韋駄天のオフィシャルブログ~喧嘩しても仲直りして~ -20ページ目
昨日行ってきましたニコニコ







$韋駄天のオフィシャルブログ-チラシ





毎年
何十万人もの観客がくる
このHANABI大会!!




ビビりの韋駄天は
混雑する前に早目の行動で場所どり合格



かなりの早目の行動汗



会場に着くとがらーんあせる



さすがにがらーんあせる



好きな場所を選びたい放題(笑)




レジャーシートで
場所とりを済ませ会場散策音譜





本日のくるみちゃんです





$韋駄天のオフィシャルブログ-くるみちゃん2







浴衣ーーーーーーーードキドキドキドキドキドキ




かわいいねーーードキドキ
夏だねーーーードキドキ




出店もたくさん出てて
とりあえず腹ごしらえ









$韋駄天のオフィシャルブログ-はしまきくるみちゃん







くるみちゃん大好物の




『はしまき』





今回のはしまきはいまいちだったみたいあせる









お腹も一杯になった所で












待ち!!








2人で話してたら
時間が過ぎるのは早いけど……





くるみちゃんがトイレに行った時は
時間が長く感じたなーーガーン




人がいる所での
女性のトイレは時間がかかるからあせる




帰ってくるまで30分もかかってました汗






それからは
他愛もない話をしながら




時間を潰したり





写真撮ったり








$韋駄天のオフィシャルブログ-2ショット








だんだん日が暮れて






$韋駄天のオフィシャルブログ-くるみちゃん3







いよいよHANABIが始まる時間になりましたクラッカー






いつの間にか会場は人で一杯















$韋駄天のオフィシャルブログ-17:00会場






こんなだったのが





$韋駄天のオフィシャルブログ-19:30会場






こんな感じにDASH!







$韋駄天のオフィシャルブログ-HANABI






写真ではいまいちですけど




生のHANABIはすごかった!!





こっちに降ってくるかのような迫力!!




予想以上によかったーーーグッド!





くるみちゃんなんて
どーんってなる度に




びくっ!!
びくっ!!




ってなってたーーラブラブ!




HANABIが終わって
帰りはどうせ込み合うだろうなーっと思って



のんびりしてましたニコニコ





だけど
いつまでたっても人が減らない




HANABIが終わって1時間半経っても
ゾロゾロゾロゾロ



さすがに帰れなくなると困るから



歩き出しましたあせる




駅周辺は
人・人・人!!












$韋駄天のオフィシャルブログ-DJポリス








DJポリスも出動(笑)




今思えば
HANABIが終わる少し前に
帰ってる人がいたけど



その人達が正解だったんだなー
って思いました!!




