鑑賞日時:令和4[2022]年5月27日[金]/9:00~11:25
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN6
座席番号:H-14
映画館公開日:令和 4[2022]年 5月27日[金]
地上波初放送:
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN6
座席番号:H-14
映画館公開日:令和 4[2022]年 5月27日[金]
地上波初放送:
この先ネタバレの可能性有り
【2D版/TCX/字幕版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
36年経過しての続編。
観客の入りは平日の日中にも拘らずほぼ満席。
前作を映画館で観たと想像出来る年齢層が目立った。
TOHOシネマズ 柏は何度か利用しているがSCREEN6は初めてだった。
事前にスクリーンに対して〝センター&目線の高さ〟が交差する座席を問い合わせた。
H列14番が該当するとの事だったが、上映前にスクリーンに映し出される〝◎TOHO CINEMAS〟のロゴマークを基準とし、〝センター感〟は〝C〟が丁度だったのだが〝目線の高さ感〟は2行下と言った感じだったので少し前気味だったと思う。
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アメリカのエリート・パイロットチーム〝トップガン〟。
しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達を以ってしても絶対不可能な任務に直面していた。
任務成功の為、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット〝マーヴェリック〟だった。
記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。
何故彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?
監督
ジョセフ・コシンスキー
出演
出演
トム・クルーズ[ピート・〝マーヴェリック〟・ミッチェル]
マイルズ・テイラー[ブラッドリー・〝ルースター〟・ブラッドショー]
ジェニファー・コネリー[ペニー・ベンジャミン]
===== ストーリー =====
アメリカは正義!
強いアメリカ万歳!!
クライマックスは2度訪れる。
1度目は核開発施設攻撃。
私設へのウラン搬入が早まる事により、作戦変更を余儀なくされる展開は面白さが増す。
2度目は撃墜された〝マーヴェリック〟と〝ルースター〟が航空基地よりF-14トムキャットを奪取しての脱出劇。
クライマックスでの展開は自然で息をもつかせず、畳み掛ける様に駆け抜ける。
===== 設定 =====
前作を意識した演出多し。
アバンでの空母からの離着艦シーンでのBGMが『Danger Zone』だったり、滑走路より飛び立つF/A-18E/Fスーパーホーネットと〝マーヴェリック〟がバイクで並走するシーン、中盤でのビーチでのアメリカンフットボール(前作ではビーチバレー)等。
敵国はイラン・イスラム共和国だと思う。
アメリカと敵対していてF-14トムキャットが配備されている国と言えば、嘗てイラン革命前は親米だったが現在は関係悪化しているイランしか思い浮かばない。
それにしても、F-14トムキャットが現役でフル武装で実戦配備されいて〝第5世代〟の戦闘機相手に互角以上のドッグ・ファイトを繰り広げると言うのは、いくら天才的な〝マーヴェリック〟でもご都合主義では・・・、と思いつつも前作を映画館で観た世代にとっては嬉しさ増し増し。
〝ルースター〟と〝マーヴェリック〟の確執は〝グース〟の死だけでは無かった。
母親の「息子をパイロットにしないで欲しい。」と言う願いを聞き入れ、〝ルースター〟の海軍入隊の願書を破り捨てた事が大きい。
その事を〝ルースター〟本人に話せば直ぐにでも蟠りは解けるのに、それをしないのは〝マーヴェリック〟の男気?
〝マーヴェリック〟が携わる極超音速機の開発が凍結され無人機開発へと予算が回されると言う設定はリアルで時代の流れを痛感する。
パイロットが要らなくなりトップガンの存在意義も危ぶまれる。
===== キャスティング =====
エド・ハリス【チェスター・〝ハンマー〟・ケイン】氏が冒頭に本編とは余り関りの無い役で登場するのは贅沢。
正直、キャストではトム・クルーズ氏とヴァル・キルマー氏[〝アイスマン〟]とジェニファー・コネロー氏とエド・ハリス氏しか、顔と名前を知っている俳優は居ない。
===== キャラクター =====
〝ルースター〟と〝ハングマン〟との関係性は、かつての〝マーヴェリック〟と〝アイスマン〟とのそれの様。
トップガンのメンバーに女性が居るのは時勢。
〝マーヴェリック〟は現役で飛び続けていなくてはならないので出世させられなかったんだろうね、〝アイスマン〟は海軍大将に迄登り詰めたと言うのに!
