(男性の住所は不明)

 

この男性は、行方不明届が出ていたとのこと。身元の判明は、家族とのDNA型の照合によったそうです。(行方不明届が出された時期や、行方不明になった時の状況は公開されていません。)

 

高山署によると、遺体の損傷が激しく、死因は不明

同署は「事件性は低い」「死後に土砂崩れに巻き込まれた可能性が高い」とみているとのこと。

 

「事件性は低い」というからには、少なくとも骨には生前殴打されたことによる損傷や刃物傷、交通事故による損傷、扼殺・絞殺による舌骨の損傷等、他者に損傷された痕跡が見られない、ということなのでしょうか。(だとすると、熊による襲撃も可能性は低いのかなと)

 

一部白骨化して土砂に埋もれ、損傷激しいという遺体ですが、毒物の反応なども調べることはできたのでしょうか?

 

いずれにしても「遺体の損傷激しく、死因不明」という状況なら、「事件性は低い」というよりは、「事件性の有無についてはわからない」というところではないのかなと。

 

遺書か、生前の本人に自殺をほのめかすような言動でもあったのかもしれませんが、その辺の情報はありません。

 

また、あのけっこうな山奥の林道でのこと、男性がどうやって現場に来ていたのかも、気になるところではありますが。車で来たのかバイクで来たのか、はたまた自転車か、タクシーかヒッチハイクか、トラックの荷台に忍び込んで移動したのか、途中までバスに乗ったのか等々。

 

バスについては、現場林道の東隣の馬瀬川上地区に「下呂市カオレオートキャンプ場」というのがありまして、このオートキャンプ場周辺にはバス停<「川上」「白山神社前」「田代垣内」等>があり、それらのバス停まで、下呂の南の人里のほうから予約制のコミュニティバス<デマンドバス>が通っています。今年の3月31日までは濃飛バスが路線バス<馬瀬線>を運行させていたのですが、現在は廃止されてデマンドバスに。上記のバス停から現場林道の入り口までは、距離にして3km以上、途中「かおれトンネル(長さ1.3km)」を含む山中の道です。

ちなみに現場林道は高山市ではありますが、下呂市との市境からほど近く、可能性は低いですが、仮に男性が、下呂は下呂でも現場林道に近い「馬瀬川上地区」やその南の「馬瀬黒石地区」の住民であれば、現場林道までは3~8kmの距離であり、「自宅から現場林道まで徒歩で行って死亡した」という状況も、あり得なくはないのかなと。)

 

グーグルマップ(現場林道の入り口の位置)

https://goo.gl/maps/3mNVWsBgfWAG5pPb8

 

グーグルストリートビュー(現場林道の入り口)

https://goo.gl/maps/6hmPPQH5oTddFC7EA

 

岐阜県高山市・林道土砂崩れ現場遺体発見事件

 

いずれにしても警察の見立てによると、

 

「男性は自分で現場林道に入り込み、自殺か事故死か病死か、熱中症や疲労、脱水などで衰弱死、または、なんらかのショック(例えば、熊に追いかけられる、幽霊を見る等)で突然死した可能性が高い」

 

ということになるのかなと。

 

もし仮に、男性が「徒歩で来た」「タクシーで来た」「バスで来た」「ヒッチハイクで来た」「トラックの荷台に忍び込み現場林道の入り口付近で飛び降りた」あるいは少し変わったところで「下呂の自宅から萩原町山之口地区にあるバス停までバスで行き、そこから徒歩で『川上岳(かおれだけ、日本三百名山、登山者に人気)』の登山口を目指し、川上岳の山頂から稜線を南に縦走している途中で道に迷い現場林道にたどり着いた」等ではなく、(川上岳の稜線を南に縦走云々は上の画像を参照いただければと)

 

「自分で車やバイク(自転車)を運転して現場林道に来た」

 

のであれば、少なくともそういったもの(車・バイク・自転車)が、現場林道その周辺から見つかってもよさそうなものですが、その辺りの情報もありません。

 

そういったものが見つかっていないのであれば、

 

「じゃあこの男性は(徒歩やタクシー、バス、ヒッチハイク等々によらないのであれば)、一体どうやってこの山奥の林道まで来たんだ?」

 

という疑問が生じてくるわけで、こうなると刑事事件である状況、例えば、

 

「男性が何者かと一緒に一台の車で現場林道に来て、そこで殺害・遺棄され、その何者かは車で逃走した」(殺人・死体遺棄事件)

「男性が自分の車(あるいは人から借りた車、レンタカー)で、AとBはAの車で、2台連なって現場林道にやってきた。AとBは男性を殺害してその場に遺棄、Aは自分の車で、Bは男性の車で、それぞれ逃走した」(殺人・死体遺棄事件)

「何者かがこの男性の遺体を車で現場林道まで運び、遺棄して逃げた」(死体遺棄事件または殺人・死体遺棄事件)

 

等々の線も捨てきれなくなってくるのでは?と思うのですが。

 

遺体の損傷が激しく「死因不明」とされており、このまま事件化もされず、

 

「なんだか不思議な出来事でしたね」

 

という印象を残したのみでフェードアウトしていくのでしょうか・・・。

 

以下、二つほど関連記事を。

 

 毎日新聞 7月16日配信

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/17e80df6a541788c55f075c4d48a7f0c1467c0bd
岐阜県高山市清見町の林道の土砂崩れ現場で見つかった遺体の身元について、県警高山署は16日、同県下呂市の団体職員の男性(57)と判明したと発表した。

同署によると、遺体の一部は白骨化しており、損傷が激しく、死因は特定されていない。同署は事件性は低く、死後に土砂崩れに巻き込まれた可能性が高いとみて調べている

 

 岐阜新聞Web 7月17日配信

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6628dfa65acbc142ff51aa95aa4cf951ded24a7c
岐阜県警高山署は16日、高山市清見町大原の林道で7日、土砂の中から発見された一部白骨化した遺体は、下呂市の男性団体職員(57)と判明したと発表した。DNA鑑定で分かった。

署によると、行方不明届けの中から、体格や服装などが似ている人を絞り込み、家族とのDNA照合で判明した。死因は不明署が引き続き、死亡した経緯を調べている