家に辿りついいたのは
深夜になったけど




最高の夏の思い出になりましたニコニコ




やっぱ浴衣はいいなーーードキドキ








$韋駄天のオフィシャルブログ-くるみちゃん1










わんわん









【福岡あるある】


「とっとーと?」の返答は「とっとーと」




「あーね」は方言




老若男女問わず
知り合いとの偶然の再会には「なんしよーとー」




体育の授業
「立ちまーす!立てっ!」『ヤァァァアアアアアアアア!!!』
「座りまーす!座れっ!」『ヤァァァアアアアアアアアアアア!!!』




殆どの人はいざゆけ若鷹軍団が歌える



博多で「も~、好か~ん!」て言うとは、「好いと~よ」ってことばい。




東京土産にひよ子を持って来られたら宣戦布告の合図




「また手榴弾投げ込まれたよ」「キタキュー(北九州)?」「いや久留米」「そっちかぁ」

「今日、○○で発砲事件が…」→ 他県民「マジかよ…世も末だな…怖い怖い」 福岡県民「へぇー、またかー…(平然とチャンネル変える)」




福岡ではチャリにカギをかけて無いと盗まれる。
北九ではカギをかけてても盗まれる。
筑豊では乗ってても盗まれる




博多駅の匂い→クロワッサン




ドンキホーテ<<<<(越えられない壁)<<<<トライアル




ブラックモンブランは全国にあると思っていた




おにぎりせんべいは全国共通だと思ってた




マンハッタンは全国で売ってると思ってた



梅ヶ枝餅のうまさは異常




小倉 を他県の人が読むと「おぐら」なことに驚く




フランソワのジブリCMを全国区と思っている




福岡市は夜にゴミ出し




天気予報といえば良純じゃなくて手嶋さん





何故か朝課外がある。7時半入室。




親不孝通り




自分が行くのに「今から来るけん」




「起立!」「ヤッ!」





福岡県民「あ、かべちょろ」他県民「かべ、っ?かべちょろ?;;」





「つながりーよ」
「あつまりーよ」
「元気になりーよ」
「がんばりーよ」普通に使う





濃い→こゆい





掛け声で「さん!はいっ!」を何故か、「さんーのーがーはいっ!」て言う。






「あいつが穴ほがしたけん、これぱげたっちゃん。ばりちゃきーけん、くらしちゃろうごたー」





おとうとにおっとっととっとってっていっとったと!





日本三大都市を、東京、大阪、福岡だと思っている





天神にセーラー服着た完全なおじさんがおる。





福岡市内と北九州市は違う県のように感じる





インスタントラーメンはうまかっちゃん





ひよこが東京のお菓子と思われていることが許せない。





「『中○○端』を埋めよ」で埋める文字。県外人「中途半端」福岡人「中洲川端」





福大を国公立と間違う県外の人





「キャナルシティ博多前」のバス停からキャナルシティが見えない。





偏差値との出会いは「フクト」





3923←誰の事かわかる





「ご飯をつぐ」「ごめんけど」「からう」「はわく」が方言と聞いて驚く





油山の展望台から自分ちを捜す





全然待ち合わせしてないのに大画面前に立ってたら友達にあった




♪テレテテ テレテテ テレテッテン♪





「道路や砂場に貝殻が入ってるのは福岡あるあるよねー」と県外の人に言われびっくらこいた!




県営プールでワラビ餅食べんね。





全国的にはコンビニの豚まんには酢醤油がないと聞いてびっくり





たまに~は~けんか~に~ま~けてこ~~いぃ~





お土産はとおりもんで決まり!





AKBの指原がHKTに来た時の
福岡の番組は総力をあげて指原を取り上げたが
そんなに興味はない





「雑餉隈」←他県民は読めるのか…。





ロイヤルホストで焼肉





うさぎのマークのランドセルのCM、いつまで使い回しする気なんだろう。





サッカーの視聴率が低い




「英彦山」と書いて「ひこさん」と読む(「英」は?)







わんわん






3連休2日目!!!



ヤフオクドームホークス戦へ野球




相手はオリックス










$韋駄天のオフィシャルブログ-糸井




オリックスの嘉男
相変わらず身体能力すごかったべーっだ!






今日のお昼ご飯は







$韋駄天のオフィシャルブログ-サンドイッチ3










$韋駄天のオフィシャルブログ-サンドイッチ1









$韋駄天のオフィシャルブログ-サンドイッチ2








くるみちゃんの
パンから手作りのサンドイッチドキドキ






相変わらず
めちゃくちゃくちゃ
おいしかったーーードキドキドキドキドキドキ






おいしいサンドイッチを食べながら
楽しく野球観戦ニコニコ





試合は
8回までいい試合展開で
リードしてたんですけど
9回表に同点に追いつかれましたガーン




しかーし!!!!




9回裏に今宮がサヨナラヒット――!!





5月に見に行った時も
サヨナラゲームだったので
今年2度目のサヨナラを見れましたチョキ








$韋駄天のオフィシャルブログ-サヨナラ挨拶







勝利の花火も見れて打ち上げ花火















$韋駄天のオフィシャルブログ-韋駄天バンザイ







ばんざーいアップ







試合終了後
今年の鷹の祭典ユニフォームで
写真撮影会カメラ







$韋駄天のオフィシャルブログ-オリックス2ショット






$韋駄天のオフィシャルブログ-お立ち台2ショット






$韋駄天のオフィシャルブログ-看板2ショット







楽しい1日でしたラブラブ!







