おはよう、諸君。
忘れた頃にやってくる
 肉球王子だ。






*+:•*∴雪


ネグレクトジジーが河原に置いてった

最後の捨て猫 ハチワレ小僧。




コイツがなかなかの小心者で

夜にコソコソっとしか
メシを食べに現れない。

「早く猫キチたちに
捕まえて貰えよ。

どんどん新顔たちが
保護されてるじゃねーかよ。」

と、話してみるものの




相変わらずこんな所で
コソコソしている。


だから猫キチ達も
なかなか会えずに手こずって

夜中に探しに来てみたり
捕獲器仕掛けてみたり
色々やってたから
教えてやったんだ。

アイツはどーやら濡れるのが嫌いで
雨の日は必ず小屋に入ってるから
行ってみろ、と。


そしたら雪の日
アイツはやっぱり小屋に入ってて


入ったら雪が凄くて出れなくなって
ミーミー鳴いてたんだ






こりゃ助けてやらないとまずいかな?
と思ったら

猫キチが豪雨の中
ザクザク やってきた。







コイツはいつも独りで
遠くからこーやって猫に喋ってるから
来るとすぐ分かる。


ハチワレも一瞬逃げようとしたが
大人しく抱かれてキャリーに入ったから

連れて帰って欲しかったんだな


そのまま、病院に行ったよ。



どーやら足を怪我してたらしんだ。

アイツ、臆病だから
ケンカで負けたんだろうなぁ


コイツびびってるから
みんな、お手柔らかに頼むよ。






毛がフカフカしてよく分からなかったが
奴らに剃られてみると、
かなり出血していて
化膿も酷かった



あのまま雪の中に居たら
危なかったかも知れないな。


良かったな、ハチワレ小僧。


「雪ジロウ」って
変な名前が付けられた。笑




ゆっくり休めよ。
そして早く元気になって、
怪我も、ハゲも治せ。

*+:•*∴雪の結晶

猫キチ達は働きアリのように
猫に貢いでるから
みんなみすぼらしんだ。


猫好きのみんな
猫キチ達の団体によかったら
少しばかり力を貸してやってくれ。
みすぼらしくならない程度に。
頼む。






またコイツの経過を
報告するよ。

アディオス足あと