雅也とは相変わらずだった。

ある日、家に遊びに来ないか?と

その頃、雅也はホストクラブの寮にいた。

今までもたまに顔出してたけど3LDKに20人位住んでて
雅也だけ一人で、1部屋使ってた。

遊びにいったら誰もいない。

二人だけでソファーに座ってTV見てた。

色々な人から電話がなった。

雅也は好きな人が出来て、初めて二人きりになれると
人に話したらしく、車用意してあるからとか
様子伺いのからかいの電話ばかりだった。


雅也が真剣に
「引越しを考えてるんだけど、一緒に住まないか?」って。


私にはまことがいる。
最近、毎日帰って来ては、遊びに行ってるみたいで
服など私物も増えて来てる。
でも、お互い遊びで楽しいから一緒に居るだけな感じ。

雅也もいい奴だけど、今はこの状態が1番イイ。

返事は出来なかった。

その日は一緒にご飯食べに行って
真っ直ぐ帰った。


帰ったら、パンツ1枚で横になってるまことがいた。

アレ?
パンツのチ○チン部分が濡れてる!

良く見たら白い膿がえ゛!

どこ行ってたの?

友達と3人で高校生ナンパしてホテルで乱交してた!って。

ソレ淋病じゃないの?

速攻、救急病院へ走った。
淋病になる前の雑菌だらけのチ○チンになってたらしい。

あ~良かった。気付いて~
知らずにやってたら私、仕事出勤禁止になる所だった。

これからは、きちんとシャワーを浴びて
誰とでもやっちゃうタイプの子は気を付けなよ~と念を押した。
(私も人の事いえないけど♪)

その夜は、あかねちゃんと男友達とカラオケボックスに行った。

楽しく歌ってたら、雅也から電話。

「SEXしたいからホテル行こ」

毎回この人は、何でもストレートだけど
こんな事まで?!