わんわん









3連休初日!!!



少し遠出をして
滝を見に行きましたニコニコ




まず向かったのは






$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝看板






『鍋ヶ滝』





ここは数年前
松嶋菜々子出演
生茶のCMに使われたそうですひらめき電球







$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝通路






それで観光客が増えたみたいで
最近
駐車場や滝までの道が整備されたそうです!!












$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝表





綺麗な滝でしょ??





でもここの滝の最大の魅力は……














$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝看板2






滝の裏へ回れるんです!!






$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝裏




裏から滝が見れるなんて
初めての経験だから
韋駄天大興奮ラブラブ!




くるみちゃん大びびりあせる




水が押し寄せてきたら
逃げ場がないからって
怖かったみたいですあせる





大丈夫大丈夫って
言いながら手を引いて行きました







$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝裏2ショット




裏で1枚














$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝表2ショット2









$韋駄天のオフィシャルブログ-鍋ヶ滝表2ショット1




表から2枚






この日もかなり暑かったけど
ひんやりしてマイナスイオンたっぷり浴びて
気持ち良かったーーラブラブ!






つづいての目的地へ行く途中
景色があまりにも綺麗だったから
車から降りて一休みぐぅぐぅ





$韋駄天のオフィシャルブログ-くじゅう風景1




絶景ーーーーー!!






$韋駄天のオフィシャルブログ-くじゅう2ショット






ここでも1枚!!




腰に手をやってるあたりが
セクハラおやじみたいでしょ(笑)






さあーー
続いての目的地へ到着!!







$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝看板







東洋のナイアガラと言われている






大分にある
『原尻の滝』





でもその前にお昼ご飯べーっだ!






道の駅原尻の滝で食べました



$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝とり天






『とり天定食』




やっぱ本場のとり天はおいしいーーラブラブ






お腹も一杯になった所で




原尻の滝を見に行きます!!











$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝1






…………






$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝2







…………






なんかテレビで見たときより
水の量が少ないような気が……汗





時期とか関係あるのかな???




でも
迫力があって凄かったですよーー!!





$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝韋駄天2







こんなことして遊んだり(笑)








$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝くるみ





くるみちゃんもドキドキ




くるみちゃんの方が
前に行ってて腰が引けてない汗




つづいてみなさん
Tomorrow never knowsを頭の中で流してください音譜







いきまーす





$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝韋駄天1





つーぐなうーこーとーさえでーきずにー♪







$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝韋駄天3






きょーもーいたみをだーき♪






絶壁があればやっちゃう韋駄天でしたニコニコ






心を込めてやらせていただきました!!








$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝2ショット





滝の下に降りて1枚ドキドキ





昼過ぎってこともあって
暑い暑いあせる








$韋駄天のオフィシャルブログ-原尻の滝2ショット2






ちょっと休憩―――ラブラブ









続いての目的地へ向かう途中も
景色が最高でした!!






$韋駄天のオフィシャルブログ-竹田市風景






こんな素晴らしい景色がずーっと続いて
到着したのは






$韋駄天のオフィシャルブログ-ガンジー看板







『ガンジーファーム』





ここはソフトクリームだけを食べにきましたべーっだ!





$韋駄天のオフィシャルブログ-ガンジーソフト







1年半ほど前に来て
ソフトクリームが美味しかったんで
また食べたかったんですにひひ





ゴールデンミルクで作られる
ソフトクリームは
濃厚で絶品ですグッド!





この日は早起きだったけど
行った場所、行く途中の風景が最高で
早起きしていく価値のあるものばかりでしたラブラブ!





とても楽しい1日でした






$韋駄天のオフィシャルブログ-くじゅう風景2









わんわん









こんなの見つけましたべーっだ!







