こんにちは、まどか行政書士法人(ホームページはこちら)のまえだあいです。
今回は、お仕事について書こうと思います。
相続税申告に強い会計事務所の手続き部門として相続遺言専門の行政書士法人を設立してから7年目になります。
「相続手続き」と一言で言っても、やるべきことは様々で、やり方や順番を間違えるととんでもない結果になってしまうことも。
そんな相続手続きのなかでも、今回は「遺産分割協議」についてのお話です。
この手の話は行政書士だけでなく、他の士業でもあるある話だと思います。
行政書士は弁護士とは違い、特定の相続人の味方をして遺産分割協議に同席するということはしません。
話し合い、まとまった結果をきちんと書面にすることが仕事です。
遺産分割協議を円満にまとめるために事前のアドバイスは行いますが、当日同席しないため、依頼者がどんな話をしているのか若干不安ではあります。
依頼者の中には、自分が得する分割内容で何としても通したかったのか、「行政書士の前田さんからこの分け方にするように言われている!」と私の名刺を配って「文句があるならこっちに」と矛先を私に向けてしまう方も。
ご想像通り、他の相続人から私宛にお怒りの電話がかかってくる…なんてこともたま~にあります(笑)
この仕事をしていて痛感することは、専門家に依頼する目的として、
自分に都合の良い答えだけを求めている
お客様が少なからず存在するということです。
そのようなお客様は否定的なアドバイスには耳を貸さず、ピンポイントで都合の良い部分だけを脳内に残して帰っていきます。
また、自分の意見が否定されたとしても、他の士業のブログやホームページを血眼になってチェックし、自分の都合の良い部分だけをプリントアウトしてドヤ顔で突き付けてくることもあります。
同時に書かれている9割の都合の悪い部分は無視している、というか見えていないんですよね。
私たち専門家はお客様に気持ち良く帰ってもらうことが仕事ではありません。
今後の選択肢や、それにかかる費用、期間、伴うリスクなどをご説明し、後悔のないようにしていただくことが仕事です。
ときには勘違いを正すことや諦めてもらうことも必要です。
現実には中々難しいことなんですけどね(^^;)
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