その〝アイスマン〟死す。
病魔に蝕まれて余命幾許も無い役柄だったが、実際にヴァル・キルマー氏も咽頭癌を患っていた経緯が。
まさかこう言う形で登場するとは!
〝ルースター〟は父〝グース〟[アンソニー・エドワーズ]に似ていて本当の親子かと錯覚した!
因みに〝グース〟と母[メグ・ライアン]は過去映像のみで登場。
ペニー・ベンジャミンは前作にて名前だけ登場したらしい。
〝マーヴェリック〟とは因縁浅からぬ関係。
作戦に参加した各機、未帰還が無くて良かった。
===== 映像 =====
CG合成は一切無しらしい!
俳優は実際に戦闘機へと乗り込んでの撮影をしたとの事。
その為に厳しい訓練をかなり積んで臨んだらしい。
クライマックスのスカイ・アクションは展開が早過ぎて目が追い付いて行かない!
敵機の翼のマークがどうも日の丸に見えて仕方無い。
〝マーヴェリック〟の着ているフライト・ジャケットの背中のパッチが、ムビチケ・カードやティザービジュアルでは日の丸や台湾国旗が別のデザインへと変更されていたが本編では前作と同じになっていた!?
デザイン変更されたのは制作に加わっている中国資本への〝忖度〟だったが、政治的横槍やその資本が撤退したので元の鞘に納まったとの事だが、何れも噂や憶測の域を脱しない。
===== 音楽 =====
アバンでの『Danger Zone』やBGMの使い方・タイミングが絶妙。
エンド・ロールの曲も前作の。
エンディング主題歌はレディ・ガガ。
前作へのオマージュを込めた映像のバックで掛かると往年のファンにしてみれば感涙物では?
戦闘機のジェット・エンジン音やドッグ・ファイトでの爆発音の臨場感が凄い。
===== 期待感 =====
前作を映画館で観てた身としては36年振りの続編、期待しない方が不自然。
しかも、数度に亘るロードショー公開の延期。
まさかの〝飢餓商法〟か〝やるやる詐欺〟かとも思えて来て、もしかしたら映画館での公開は取り止めて〝配信〟となってしまうのではないかと不安になった。
===== 満足度 =====
面白かったぁ!
36年間のブランクは上映開始直後に吹き飛んだ。
一気に前作を観た頃の記憶が蘇えった。
===== アクション =====
実際に肉体と駆使したバトルでは無くスカイ・アクション。
ドッグ・ファイトがメインのアクション。
===== SF =====
〝マーヴェリック〟が駆る、マッハ10の壁を越えた極超音速機。
2022年現在、流石に未だ存在しないでしょう?
===== コメディ =====
平時の生活はユーモア溢れる。
ご陽気なアメリカ人の日常。
===== ホラー =====
該当要素無し。
===== グロテスク =====
該当要素無し。
===== サスペンス =====
幾度と無く繰り返される訓練課程。
中々成功せず、期限だけが刻々と迫って来る。
敵戦闘機のレーザー照射に捕まった時の警告音を聞くと緊張感が走る。
迫り来るミサイル、フレアで辛うじて逃げ果せる。
手に汗握る。
===== 謎解き =====
該当要素無し。
===== 不可思議 =====
該当要素無し。
===== ラヴ =====
〝マーヴェリック〟×ペニー。
焼け木杭に火が付いた?
結果、ゴールインした様な感じの終わり方だったが?
===== エロス =====
該当要素無し。
===== 悲劇 =====
〝アイスマン〟死す。
ペニーのバーで陽気にピアノを弾き語る〝ルースター〟。
その様子は在りし日の〝グース〟に重なる。
そこには幼い〝ルースター〟の姿も。
奇しくも同じ場所。
===== 感動 =====
仲間を信じ作戦成功の為に尽力するトップガンの面々。
実行可能と自らが証明して見せる〝マーヴェリック〟。
死地を脱するの為にお互い協力し合う事で信頼し合える様になった〝マーヴェリック〟と〝ルースター〟。
過去の蟠りを乗り越えて絆を築き上げる事が出来た!
===== ドキュメンタリー =====
〝トップガン〟は実在する。
アメリカ海軍の実在の航空母艦や戦闘機。
===== 歴史 =====
F-14トムキャットは既にアメリカ海軍では既に退役している機体。