帝王切開手術(シーセリアン手術)について
赤ちゃんがこの世に誕生する自然な方法は「通常分娩(自然分娩)」です。
しかし、妊婦さんの中には健康状態やその他の理由から通常分娩が難しい場合もあります。
そのようなとき、医師は「帝王切開手術(シーセリアン手術)」をすすめることがあります。
現在、スリランカではおよそ3分の1の出産が帝王切開によって行われています。
この手術は多くの地域の基幹病院で受けることができ、
通常は1時間以内で完了します。
帝王切開はよく行われる安全な手術ですが、
まれに合併症が起こる可能性もあります。
そのため、自然分娩が適さない場合にのみすすめられます。
帝王切開手術の2つの種類
1. 計画的帝王切開(けいかくてき ていおうせっかい)
医師が事前に手術の必要性を判断し、適切な日を決めて行う帝王切開です。
2. 緊急帝王切開(きんきゅう ていおうせっかい)
出産の準備中や予定手術の前に、
母体または胎児に突然の異常や合併症が起きた場合、
危険を最小限にするために緊急で行われます。
このように、帝王切開は母子の安全を守るために大切な選択肢の一つです。
正しい知識を持ち、医師とよく相談して判断することが大切です。