僕はシロ、
しんちゃんのともだち。
十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。

あの日から、ずっといっしょ。

「行ってきマスの寿司~~~~~~。」
あいかわらずの言葉といっしょに、しんちゃんは家から飛び出していった。
まっ黒な上着をつかんだまま、
口に食パンをおしこんでいるところを見ると、
今日もちこくなんだろう。
どんなに大きな体になっても、声が低くなっても、朝に弱いのは昔から。
特に今年は、しんちゃんのお母さんいわく『ジュケンセイ』というやつだから、
さらにいそがしくなったらしい。
たしかに、ここのところのしんちゃんは、
あんまり僕にかまってくれなくなった。
しかたのないことだとしても、なんだかちょっと、うん。
さみしいかもしれない。
せめてこっちを見てくれないかな、
と言う気持ちと、がんばれという気持ち。
その二つがまぜこぜになって、とにかく少しでも何かしたくなって。
小さくほえてみようとしたけれど、出来なかった。
なんだかとても眠たい。
ちかごろ多くなったこの不思議な感覚、ゆっくりと力が抜けていくような。
あくびの出ないまどろみ。
閉じていく瞳の端っこに、しんちゃんの黄色いスニーカーが映って。

ああ今日もおはようを言い損ねたと、どこかで後悔した。

ぴたぴたとおでこを触られる感覚に、急に目が覚める。
いっぱいに浮かんだ顔に、おもわず引きぎみになった。
ひまわりちゃんだ。
「シロー。朝ご飯だよ。」
そう言いながらこちらをのぞき込んでくる顔は、しんちゃんに似ていて。
やっぱり兄妹なんだな、と思う。
「ほら、ご飯。」
ひまわりちゃんは、片手で僕のおでこをなでながら、もう片方の手でおわんを振ってみせる。
山盛りのドッグフード。まん丸な目のひまわりちゃん。
あんまり興味のない僕のごはん。困った顔のひまわりちゃん。
僕は、それをかわるがわる見ながら、迷ってしまう。

お腹は減っていない。
でも食べなければひまわりちゃんは、もっと困った顔をするだろう。
でも、お腹は減っていない。


ひまわりちゃんは、悲しそうな顔になって、僕の目の前にごはんを置いた。
そして、両手でわしわしと僕の顔をかきまわす。ちょっと苦しい。
「お腹減ったら、食べればいいよ。」
おしまいにむぎゅうっと抱きしめられてから、そう言われた。
ひまわりちゃんは立ち上がると、段々になったスカートをくるりと回して、
そばにあったカバンを持つ。
学校に行くんだ。
いってらっしゃいと言おうとしたけれど、やっぱり言う気になれなくて。
僕はぺたんとねころんだ。
へいの向こうにひまわりちゃんが消えていく。
顔の前に置かれたおちゃわんを、僕は鼻先ではじに寄せた。

お腹は、ぜんぜん空いていない。

ごはんを欲しいと思わなくなった。
おさんぽにも、あんまり興味はなくなった。
でも、なでてもらうのは、まだ好き。
抱きしめられるのも、好き。

『ジュケンセイ』っていうのが終わったら、しんちゃんは。
また僕をいっぱい、なでてくれるのかな。抱きしめてくれるのかな。
そうだといいんだけど。

目を開くと、もう辺りはうすむらさき色になっていて。
また、まばたきしているうちに一日が過ぎちゃったんだと思う。
ここのところ、ずっとそうだ。何だかもったいない。
辺りを見回して、鼻をひくひくさせる。しんちゃんの匂いはしない。

まだ、帰ってきてないんだ。

さっき寄せたはずのおちゃわんのごはんが、新しくなっている。お水も入れ替えられている。
のろのろと体を起こして、お水をなめた。冷たい。
この調子なら、ごはんも食べられるかと思って少しかじったけれど、ダメだった。
口に中に広がるおにくの味がキモチワルイ。思わず吐き出して、もう一度ねころがる。
夢のなかは、とてもしあわせな世界だった気がする。
僕はまた夢を見る。

