(警察犬K-9)
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■ 10月13日初回アップロード:
TVのチカラ亡き後、この系統の番組ではもはや必見となっている、
フジテレビ『金曜プレミアム・最強FBI緊急捜査!日本未解決事件完全プロファイル』
が明日放送されるとのこと。
自分も今日それを知ったのですが、こちらをご覧の数少ない読者の方々も、もしお忘れでしたらいけませんので、念のためご案内を。番組について、以下コピペですが、
放送日時: 2016年10月14日(金) 21時00~22時52分
番組内容
元FBI捜査官メアリー・エレン・オトゥールをはじめ、FIND ME代表ケリー・スナイダーが世界最高峰の捜索犬K-9を引き連れて緊急来日!謎多き日本の未解決事件に挑む。
1つ目の事件は2004年岡山県津山市の自宅において、当時小学校3年生だった筒塩侑子ちゃんが殺害された事件。小学校から帰宅後、姉が帰宅するまでのわずかな時間に侑子ちゃんは自宅の居間で命を奪われた。証拠も手掛かりも少なく、いまだ解決の糸口が見えない事件を、最強FBIが新証言を引き出し、犯人像が浮かび上がってきた。
もうひとつは岐阜県の簡易宿泊施設で、当時小学校5年生の下村まなみちゃんがこつぜんと姿を消した行方不明事件。世界最強の捜索犬K-9が緊急来日! 捜索の結果、重大な手がかりが浮上! 少女の足取りが見えてきた。彼らの能力と数々の経験に基づいた“刑事のカン"そしてプロファイリング技術が、事件解決につながる新情報に迫る!
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2004年9月の岡山県津山市・筒塩侑子ちゃん(当時9)殺害事件と、
2009年7月の岐阜県郡上市ひるがの高原キャンプ場・下村まなみちゃん(当時10)行方不明事件、
この二つを取り上げるとのこと。
下村まなみちゃんの行方不明事件については、昨年自分もこのブログで取り上げてみました。
自分的には、迷子の線6割、刑事事件の線4割というざっくりとした印象でした。
ただこれは実際に行方不明になった現場を見たり、また当時の状況とくにまなみちゃんの失踪地点付近に車で乗り入れていた人物が本当にいなかったかどうか(関係者も含めて)、そのあたりの状況によっては、限りなく刑事事件であるような印象を抱くかも、とは思います。
(トランク。車を宿舎付近に戻した後、何食わぬ顔で捜索参加)
アメリカから、警察犬"K-9"がやってくるとのことですが、最近あまり、犬の鼻には過度な期待はできないような気がしてきましたので、それくらいの感じで見ていようかなと。
また、岡山県津山市の筒塩侑子(つつしおゆきこ)ちゃんの事件については、昨年でしたか、自分もこちらで取り上げてみようかと考えたのですが、
調べてみるとさっぱりわからず、事件概要を伝えるサイトは他にも多々あったこともあり、こちらで取り上げるのは遠慮した経緯がありました。
当時この事件のことを調べてみて印象に残ったのは、確か、侑子ちゃんの家の車庫に止めてあった自家用車のホイールのナットが緩められるとかのいたずらが、事件前に起こっていたのではなかったでしょうか?
ホイールのナットを緩めるなどはとても危険なことで、ちょっと、ただのいたずらとも言えない悪質さがあり、こういうことをした人物と侑子ちゃん殺害の犯人とが、もしかするとイコールなのではないか、
実はそういういたずらをしかねない人物が近隣にいるにはいるが、証拠がつかめなくて手が出せないとかの状況なのかも?・・・という気はしましたが、番組的にはどう取り上げていくのか、そのあたり見てみたく、自分も先ほど録画の予約をしてみたところです。
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● 10月16日追記:
番組を、見てみました。
それによると、岡山県津山市総社・筒塩侑子ちゃん(当時9)の事件については、
とのこと。
ただ、色々とないのはわかるとしても、「足跡なし」とは??