あかねちゃん達おいて、タクシー乗って雅也の家の下に行った。

こんな事なら、あれからずっと一緒に居れば良かったのに
不器用な奴だな。

二人でラブホテルへ行った。

シャワー浴びてベットに行った。
店で裸は見ていたが、上半身に入れ墨。

何か雅也は、焦ってる感じでムードもない。
チ○チンも全く勃たない。

失敗に終わった。

店では2発も出したのに
今回は緊張しすぎたみたい。

ホストのくせにって思ったら、可愛く感じたし
ちょっとうれしかった。

雅也は店に戻って、私はあかねちゃんの待つカラオケに戻った。

ペタしてね
雅也の店で飲んで、数時間寝たら
雅也から電話がかかってきた。

昼飯食べよう。
タクシーで迎えに来た。

ホテルの高級天ぷら屋でご馳走になった。
タクシーで送ってくれた。

また、すぐ電話かかって来て
夜、店終わったら夕飯食べよう~って。

店終わって、あかねちゃんと3人で居酒屋行って
オカマバー行って、

「うちの店で飲もう~」

自然の流れに持って行くのが上手い。


「今日も朝飯、一緒に食うから外で待っててね」って。


もしかして、良が言うように
今、私は高級ヘルスにいるから足元見て
最後にゴッソリ金取られるかもしれないと思った。

夜、名古屋のお父さん玉ちゃんに会った。

恋愛の事聞かれて、サラリーマンで仲良くしてる子いるけど
最近、気になる人がいるの。

誰だ!!!ってしつこいから
ジゴロの雅也。

言ったら、不機嫌になってもう帰れ~って!
水商売は絶対反対だからな!って。

玉ちゃんに、私の仕事がバレタら殺されそうだ・・・・


2時間位経った時に、雅也から電話があって
店の前に来て欲しいと。

またご飯かな?っと思ったら
すごい剣幕で私に怒ってきた。

玉ちゃん達にいらん事いうな!と
玉ちゃんから、STさんの耳に入って俺調べられて
呼ばれて、今まで説教された。
俺は、騙してる訳じゃない。

玉ちゃんは私を娘だと思って心配してくれただけなのに
裏で、玉ちゃんは何か話を大きくしてSTさんに伝えたんだ。

その時、私はSTさんの存在を知らなかった。

玉ちゃんの友達だから、ヤクザだとは思っていたけど。


それからの雅也は、相変わらず。
朝・昼・晩は一緒に食事。
夜はジゴロで飲むってのが続いていた。

ある日、仕事終わってあかねちゃんと久々に
玉ちゃんに会いに、スロット屋行った。

玉ちゃんが珍しく上下スーツ。

「今から、お前らにすごい人に会わせてやるな
俺の40年来の友人でいい奴なんだ。
俺が玉ちゃんだから、その人に会ったら金ちゃんって呼んでやれ
喜ぶぞ~~~~」

錦の料亭で待ちあわせしてた。

金ちゃんは先に居て、背中を丸めて日本酒飲んでた。

はじめまして~金ちゃん!
かおりとあかねです!よろしく♪

無視・・・・

目が怖かった。すごくすごく怖かった。

コソコソ玉ちゃんと真剣な話をしている。

私達は場違いだ!

私達もコソコソ小さい声で話しながら
美味しい物をたくさん食べた。


料亭を出て、いつもの高級クラブへ。


店に入った。いつもと違う。
金ちゃん来ただけで、出入り口からホステス全員並んでる。

そのままVIPルーム通されて、ボーイもガチガチ。

金ちゃんは
「プライベートだから!気を使うな」ってママに。

金ちゃんて何者なのだ?!

雅也もビビッてたし。

金ちゃんから
「お前か?雅也の女。
アレは蛇だから、気を付けろよ。
全て取られて、灰にされるぞ~」って
初めて私に声掛けて来た。

金ちゃんもだけど、雅也も何者なんだ・・・汗

ペタしてね
ルパンには、怒られない程度でたまに出勤してた。

高級店だけあって、医者とか多かった。

医者を信じられなくなった客にであった。

名古屋でも有名な大きな病院のドクター。
草で飛んでる乗りだったから

決めて来てる?って聞いたら

合法的なものしかやらないよ~
モルヒネガンガンね!って

私、モルヒネ打った事ないからわからないけど

こんな風になるんだ…って思った。

パフェ食べて、ここへ来たから
もっと満足させろって!

モルヒネってドラッグ並なんだと初めて知った。


ある日、ラストの客で
ぶっさいくなんだけど、何度も見た事のある
背の低い客が付いた。

部屋に入って、普通に接客してしゃべってたら
普通の昼間のサラリーマンだよって!

私が、久々に父親と話した時に
今、何やってるんだ?と聞かれ

普通の仕事!昼間の仕事!

と言った時に、仕事は昼間にやるのが普通だし
普通の仕事って何だ?っと聞かれたのを思い出した。

普通の昼間のサラリーマンって…

サラリーマンって普通に言えばいいのに
何かおかしいぞ!

でも、同じ匂いがする。

サラリーマンなら夜、暇だよね
夜中まで遊びで忙しいから
夜中、暇だったらご馳走してよ!

風俗始めて、初めて自分から誘った。

AM2:00に店の前で待ち合わせした。


あかねちゃんとディスコ帰り、
2:00に店前に行ったら、彼はサラリーマンの服着ていた。

そのまま、私らの行きつけのホモバー行って
オカマバー。

オカマのママが
「この子達、うちの店が1番高いってプンプンしてるけど
二人とも、毎日ホストクラブ行ってるのよ~
ホストでは顔があるから無料か3,000円ポッキリなのよ~
怖い子たちよ!」ってサラリーマンを脅す。

本当、当時はホストは若い女の子連れてったりしてやって
店に貢献してやってたから、タダ同然で飲んでたけど
ホスト連中は、幹部連中を知ってる私達なんか眼中ない。
トキメキガなくタダ酒頂きに行ってただけだった。

2時間位経った頃、そのサラリーマンが

ごめん……
うちくるか?

