仮面ライダーBLACK SUNを観た。




2日で全10話完走して、色々感想はあるがTwitterに書くとネタバレになるし、こういう時こそブログか!!と閃き書いてみる。


まず、ある種主人公と言ってもいい、葵ちゃんが良かった。

芯のある少女。

彼女が主人公のストーリーに繋がっていきそうな終わり方だった。


俊介の死は、、、あまりにも残酷でキツかった。

純粋でまっすぐで素敵な少年だった。

怪人と言えどスズメなので、可愛らしさもあり…一番死んで欲しくなかったが、そこからシャドームーンの怒り爆発に繋がっていったんだよな…

両親の悲しみと怒りも…しんどかったなぁ…


俊介が亡くなった後から、葵ちゃんのリュックにスズメのキーホルダーが付いていて、胸がギュッとなったなぁ。。


ヘブン。

原料が創世王汁と"人間"と聞くと、アマゾンズ観てたら「食べちゃダメ…!!!」ってなりませんか?

ちょっとした覚〇剤みたいなキマり方をしていたし、怪人にとっても何らかの副作用がありそうに思えて仕方なかった。


光太郎は、おそらく70歳くらいだけど、過去にヘブンを摂取した事により50歳のビジュアルでいられるのだろう。

他の怪人達も、50年前と全く変わらないビジュアルの人と少し歳を重ねたビジュアルになっている人がいるのはヘブンの摂取量の違いなんだろうな。



個人的に最大の謎はゆかり。

ゆかりは本当に悪だったのか?

それだけではないような部分が垣間見えていたので、あれ?今ので本当に悪と認める流れになったの?となった。

後半にゆかりのバックボーンが見えてくるのかなと思っていたので、なんとなく消化不良な部分。

何がゆかりをそうさせたのか。いや、本当にそうだったのが。その部分は掘り下げて欲しかったな。

私には単純な悪には見えなかったので…

そうでなければ、なんとなく気付いていた光太郎ですら50年間も「ゆかりの言葉」を胸に刻んで生きてはいないと思う。



それから怪人の中ではやはり、くじらさんが良かった。

意外とすぐ良い奴になったイメージだけど、どの怪人も元々は悪い奴ではないんだよな…人間がそうさせてしまっただけで。

既に心の何処かでそんな状況に嫌になっていたんだろう。

光太郎にかすかな希望を見たのかな。



次にビルゲニア。

変身後、そうなんや?????ってなったけど、ネット上ちょっと見たら変身後おもしろ!ってなってるの私だけじゃなくて安心w

初代リスペクトのようだけど、せめて見えてる肌色部分のキワに黒い血管のようなグラデーションとかつけて馴染み良くするとか、何かしらのメイクで面白感は出さずにいけたんじゃないかなと思うw

頬のデーモン閣下的な部分はスーツのカッティングで表現したんだろうなぁと思ったけどw


キャラクターとしては、その時々に彼は彼なりの正義と共に生きてきた、1人の被害者である。というところだろうか…

正義が行き過ぎちゃったりするところが多々あるが、最期の勇姿はちょっとグッときた。



光彦が、あの頃に戻りたいと、最後に本音を漏らしたのが悲しかった。

本当はかつての仲間達を誰も憎んでなんていない。本当は戦いたくなんてなかったという気持ちが滲んでいて…今までどれだけ心を殺して戦ってきたのだろうと…

憎むべき相手は本当は堂波だけだったのにね。


堂波。

ルー大柴さん、素晴らしいヒールっぷりでした。



西島秀俊さん、中村倫也さん。

熱い演技をありがとうございました。

どちらも好きな俳優さんなので、2人共仮面ライダーが大好きで、出演を熱望されていたと聞いて嬉しかった。

西島さんが子供の頃の夢が50歳で叶うんだなぁ…って仰ってたの、かなりグッときたなぁ。


西島さんの変身シーンで、監督もスタッフも感動して泣いたと聞き、それだけ想いのこもった作品になった事を嬉しく思います。

西島さんは孤独な男がよく似合う…居るだけで画が締まる、説得力を増す感じがあります。


名優達と名監督が手掛ける事で、仮面ライダーをもっと多くの人に知ってもらえる事がありがたい。

仮面ライダーは、いいぞ。


悲しみを背負い戦う。それが仮面ライダー。


正義と悪が単純じゃない作品が多いのも好きなところ。

正義とは何か、悪とは何か、問いかけてくる。

時代時代での様々な情勢や世間に対する問題提起も。


元祖のBLACKも観ないとなぁ…

私は平成ライダーに客演されてるのくらいしか観てないので、10話の最初の演出は若干違和感というか面白いというか…な部分があったけど、BLACKファンの方にとっては熱かったのかな?というのが聞いてみたいところ…



最初、全10話も!やっほー!と思っていたけども、色々と明かされていく後半が結構駆け抜けていった印象があるので…ライダーなら50話!…とは言いませんがw実は20話くらい必要だったのかもしれません。予算も違えば怪人も更に凄かったのかも。

シン・仮面ライダーも控えていますが!今後もこういったある種実験的な作品、楽しみにしてます!




余談

ところで、TTFC見放題作品に追加されてようやくジオウのファイナルステージを観れたのですが

噂の赤ウォズ!!(推し)

ジオウのウォズフォーム、ウォズの要素強!!

だけではなく…

アマゾンズ?!平成の1号2号V3?!がんばれ~言わす仁さんオモロ…w

という…思いもよらぬサプライズに沸きました。

ジオウといえば平成ネタに挙がりやすい存在ですが、公式が平成ネタでだいぶ遊びにいったストーリーで笑った。


そしてキャラソン祭り!こんなに曲数やってくれてるのってなかなか無いのでは…?豪華!

リアタイ当時キャラソンの存在を知らず、後々ウォズのキャラソンがある事を知っただけだったのですが、まさか歌う姿が観れるとは~!

(最初聴いた時マ〇スミゼルみたいだなと思ったのは内緒☆)

緊張感はあれど、普通に歌上手い。

あと、ソウゴがめちゃくちゃ歌上手くてビックリ。

タイムジャッカーの曲もなんかハモりの部分とか良かったな~


ウォズ、やっぱりちょっとした仕草とかいちいち刺さるなぁ、好きだなぁ…。と改めて。

後半からVシネとかは、もう渡邊さんがノリノリで楽しんでアイデアを出しながら演じていたのが見えていたので、観ているこちら側もめちゃくちゃ楽しかった。

渡邊圭祐さん、今大活躍で嬉しい限りですが、またあれくらいクセ強キャラを演じる姿が観てみたいものです!


いや~いつ見ても、ファイナルステージの役者さんの涙は尊いですね。