番組を見ていて印象深かったのは、事件現場となった筒塩さん宅一帯の静けさというか、人気(ひとけ)のなさで、これは元FBI捜査官の女性も指摘していました。
建物の数が少ないということではなく、それはそれなりにあるのですが、外を出歩いている人が全然いないと。
道にはだーれもいない感じで、静かです。ストリートビューで見てみても、印象は変わりません。
どこの誰が歩いていても誰も気にも留めない・・・という感じのよそ者にとって出入り~活動しやすい場所ではなく、よそ者が歩いてたら目について仕方ないような感じです。
番組では、もう現場の家の位置もモロわかりの放送の仕方だったので、ご家族もその辺りは了承しておられるのだろうと思うので、こちらでも、大まかですが、場所の写真をあげさせてもらうと、
(岡山県津山市総社、赤丸のあたりに事件現場)
(ストリートビューで、事件現場前の細道を西側に見通す。向かって左側は中国自動車道)
もし侑子ちゃんの家の車のホイールのナットを緩めるような悪質ないたずらをした人物と、殺害犯がイコールなら、
あの静かな地域の、あの家の車を狙って、いわゆる「よそ者」がやってきたというよりは、たぶん、普段からあの地域を徒歩やチャリでふらつきながら生活圏にしている人物、夜に筒塩さん宅にチャリでふらっとやってきてナットを緩めて逃げ帰るくらいすぐできる・・・というような、地理的関係にある人物による犯行ではないか、という気がやはりしました。
番組的にも「よそ者ではない」「顔見知り」という結論でしたが、顔見知りかどうかは別として、よそ者ではないだろうなと。
元FBI~BAUの方々は、「侑子ちゃんその人を狙った計画的犯行だ」「家族への復讐心による」と言っていましたが、「侑子ちゃんその人を狙った」かは別として、「復讐心による」というのはあり得るなと。
何を理由に、どこの誰に恨みを買っているかって、分からないですよね。
例えば騒音問題なんかでお隣さん、階上階下の人に「ちょっと、静かにしてくれませんか?」みたいな苦情を1~2度言っただけで根に持たれ、何かされることもあり得るし、
自動車で走行中に、ちょっと道を広がって走っているチャリに軽くクラクションを鳴らしただけでナンバーを覚えられ、後々嫌がらせを受けるということだってあり得ます。
こういうのは逆恨みをされた場合でしょうが、逆恨みではなく本当に、自分が日常接する人々に対して何気なく放った一言、何気なく示した態度が相手を深く傷つけ、恨みを買っていることもあるかもしれません。
殺されたその人がターゲットではなく、その人の家族の誰かへの嫌がらせが目的だったが、家に侵入しているところを見られたので殺して逃げた、ということもあるかと。
文字通りの雑感ですが、そんな印象でした。
番組自体は、当時の救急搬送に当たった隊員の方々の証言や、杏林大の佐藤教授の分析、捜査本部の刑事さんの話なども紹介していて、もの凄く良かったように思いますがどうでしょうか。
(介助されるシベリアンハスキー。イメージ)
それと、岐阜県郡上市ひるがの高原キャンプ場・下村まなみちゃん行方不明事件のほうですが、K-9で捜索するということで、
犬の鼻は、最近自分の中では信用度が落ちているので、期待せず見たのですが、やはり残念ながら、何も発見はできなかったようです。
それ以前に気になったのが、どの犬もすごく年寄りというか、もうフラフラ、ヨタヨタな感じに見えて、アメリカから来て疲れているのかなーと思ってみていたのですが、
ふらついて川にはまりそうになって、ハンドラーの方に体を支えてもらったり、茂みに足を取られて側溝にはまって悲鳴を上げたり、登りの急な斜面は抱っこして引き上げてもらう、下りの急な斜面は降りるの無理という感じで、
見ようによっては、老犬たちが森の中をヨチヨチ気ままに散歩しているような感じで、私、このK-9については、だいぶ前のこの番組の、香川坂出タケノコ掘り女児行方不明事件の捜索の時にも、妙に犬たち(K-9)がヨチヨチしているように見えて、気のせいか、ハンドラーの方に「介助」されているように見える、いや、でも、そんなはずはない、よく訓練された凄い犬に違いないんだから、ヨチヨチ歩きで介助されているとかは、自分の気のせいに違いない、
そう思っていたのですが、今回のひるがの高原キャンプ場での捜索で、これは本当に、ふらついている、年取って無理がきかず、介助されている、そう確信したというか、
もしかすると、ファインドミーの方々は、アメリカで引退して、暇にしている老犬たちを、連れてきたのかもしれない、若くて元気な現役の子たちは、来てないのかもしれないと、そんな風な思いを強くしました。