って私らに言って来た。


やっぱり、ホストだった。
ホスト経営者だった。
昔、どこかのホストクラブで見かけた顔だったんだよな~

同じ匂いしたから誘ったけど

この時間営業中でしょ!
早く戻らないと~

3人でタクシー乗って
ホストクラブ・ジゴロへ行った。

店に入ったら、ホスト全員が立って、
「代表!お帰りなさいませ」
って。ヤクザのお偉いさんみたい。
そんなすごい奴だったんか~
チビでぶっさいくなのに…

私達はVIPルームに通されてたくさんのヘルプに
接待されてご満悦!だった所に

泣良がいる!!!

たまに、街でキャッチしてる良を見かけては
店、変わったから来てくれよ~って言われてた。

まさか!!!
ここだとは…

良から、ここの代表の雅也はエゲつない金の取り方するし
とことん悪だから気を付ける様にな!って念を押された。

店にラストの曲が流れた。
雅也が、終わったら飯くうぞ!って。

あかねちゃんは帰って、私は店の外で待った。

20分後、ホスト5~6人連れてきて
ご飯食べに行って帰った。

良も居たし、もうこの店に来る事はないな。

ペタしてね
ディスコには相変わらず毎日通ってた。

今では、芸能関係で有名になってる店員と
遊んでいたが、私の仕事の事ばかり聞いてきて
税金はきちんと払わないと、非人間だとか
うるさかったし、体の相性も合わなかったから
何言われても、好きになれなかった。

でも、今ではすごい大金持ち!
我慢してれば…今頃は社長夫人か~薔薇
女は男で変われるからすごいな。


ディスコのVIPルームの客ですごい奴がいた。

全国的に有名なホテルの社長。
お金をバラまいて拾わせてた。
1度、一緒に高級クラブへ遊びに行った。
その頃、夜の繁華街では花屋とケーキ屋と
洋服屋なんかが、朝までやってた。

社長が飲んでる途中で、一緒に来て!って
ランジェリーブティックに連れてかれた。

「かおりちゃんに似合う下着をプレゼントするから
これを着て、僕ちゃんをいじめて欲しい~」って。

まだ、会って2回目。
気持ち悪いけど、下着だけ買ってもらおう。
ショッキングピンクの総レースの
ブラジャーとパンツとガーターベルトを選んだ。

お会計・・・

16万円!

えっ?そんなに高いの?
フランス製ですからだって。

でも、社長はこんな安いのはダメだ!
もっと何か買おう~とクリスチャンディオールのバックを
妹さんの分もって2個買ってくれた。

バブルの時って、皆狂ってた~


あと、名古屋で遊戯施設や自社ビルをたくさん持ってたジジー。

ある日、今日の夜ご飯一緒に食べたいから
友達連れてヒルトンホテルで待ち合わせしましょう~って
あかねちゃんとゆかちゃん連れてヒルトンへ行ったら

入口で、○○様のご友人の方ですね。少し遅れるらしいので
と、鍵を渡された。

その鍵で部屋に入った。
最上階のスウィートルーム!

テーブルに高級フルーツの盛り合わせがドーンとあった。
初めてだったので、プリティウーマン(古っ!)の気分♪

でも、私はまことと約束してたから家に帰った。

あかねちゃんとゆかちゃんはホテル内のレストランで
いい物食べさせてもらったらしい。

夜遅くに、ホテルに戻ったら、
ジジーは奥さんの所に帰るって言って
明日、朝一に来るって!

3人で、ホテルのバーで夜景見ながら飲んでたら
店員が、シャンパンを3杯持って来た。

頼んでませんけど…

他のお客様からです!

お礼言いたいから、誰です?
ご本人に言うなと言われております。だって!

