キライな丸み
活発で積極的な方だった小学生。
楽しい思い出が多い。
中学になると一転、消極的になった。
それからの学生時代は暗雲がかかったような気分でいた。
その理由の1つはカラダの丸みだった。
発育が早かった私は生理も中学前に始まり、
胸の膨らみも目立つようになっていた。
男子の視線がイヤだったし、
とにかく自分が自分をダイキライだった。
楽しかった水泳も小学生でやめた。
水泳の授業もずる休みした。
球技も好きだったけど、
体操着になるのがイヤで楽しめなかった。
それからスポーツとは縁のない生活を過ごした。
本当は泳ぎたい気持ちに気づいたのは、
社会人を何年も過ぎ、30歳前だった。
ダイビングのライセンスを取り、海に癒された。
泳ぐのが好きで良かったと思った。
消極的になっていった理由のもう一つに父親の言葉がある。
家族には誰に対してもよくからかう人だったが、
ほとんどがカラダのことだった。
お前は大根足だな~
エラが張ってるな~
おい、そこのエラ張りねーちゃん!
語調は明るく楽しそうなので悪気はないようだが、
何度も聞かされると傷つくものである。
しっかりと真に受けていた。
大人になってからこのことを父に伝えると、
そうとは知らず反省すると言われたが、
今さら遅すぎるのである。
思春期に言われる親からの言葉は、絶対である。
褒めたり認めたり相手が笑顔になる言葉かけは
過ぎることはない。
自分を好きなる第一歩だから。
そのくらい、親が子供にする最も大事な行為だと思う。
言葉の力は本当にすごいのだから。
自分を好きになってきた今、
それを愛をもってできる大人になろう。