でも、とても可愛いので、見ていて腹立たしいということは、全くなかったのですが。
(ゲゲゲの鬼太郎『ひでり神』より)
ただ、あれなら、何もアメリカの人の協力を得なくても、日本の山林捜索に手慣れた方々、例えば、元自衛官とか、そういう人々を、現場指揮官として数人雇って、その下に、岐阜や愛知の大学生を日当1万円で300人ほど雇って、
10人1組、30ユニットで、行方不明になった地点の北の山林をローラーしてみる、それに、日本の嘱託警察犬なども数頭投入してみるほうが、何かを見つけ出すという意味では、より効果的だったのではないかと思いました。
番組的には、いろいろ事情あって、それは難しい、無理なのかもしれませんが。
あと、8か月ほど前でしたか、この番組で、群馬県太田市の横山ゆかりちゃん誘拐事件について、その手掛かりとなる場所として、栃木県の某採石場を示して、そこの地権者の許可が取れ次第、捜索を続行する、と言っていたはずで、あの件についても、続報を期待したいところです。
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● 10月28日追記:
ところで番組で取り上げた岡山県津山市総社・筒塩侑子ちゃんの事件の約3年後に、兵庫県加古川市で小学2年の女子児童が殺害されるという事件が起きています。
(加古川小2女児殺害事件ウィキペディア)
2007年10月16日(火曜日)の18時ごろ、加古川市の市立別府小学校2年、鵜瀬柚希(うのせゆずき)ちゃん(当時7)が公園から帰宅し、自宅(加古川市別府町新野辺)の東側に自転車を置いて家に入ろうとした際、玄関先で何者かに刺され死亡したという事件。
柚希ちゃんは亡くなる直前、救急隊員に対して、自分を刺したのは
「大人の人」
「男」
と答えたとのこと。
津山市総社の筒塩侑子ちゃんの事件(2004)と、加古川市別府町の鵜瀬柚希ちゃんの事件(2007)、小学女子児童が自宅(自宅前)で、何者かによって突然刺殺され未解決のままとなっているという、その外観は似ているなと。
それでなのかはわかりませんが、津山市の筒塩侑子ちゃんの事件が話題になると、
「この事件の犯人は、加古川の鵜瀬柚希ちゃんの事件と同一犯ではないか?」
という声が聞かれたりもします。
両事件の現場の位置関係を見ると、
直線でおよそ86km、高速道路を利用すれば所要時間は1時間半~1時間45分とのこと。
同一犯による犯行だと考えても、距離的にそう無理があるというわけでもないのかな、という気はしますが・・・。
ただこれは周知のことかと思うのですが、
加古川の事件については、「この事件の犯人では?」と噂されている人物が別件(2015年、姫路市での女子中学生への殺人未遂)ですでに逮捕され服役しており、
その男の名前は「勝田州彦」(2015年5月の逮捕時36歳)、
かなりの前科持ちで、聞くところによると、
2000年に女児数十人を殴りつけて逮捕されたのがいちおうの初犯であるらしく(その前が無いとは思えない)、
2009年には姫路市、三木市、太子町で小1~高3までの女子5人を殴った容疑で逮捕され(本人曰く「10人くらい子供を殴った」)、
実刑を食らって釈放後の2015年5月、今度は姫路市の路上で女子中学生を何度も刺して殺人未遂で逮捕され、
一連の事件の動機は本人によると「女の子の苦しむ顔が見たかった」とのことで、
この男の住所が「兵庫県加古川市平岡町新在家」、
それは加古川の鵜瀬柚希ちゃんの事件現場(加古川市別府町新野辺)に、非常に近いわけです。(直線でおよそ3km)
(画像向かって左側、水色のピン先が被害女児の自宅あたり、赤ピンの先が勝田の住所である平岡町新在家。勝田は2015年の逮捕時のみならず2009年の逮捕時もこの住所であり、おそらく両親と同居の自宅と思われる。)
勝田州彦の父親は警察OB(兵庫県警)、母親も警察関係者だとのこと。
また、勝田が2009年、女子への連続殴打事件を起こした姫路市・太子町に隣接する「たつの市」でも、2006年9月(加古川事件の約1年前)に、小学4年の女子児童が塾帰りの路上で男に刺傷されるという殺人未遂事件が起きており、10年後の現在も未解決のまま。
この時の防犯カメラには、年のころ20~40歳くらい、身長165~175センチ、濃い緑か黒色のリュックサックを背負った男が映っていたとのこと。
その他、本人画像も含めてググれば色々情報出ますので、関心のある方はググってみてください。
ともあれ、本当に、感想というか、印象で語って申し訳ないのですが、
2007年10月の、加古川市・鵜瀬柚希ちゃんの事件については、
一部噂通り、この勝田は相当に怪しいように思うのですが、どうでしょうか。