周りを見まわしたら、カウンターに土建業の作業服着た
おじさんが、こっち向いて手振ってる。

ガックリガーン
TVみたいな出会いが来た~~~~って思ったのに
会釈だけして、無視した。

その日は、まだまことが家に居たから
明日の朝一に来るね~と言って帰った。
ゆかちゃんはOLだから、翌朝会社に行った。


翌日、ジジーは昼頃来て
寿司食べたいから、金沢行くぞ~って

そのまま、ベンツ乗って金沢にお寿司食べに行って
即、名古屋に帰って来て

出したいからホテル行くぞ~って
ホテルに私とあかねちゃんとジジーと3人で入った。

どっちでもいいから
手でこすって出して!

は?なんだこれ?って思ったけど
私が手で精子出した。

出したら、肉食いに行くぞ~って
高級ステーキハウスで肉食べて
嫁の所へ帰るから、解散!

すごい1日だった。

でも、バブル弾けて
下着の社長は噂に聞くと浮浪者に
ホテルのジジーは、倒産が新聞やニュースで
取り上げられてた。

二人とも二度と顔見る事はなかった。

ちなみに私は客の付き合いで最初、国債?債権?というのを買った。
10万円だけ買って、1週間おきに5,000~7,000円の利益を
証券マンが家まで持って来てた。
調子に乗って株を買った。

すごい順調でこのままいけば、大金持ち~って思ってたら
バブル弾けて大損した。

証券マンを責めまくって担当者が何人も変わった。
証券会社ごと潰れた。

バブルってすごい時代だった。

ペタしてね
昼頃に目が覚めた。まさ君が横にいた。

え?
帰ってないの?
遊びだったから、早く帰って欲しいと思ってたのに。

わっ
よく考えたら、今日クリスマス・イブじゃん!

外見たら、少しだけ雪が降り始めてる。


昨日、酔っ払ってこの子連れて帰って来ちゃったけど
まことに合鍵渡してたの忘れてた。

まことの存在は、私には大きいから
失いたくない。
男友達ならいいけど、この子は初対面だから
まことは何て思うだろう~

ヤバイ!
イブだから、きっとまことは家にやって来る。
でも雪だから、来れないかも?

でも、夕方までには帰さないとヤバイ~~~

とベッドから立ち上がったら

ピ~ンポ~ン♪


わ~~~~~~~~
まことじゃないよね?

チェーンロック越しに
「雪が降り始めたから、夜一緒にいられないといけないから
早退してきたよ~」って。

ヤバイ。
本気でヤバい。
こんな事で、まことを失ってはアホみたい。


ベットで横になってるまさ君に、
とっさに出た言葉は

「ごめん。別れた男が内緒で合鍵作ってた!
元プロボクサーだから、まさ君が心配!
まず、ベランダ出て!!!」と。

裸のままの、まさ君をベランダ出して
服を投げた。


まことを入れた。

「も~寒かった~」って。


まことがタイミング良く

冷えたからウンコしに行くね!って


チャンスだ~☆

まさ君を部屋に戻して荷物持たせて
玄関外に出した。

まことがトイレから出てきて
寒い~ってこたつに足を入れたら男物のベルトが足に。

まことは細かい事言う奴じゃないから
誰かの忘れものだよ~って私に渡して来た。

ベルト忘れる奴ってどんなん?って思った。


まこととイブを草決めて過ごして
翌日…

まさ君に連絡してもつながらない。

まさ君の友人から連絡があって、自殺未遂したと。


えっ?
私のせいで?

