一昨日、むかし世話になった人と飲んだ。
ちょうど、9年ぶりの再会。
彼は15才以上も年上の人で、
自分としては、それほど親しくしていたつもりは
なかったが、なぜか私のことを
気に入ってくれていて、
当時ずっと、そのように接してくれていた。
離れてからも、ずっと気になっている人だった。
4時間も一緒に飲んでいたが、
積もる話もあり、あっという間の時間だった。
彼は義理・人情を非常に大事にする人間で、
そういう部分を第一にして人に接してくる。
そのせいか、普通は恥ずかしくて
なかなか口に出せないような
人間くさい言葉も彼の前では、どんどん出せる。
私は途中、感極まって半分泣いていることが
何度かあった。
本当にすばらしい時間だった。
彼からは、人間力を感じる。
今回は、理由が分かった。
彼は人を見るとき、
仕事ができるか出来ないか、とか
頭の良し悪しはもちろん、
地位や才能など、余分な所は全く見ていない。
「どんな人間か」だけで人を見ている。
どんなに大事なことか、
勉強にもなった時間だった。
彼は、ちょうど来月から
訳あって、田舎に帰るとのこと。
今よりもっと会う機会が少なくなる。
この再会はギリギリセーフ。
これにも何か感じるものがある。