http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150129-00010004-saitama-l11
昨年3月10日から行方不明になっている朝霞市立朝霞第三中学校2年のA.Sさん(14)の両親が28日、朝霞署を訪れ、「渡した情報に関して調べた結果は私たちに知らせてほしい」などとする要望書を中島啓太郎署長に手渡した。
(中略)
母親のMさんは、「当直などで人が替わると警察の対応が違うときがある。提供してくれる方から情報を聞き出せるように対応に気を配ってほしい」。
父親のNさんは、「(テレビを見て)関心を持ってくれた200件の情報はすごくうれしい。捜査情報は言えない部分もあると思うが、見えない部分が多い。お互いの意思疎通が大事なので、要望した内容には必ず回答してほしい」と、切実な胸の内を明かした。
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この朝霞の件では以前、
「警察は、ちゃんと"捜査"しているのだろうか?」
という、素朴な疑問を書いたりしたのだが、
Aさんの両親も、似たようなことを感じているのかもしれない。
「当直などで人が替わると、(前の人とは)対応が違うときがある」
などという、署内の連携や緊張感を疑わせる出来事がある一方で、
捜査の進捗状況は一向に見えてこず、
時間ばかりが、ただ無情に過ぎていく・・・
そんな現実を前に、両親としては、この件に向き合う朝霞署の姿勢、
彼らの本気度に対して、疑心暗鬼が生じており、
今回、言葉を丸めてはいるものの、
「お願いですから、きちんと、捜査してください」
という意味の要望書を、朝霞署の署長に手渡すに至った、
ということかと想像する。
朝霞署にも、言い分はあるかもしれない。
つい先日も、署の屋上で、
地域課の署員(24)によるピストル自殺があったりなどして、
大変な時期だと思うが、今この瞬間にも、
Aさんは辛い目に遭っているかもしれず、
新潟少女監禁と同じような経過を辿っているなら、
事件どころか「大事件」とさえいえるのであって、
中島啓太郎署長も、そこのところに思いを馳せていただいて、
これからははっきり、この件を「事件」であると想定して、
Aさんや、頼ってくる親御さんのためにも、
本腰を入れて、捜査してくださいよ、と思う。
失踪から、1年が経とうとしている。
仮にAさんが生きていると仮定すれば、
どこかで誰かに、監禁されている可能性が高いのであって、
そうであるならば、駅前や交番前でビラを配るとか、
周辺の市町村で情報を呼びかけるアナウンスを流すとか、あるいは、
付近住民への聞き込み程度に甘んじていては、
事態を打開するには十分とは思われないのであり、
事件の状況や、不審者の目撃情報などから、
幾人かの人物にアタリをつけ、
その人物の室内に、どうにかして足を踏み入れる、または、
足を踏み入れなくてもいいので、室内にAさんがいるという証拠をつかむ、
ということが必要なのであり、どうすれば合法的にそれができるか、
そのやり方は、捜査のプロなら、思いついて当然、知っていて当然なのだから、
なるべく早いうちに、それを実行してほしいと思う。
ご両親には、地元のヤクザか、「刑務所上等」の荒くれ者を、
1人500万円で2人ほど雇って、
Aさんを拉致した可能性のある男の家に
片っ端から殴り込みをかけるとか、
そんな手段を、とることはできない。
頼りは、警察なのだ。
警察こそが、親身に対応するべきであり、
知恵と権限を総動員して当たるべきであり、
こんな時のためにも税金で養われている警察の、
それは責務であり、使命でもあるはずであり、
その使命を果たさずにいて、ただ税金と惰眠を貪るならば、
それを世間では
「税金泥棒」
と呼ぶのであろうが、
朝霞署の中島啓太郎署長も、世間から、後世からそう呼ばれたいとは、
まさか思ってはいないだろう。
掛けられた期待は大きい。
頑張って、結果を出してほしい。