深く聞いたら、手首を薄く切っただけだから大丈夫って。

本人から連絡が来て、
1度会っただけだったけど
大人の女で、それも中学生の時に1度SEXした以来で
大人のSEXを初めてして、朝まで一緒で夢みたいだったのに
裏切られたのと、人間不信に陥ったみたいで
生きているのが嫌になったらしい。


ごめんなさい。
ディスコで出会ったから、そんなに重く考える子じゃないと
思ってしまってた。

ペタしてね
まことが毎日、家に来る様になった。

私の仕事の事は言えない。

顔とまことの明るいノリが好き。
話したら嫌われそうで、
私はあかねちゃんと、派遣会社の
電話番してる事になっていた。

初めて、お互いが束縛のその字もない位、
オープンで一緒に何でも楽しめる。
だんだん、好きになってしまっていた。

彼女はいるみたい。
最近、BMWからアメ車のステーションワゴンに乗り換えたが
その車をまことと掃除してたら、彼女と観光地に
遊びに行ってる写真が出てきた。

手紙も出てきた。
私との事を恨んでる文章で、夜道に気をつけろとか
私の事、ボロクソ書いてあった。

まことと怖いね~って笑った。

まことと彼女は、まだ付き合ってるのか
何なのかわからないけど
まことの、この軽さが気に入ってた。
私の男友達とも、気さくに話せるし
合鍵を渡して、いつでも遊びにおいでね~って
関係になった。


この頃、世の中はバブル真っ最中!

仕事終わってあかねちゃんと、毎日顔パスでディスコ。

扇子持って、お立ち台だった。

私達は、背が高いのに15cmのハイヒールをはいて
強烈にきわどいボディコンで参上してた。

名古屋には何店舗かディスコがあったが
子供が多いディスコはナンパ目的の男女が多くて
楽しくなかった。
名古屋有名所のディスコ2店舗には
毎日出勤状態だった。
ほどんど、お仕事依頼でお立ち台に上がってた。
TV撮影(トゥナイト)の時は特に、Hなボディコンをと
リクエストもあった。

VIPルームの客はガラス越しにこちらを見てくる。
ご指名が来ると接待しなくてはいけない。

一般社長とかとは、楽しく飲めるけど
業界人は、腹が立った。○○と寝ればTVに出してやるとか
政治家の先生とお付き合いを…とか。

芸能人の接待もあった。
実際はホモ?薔薇カップルの大物有名人もいた。

接待すると、5万円とかおこづかいくれる大物ジジーも
チラホラいた。

1番嫌だったのが、ヤクザ。
ほとんどが私の当番だった。
舎弟はいいけど、姐さん連れて来てるから
緊張する接待だった。


一般客は誰も声を掛けてくれなかった。
ディスコの従業員やDJなんかとは遊んだ。

毎回、ワンパターンが続き飽きてきた頃
あかねちゃんと目が合った。

「あの二人組、いい男じゃない?」

「私は右、あんたは?」

「私は絶対左の子~」

よし!声掛けちゃおう!

その日は男友達も一緒だったから
成功したら、私らの事無視だからね!って約束した。


スタイルが良くて、スーツが似合う二人組み。

声を掛けたら、ニコって
一緒に飲む事になった。

4歳年下の公務員さんだった!
公務員って暗いイメージあるけど
こんな子もいるんだ!