しんちゃんと最後に話したのは、いつだっただろう。

僕はしんちゃんを追いかけている。
しんちゃんはいつものあかいシャツときいろいズボン。小さな手は僕と同じくらい。

シロ、おて
シロ、おまわり
シロ、わたあめ

『ねえしんちゃん。僕はしんちゃんが大好きだよ。』
『オラも、シロのこと、だいすきだぞ。シロはオラの、しんゆうだぞ!』

わたあめでいっぱいのせかいはいつもふわふわでいつもあったかで
いつまでもおいかけっこができる

いつまでも



また朝がきた。
でも、その日はいつもと違っていて。しんちゃんのお母さんが、僕を車に乗せてくれた。
しんちゃんのお母さんの顔は、気のせいか苦しそうだった。

車はまっ白なお家の前で止まって、僕は抱きしめられたまま下ろされる。
そして一回り大きなふくろの中につめられた。まっくらだ。どうしようか。
昔なら、びっくりしてあばれてしまったかもしれない。でも今は、そんな力も出ない。
とりあえず丸くなると、体がゆらゆらとゆれた。
それがしばらく続き、次にゆれが収まって、足もとがひんやりとしてくる。

いきなり辺りがまぶしくなった。
目をぱしぱしさせていると、変なツンとした匂いがする手につかまれ、持ち上げられる。
いっしゅんだけ体が宙に浮いて、すぐに冷たい台の上に下ろされた。
まっ白い服を着た人が、目の前に立っている。そばには、しんちゃんのお母さん。
二人が何かを話している。白い人が、僕の体をべたべた触る。
しんちゃんのお母さんが、泣いている。
どうして泣いているのか解らないけれど、なぐさめなくちゃ。
でも、体が動かない。またあの眠気がおそってくる。起きていなきゃいけないのに。
なんとか目を開けようとしたけれど、ひどく疲れていて。
閉じていく瞳を冷たい台に向ければ、そこに映るのはうすよごれた毛のかたまり。

なんて、みすぼらしくなってしまったんだろう。
ああそうか、僕がこんなになってしまったからなんだ。だからなんだ。
だからしんちゃんは、僕に見向きもしないんだ。
おいしそうじゃないから。
あまそうじゃないから。

僕はもう、わたあめにはなれない。
わたあめ。
ふわふわであまあまの、くものかたまり。

いちど地面に落ちたおかしは、もう食べられないから。
どんなにぽんぽんはたいても、やっぱりおいしそうには見えないよね。

だけど、君はいちど拾っててくれた。
だれかが落として、もういらないって言ったわたあめを。
だから、もういいんだ。


何かにびっくりして、僕はまた戻ってきた。
見なれた僕のお家。いつもの匂い。少しはだざむい、ゆうやけ空。
口の中がしょっぱい。

「なんで!!!!!!」

いきなり、辺りに大声が響いた。びりびりとふるえてしまうような、いっぱいの声。
重たい体をひきずって、回り込んで窓からお家の中をのぞきこむ。
しんちゃんのお父さんとお母さん、ひまわりちゃん。
そして、僕の大好きなしんちゃんも。
みんなみんな、泣いていた。

「母ちゃんの行った病院は、ヤブだったに決まってる!! オラが、他の病院に連れてくぞ!!!」
しんちゃんが、ナミダをぼろぼろこぼしながら、怒っている。
ひまわりちゃんも、うつむいたまま顔を上げようとしない。
「しんのすけ、落ち着け。仕方ないんだ。」
しんちゃんのお父さんが、ビールの入ったコップをにぎりしめたまま呟いている。
「仕方ないって、父ちゃんは…ホントにそれでいいの!!!???」
「良いわけないだろ!!!!!」
しんちゃん以上のその大きな声に、だれもなにも言わなくなった。
その静かな中に、しんちゃんのお父さんの低い声が、ゆっくりひびく。