二人とも酔ってたし、草きめてたから
すぐ自宅にお持ち帰りした。

私の方は、まさ君って子で私好みの顔立ち。
家に帰って、すぐシャワー浴びてSEXした。

何これ?
SEXなの?って感じ
いまいち・・・

子供としてるみたいで
二度目はないなって感じだった。

酔っ払って疲れていたから、
そのまま朝まで爆睡してしまった。

ペタしてね
あかねちゃんちで、4人で決めた。

私達は、草決めてても飲んでても
同じテンションだった。

まいにちこう?と言われ
目の前にあった、お線香の毎日香を差し出した。

違う違う!
毎日こうなの?こんな生活なの?
と言われ、とんでたから笑いが止まらなかった。

明日も4人で決めようって約束して
皆、解散した。

帰りのエレベーターで福山似の男、まこととキスした。

「また、明日ね~」


次の日、朝10時にあかねちゃんからTEL。

まことが、もう家に来てかおりちゃん来て欲しいって~

速攻タクシーであかねちゃんちに行った。


う~ん!
何度見てもまことはいい男だ~

もう一人、ケンって子は仕事で無理だった。

3人で一日中、草きめた。

夜、ケンが来た。
アンダーグランドというクラブで飲んで踊り明かして
朝になったから帰った。

まことが私を送ってくれると言って
手を引っ張って、まことの車に乗せられた。
BMW乗ってて、お坊ちゃまっぽい。

まことは家に来た。
草きめてるからか、自然の成り行きでSEX。

こんないい男だから、女はいっぱいいるだろう。
でも、これからも遊び友達&セックスフレンドでいよう~

まことは仕事に行った。


久々、直樹からTELがあった。

「就職決まったら、もう一度考えてくれるっていったよね
仕事決まったから、結婚前提に二人でやっていこう」って。

そんな事言ったっけ?
3年も前の話なんて覚えてない。

「どこに就職決まったの?」

「輸入車ディーラー○○○」

えっ!
そこの名古屋支店の部長、私の指名客で
半ストーカーがいた。
仕事終わるの待ち伏せして、喫茶店に強引に連れてかれ
皆の前で「結婚してくれ~」の土下座。
周りが拍手する。
私は顔も体も性格も、生理的に無理。
「一生SEXなしでも、あなたとは無理!」と言い通していたが、
店に来られたら逃げられない。しつこかった。

直樹にどこの支店か聞いてみた。

「名古屋支店」だって…

別れた男とヨリを戻す事はありえないけど
直樹の上司が私の半ストーカーかガーン
直樹とは縁がなかったんだ。

夜、家でボ~っとしてたら

ピンポ~ン♪

まことが来た。

まことは仕事帰りっぽい。

「仕事は何やってるの?」と聞いたら
名刺をくれた。

目輸入車ディラーの○○○…

何?!この偶然は?

ペタしてね
毎日、仕事17時に終わったら
ディスコに行くつもりが、
しばらく、パチンコにハマってしまった。

半年位ハマって200万は負けたんじゃないかな?

繁華街のパチンコ屋なんて
たまには勝てるけど、場所代高いから
大勝ちは無理だった。

もう、アホらしいから
パチンコは足洗おう~

そうだ!
スロット専門店に行こう~

一人で、小さなスロット店に入った。

4万円持ってて、タクシー代残して
ギリギリまで負けた。
最後の勝負で、タクシー代まで使ってしまった。


腹が立ち過ぎてた。
最後の音楽が鳴っても席から立ち上がらなかった。

店員が早く外に出ろと怒ってくる。

でも、
「お金、返して!
返してくれたら、すぐ帰ってあげる」

とごねてた。
本気で店員怒ってたけど、引くに引けなかった。

奥から、ヤクザが出てきた。

そいつにも
「お金、返して」
何度も言った。


「お前、根性あるな
いくら負けたんだ。返してやる」

って4万円返してもらえた。
ヤッタ~~~~~!!!
頑張ってねばった甲斐があった。

「でも…その代わり
今から、食事付き合え」って。

なんだ、そんな事か!私もありがたいわ。


「俺の事、玉ちゃんて呼んでな!
お前の名古屋のお父さん代わりだ!」

高級鉄板焼きを食べさせてもらって
錦の高級クラブのVIPルームでお酒飲んだ。

玉ちゃんは、当時55~6歳だったと思う。
娘の様に、可愛がってくれた。

しばらく仕事終わたら、すぐスロット屋行って
ご飯とクラブの生活が続いた。

友達のあかねちゃんを紹介した。
玉ちゃんは、あかねちゃんの事も大事にしてくれた。

私達は、毎日3人だった。
いつからか、売上げの入ったセカンドバックを
私らに預ける様になった。かばん持ちさせられてた。

お会計は、私がそのバックの中の札束から払う。


玉ちゃんは、外人のショーパブが好きだった。
クラブの次は、ショーパブで
バンドメンバーのポケットに1万円札を入れる事が
優越感に浸れて楽しいらしい。

私とあかねちゃんは毎回、どさくさにまぎれて
自分たちのおこずかいも、内緒でもらってしまってた。

ある日、玉ちゃんがめちゃめちゃ酔っ払って
絡んで来た事があった。

街中の大通りの真ん中にあぐらかいて座り込んだ。

車が渋滞になった。

突然、洋服を脱ぎだした。

刺青バリバリの体を見せて
周りを威嚇している。

恥ずかしくて離れた。

ヤクザの中でも肝っ玉が小さい奴だと
私達は責めた。
また、こんな事があったら
友達の縁を切るからと約束して、
その日は、あかねちゃんと二人で朝まで飲んだ。

酔っ払ってたら、昔仲良かった男友達にあった。
福山似の、いい男を連れている。

「草、あるよ~」

「家遊びに行かせてくれたら、ごちそうするけど」って

久々だ~

速攻4人で、あかねちゃんちに行った。

ペタしてね
過去から現在への話を続けて書いてますが

ここで、ちょっとひと休みして
現在の私の家族のすごい話を書きます。

私には、父親と私が10歳の時に来た義理母(新しいお母さん)
妹の陽子と、義理母の連れ子の美佐、父との間に生まれた知恵
の5人家族です。

過去ブログにも書きましたが
私と妹が捨てられ、知恵には私達の存在さえも隠して
私の知らない間に私が住んでた実家を売り、
高級住宅地に新居を建て、4人家族で楽しく暮らしてました。

美佐も知恵も、社長令嬢と言われ
いい大学に行き、裕福な生活をさせてもらっていました。

そんな美佐が結婚する事になった。

相手は超有名な銀行に務めているエリート社員。


もちろん結婚式は呼ばれませんでしたし
いつ結婚したかも知らない。

その頃から、世間体を気にする父親が
私だけ、お正月に家に来る様にと言われた。

お正月、2回ほど美佐家族を見かけてから
全く美佐家族は顔を出さなくなった。

ある夜、知恵から電話がかかってきた。

「もう、聞いてるよね?」って。

何か聞いてみた。


美佐の所に1人目の子供が出来た頃から、
エリート旦那の様子がおかしい。
美佐がこっそり、携帯を見たら盗撮写真がいっぱい。

その頃から、旦那は知恵にターゲットを絞っていた。
知恵のお風呂を覗く。下着を盗む。
どんどんエスカレートして、レイプ。
誰もいない時を見計らって、家にやってきて
何度もやられたらしい。

知恵は怖くて抵抗も出来なく、誰にも言えなかった。

美佐が、盗撮の事を親に相談した時に
知恵も全て話した。

父親が、旦那本人に問い詰めたら
仕事終わってから、公衆便所の女子トイレに座って
2時間位過ごす事が、毎日の幸せというか息抜きだったと。

母親は、知恵のお風呂を覗いてるのを見たが
怖くて何も言えなかったと。


それから、両家で話し合いをしたみたいだが、
知恵は、警察に訴えるって。
旦那の両親は、慰謝料払えばいいのか!と逆切れ。

何とか、二度としない事と、家には出入禁止で
話しはついたみたいだけど、

普通は、親なら口だけでも離婚しろって言うんじゃないかな?
それでも、この人と一緒にいたいと美佐が言ったら
その覚悟を認めてやるんだけど。

両家内の秘密で…
と話は丸くおさまったみたいだけど
被害者の知恵は一生、心に残って傷ついてる。

なのに!!!!

美佐は、謝りもせず、
二人目の子供を作って、知恵に

「あんたは、あの人の子供産めないもんね。かわいそう~」

とか、美佐の実父が亡くなって多額の遺産が入って来たみたいで
高級住宅地に家を建てた。
「あんたは、あの人の為に家建てるお金ないよね?」

知恵は、関わりたくなかったから、
家を出て、美佐家族にはバレない様に一人暮らしを始めた。

それなのに、どこで調べたのか?