「しんのすけ、良く聞け。いいか、生き物は何時かは死ぬんだ。
 それは、俺たちも同じだ。……もちろん、ひまやお前の母さんもそうだ。
 それが今。その時が、いま、来ただけなんだよ。解ってたことだろう?」
しんちゃんは、なにも言わない。しんちゃんのお母さんも、続ける。
「あのね、ママが最初ペットを飼うのに反対したのはね、そう言う意味もあるの。
 しんちゃんに辛い思いをさせたくなかったから…ううん。
 私自身が、そんな辛いお別れをしたくなかったから。だから、反対してたの。
 でも、もうこうなっちゃった以上、仕方ないでしょう?
 せめて、最期を看取ってあげることが、私たちに出来る一番良い事じゃないの?」
「最期って!!!」
しんちゃんが泣いている。ぼろぼろ泣いている。手をぎゅっとにぎりしめて。
僕よりもずっと大きくなってしまった手を、ぎゅっとかたく。

僕の体のことは、たぶんだれよりも僕自身が一番知っていて。
でも、いいと思っていた。
このままでもいいって。
だって夢の中はあんなにもあったかくてあまくって。

だからずっとあそこにいても、かまわないと思ってたんだ。
それじゃだめなの?


しんちゃんがこっちを見た。
しばらく目をきょろきょろさせたあと、僕を見付けて、顔をくしゃくしゃにさせる。
「シロ。」
名前を呼ばれた。本当に、ひさしぶりに。

わん。

なんとか声が出た。本当に小さくて、ガラスごしじゃあ聞こえないかと思ったけれど。
でも、たしかにしんちゃんには届いた。
しんちゃんが近付いてくる。窓を開けて、僕に手をのばして。
「大丈夫、オラが、何とかしてやるぞ。」

やっと抱きしめてくれたしんちゃんの胸は、いっぱいどくどく言っていて、
夢の中の何十倍も、とってもあったかかった。
ねえ、よごれたわたあめでも。


僕は夢を見る。
何度目になるかはわからない夢。でも、それは今までとはちがう夢。

僕は段ボール箱に入っていて、そのはじをしんちゃんがヒモで三輪車に結びつけている。
三輪車がいきおいよく走る。
箱ががたがたゆれて、ちょっときもちが悪い。
ふいに、その箱から引っぱり出され、僕は自転車のかごに乗せられた。
小さな自転車。運転しているのはしんちゃん。せなかにはまっ黒なランドセル。
シロに一番に見せてやるぞって、嬉しそうにしょって見せてくれたランドセル。
まだまだ運転は下手だったけど、とってもあたたかかった、春。

自転車のかごが一回り大きくなる。
くるりとまわると、しんちゃんが今度は、まっ白なシャツを着ていた。
自転車も、新しくなっている。もうよたよたしていない。スピードも、速い。
そういえば、よくお母さんに怒られたとき、
ナイショだぞって僕を、こっそりフトンの中に入れてくれたよね。
もちろん次の日には、お母さんに怒られるんだけど、それでもやめなかった。
二人だけのヒミツがあった、きらきらしてまぶしい、夏。

ぼんやりしていたら、ひょいっとかごから下ろされた。
代わりに自転車を押しているしんちゃんのとなりに並んで歩く。
しんちゃんはずいぶん背が伸びて、お父さんと変わらないくらいになった。
お母さんといっしょに使っている自転車が、ぎしぎしと音を立てる。
でも、どんなに大きくなっても、きれいな女の人に目がいくのは変わらない。
こまったくせだなあと思いながらも、どこか安心してる僕がいる。
いつまでも変わらないでいて欲しかった、少しだけ乾いた風が吹く、秋。

寒い冬。
あんまり話してくれなくなった。
おさんぽも、少なくなって。こっちを見てくれることも少なくなった。
見えるのは横顔だけ。
楽しそうな、悲しそうな。ぼんやりした、困った。怒っているような、悩んでいるような。

そんな、横顔だけ。

寒い冬。小屋の中で、ひとりで丸くなっていた、冬。

寒かった冬。でも、冬は春への始まり。あたたかな春への始まり。
僕は丸まって、わたあめのようになって、あったかいうでの中で。
春の始まりをまっている。

たとえそれがほんのいっしゅんのものでも。


かしゃん、という、なにかがたおれる音がして、僕は目を開けた。
電灯がぽつりぽつりとついた、暗い道の真ん中で、見なれた自転車が横になっている。
のろのろと首を上げると、しんちゃんの前髪が顔に当たった。
道のはじっこのカベに、もたれかかるようにしてしゃがみ込むしんちゃん。
その体はひっきりなしにふるえていて、とても寒そうだった。
僕を抱きしめたまま、動こうとしないしんちゃん。
しんちゃんに抱きしめられたまま、動くことができない僕。