知恵の家に旦那と来て、いちゃいちゃしながら
二人で沖縄行って来たから、おみやげ!って

何か、ドラマに出て来る様な話を聞いてビックリした。


頭狂ってる。
美佐の母親(私からしたら義理母)も狂ってた。

お正月、話し合いをした時に私が
「良く考えて!旦那は犯罪者だよ!
知恵が1番の被害者なのに、何で二人は知恵を守ってやらないの?」
と言ったら、

「美佐が、可愛そう…
あなた犯罪者と暮らした事ないから
わからないでしょ!!!
美佐が、1番の被害者なのよ。可愛そうで涙が出る」って。

血は争えないな…



私と妹の陽子はつらい人生だったけど
こんな、狂った家族とずっと一緒に暮らしてたら
私達も、洗脳されてたかも。

違う意味では、私達は捨てられて幸せだったのかもしれない。

ペタしてね
仕事に復帰した!


風俗の仕事をしていると

勘違いしてる奴がたくさんいる。

8割の客が名刺を置いていく。
9割の客が、携帯か自宅の電話番号を教えてくる。

毎日、何本も相手してるから
顔なんて覚えてない。

私の指名の取り方は、私の手抜きサービスでは無理だから
最初に、下の名前を聞いて最初から名前で呼んであげる。

1度きりの客はいいけど、また来る客の名前を憶えているのは
難しかった。

名刺の裏にデブとかめがねとか特徴を書いて
次回用に覚えていた。


店にはプレゼント攻撃の客や、自分の彼女だと思ってる客。
さまざまな人間が来る。

私からしたら、よく風俗なんかやってる女に
惚れれるな…私が男なら他の男に触られて、
チ○チン、シャクってる女嫌だもん!

どんないい男でもブサイクでも
1本、2本の感覚だったから、皆同じだったけど
1番怖かった客は、ストーカー客。

私のマンションはもちろん、実家も家庭構成も知ってる。
マンションのポストから私宛の郵便物を盗む。

誕生日にはマンション玄関前は、花やプレゼントがいっぱい。


私がいない所で行動してくれる客はいいけど、

マンションに突然やってきて、扉をドンドン叩く。
チェーンロックをしたまま、そっと開けると客が指を入れてくる。
そのまま閉めて、指が挟まったままとか…

俺には本名、かおりって言ったけど
本当は麻美じゃん!騙しやがってってキレる為に
わざわざ店に来たり、風俗嬢も大変だった。


毎日、通勤や移動に乗ってるタクシー。
大通りまで出て、流しのタクシーに乗っていた。
タクシー会社や、運転手まで毎回確認しない。

でも、アレ?
毎回このタクシーに乗ってないか?と気付いた時…

か・お・りちゃん!
イヤイヤ、麻美ちゃん!
妹さんの陽子ちゃんは元気かな?

怖い。

よく見ると、たまに来る指名客。

バブルでタクシー止めるの大変な時期だったのに
私だけはいつも、どんな店前でも止められる。
運がいいとは思っていた。

タクシー運転手の客は、ずっと私を尾行して
全ての行動を知っていた。

過去に1度、高熱なのに
医者のコンパに誘われて、出掛けた。

いつも通りに調子に乗って、飲んでしまい。
意識が無くなった。

友人がタクシーに乗せてくれたみたいだが
行先言わないのに、大丈夫だよ。
○○マンションだよね!って発車させたみたい。

途中何度も吐いた記憶がある。

次の日、目が覚めたら服を着たまま玄関で寝ていた。

でも、ブラジャーがない!


犯人は、そのストーカー運転手だった。

タクシー会社に苦情の電話を入れた。
それ以来、そいつは私の前から姿を消した。

妹からは、麻美ちゃんの妹の陽子ちゃんだよね!
料金はいらないからって、無料でタクシー乗れるって
私に感謝していた。

女が出来ない様なタイプの客には
いい事を言わない方がいいと、つくづく実感した。

ペタしてね