ああだれか僕の代わりに、しんちゃんを抱きしめてあげて。


「ごめんな、ごめんなシロ。オラ、何にも出来なかった。」
ぽつりぽつりと、しんちゃんが話しかけてくれる。
「いっぱい病院回ったんだ、でも、どこも空いて無くて。
 空いてるトコもあったんだけど、大抵シロを一目見ただけで…何も。
 あいつらきっとお馬鹿なんだぞ。お馬鹿だから、何にも出来ないんだ。」
しんちゃん、泣いてるの? ねえ、泣かないで。
「でも、ホントにお馬鹿なのは……オラだ。」
しんちゃんなかないで。
「オラっ……シロがこんなになってるの、気付かなくて…!!
 ずっと、一緒にいたのに…親友だって……思ってたのに、なのに!!!」
なかないで、もういいから。
「シロっ…………。」


しんちゃんが泣いている。僕はなにもできない。
せめて元気なところを見せようと思って、僕はしんちゃんのほっぺたをなめた。
しんちゃんのほっぺたは、少しだけ早い春の味。



僕がメスだったら、しんちゃんのために子供を作っただろう。
僕が居なくなっても、寂しくないように。
僕がわたあめだったら、しんちゃんのためにせいいっぱい甘くなっただろう。
僕が食べられても、甘さが少しでも長く口にのこるように。
僕が人間の手を持っていたら、しんちゃんを抱きしめただろう。
僕がしんちゃんにもらった、温もりを返すために。
僕が人間の言葉をしゃべれたら。

きっと、いっぱいいっぱいのありがとうとだいすきを、君に。

ひっきりなしにこぼれるナミダをなめながら、
僕はあることに気が付いた。
僕はここを、今しんちゃんがすわりこんでいるここを、知っている。
ここは、僕と君が初めて会ったところ。
僕と君との、始まりの場所。

僕は待っていた。
あきらめながらも、いつか。
いつか、おっこちたわたあめでも。
おいしいそうだって言ってくれる人が。
ひろいあげて、ぱんぱんってして。
まだ食べられるぞって、言ってくれる人が、来てくれるって。

「シロ。」
名前をよばれて、僕は顔を上げる。しんちゃんが、笑っていた。
まだまだナミダでいっぱいの顔で、それでも笑っていた。
「シロ、くすぐったいぞ。
 そんなにオラの涙ばっか舐めてたら、しょっぱい綿飴になるぞ。
 しょっぱいシロなんて、美味しそうじゃないから。
 だからシロ、オラ、待ってるから。
 今度はオラが待ってるから。」

しんちゃん。

「だから、もう一度、美味しそうな綿飴になって。
 そんでもって、戻ってくるんだぞ。」

だいすき。

ぼくはしんちゃんに抱きしめられながら、
さいごの夢を見る。

もういちど、わたあめになる夢を。
もういちど、おさとうになって、とかされて。
くるくるまわって、あまい、あまいわたあめになる。

目ざめたときに、だれよりも、
君がおいしそうだって言ってくれるわたあめになるために。

ふわふわのわたあめ。
さくらいろの、あったかなわたあめ。
君が大好きだっていうキモチをこめた、君だけのわたあめ。

僕はシロ、
しんちゃんのしんゆう。
十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。

僕はシロ、
しんちゃんのしんゆう。
今度はさくらいろの、
ふわふわのわたあめになって。

君に、会いに行くよ。









わんわん








$韋駄天のオフィシャルブログ-うめシロップ





くるみちゃんが作った
梅シロップドキドキ




いろいろ作れて
すごいなーーラブラブ!





わんわん