今回はティム・バートン監督について。

 

この監督、大好き!

かれの作品なら何でも見るわ~!

 

というほど、好きなわけではないのですが、なんか、観てしまう。

 

多分初めて観たのは「ビートルジュース」1988年公開のホラーコメディですね。

しかしスクリーンで観た1回きりでほとんど何も覚えてません。

 

その次は「バットマン」。

いや~、これは覚えてますね。

ジャック・ニコルソンのジョーカー。

 

それから「シザー・ハンズ」、「バットマン・シリーズ」「マーズ・アタック」「スリーピー・ホロウ」「猿の惑星」「ビッグ・フィッシュ」「チャーリーとチョコレート工場」「スウィーニィー・トッド」「アリス・イン・ワンダーランド」「ビッグ・アイズ」「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」などなど。

 

彼の作品をワードで羅列してみると、コミカル、ファンタジー、ホラー、ゴシック、マニア、ポップ・・・。

おどろおどろしいのに、垢抜けている、というのかな。

恐さを感じない。

その映像センスは独特であり、監督自身のおたくぶりがうかがわれるものが多いですね。

 

なかでも「マーズ・アタック」。

 

 

かなり豪華なキャスティングで.だったんだけど、そのあまりのくだらなさに、世間的には評価は低かったような気がするのですが、私はその突き抜け感が気に入ってましたね。

「マーズ・アタック」面白かったよ!、と友人に言ったら「あんなくだらない映画!」と一言で片付けられた記憶があります。

 

それからティム・バートン、といえばジョニーデップ!

というのはあまりに有名な話なので割愛。

(ヘレナ・ボナム=カーター、というのも有名ですね)

 

それよりもティム・バートン作品のほとんどの音楽を手がけているのがダニー・エルフマン。

この人の音楽があるからこそ、彼のポップな作品が成り立つ、といっても過言ではないほど。

「チャーリーとチョコレート工場」のなかに登場するウンパルンパの歌もすべてダニー・エルフマンが歌っているらしい。

曲作るだけじゃなく、歌っちゃうなんて素晴らしい。

と思ったらこの人もともと、ロックバンドで活躍してたらしいですわ。

 

で、ティム・バートンに話を戻して、彼の作品の中でもすこし異色な作品が「ビッグ・フィッシュ」。

(でもタイトル・ロゴの字体は相変わらずティム・バートンっぽい)

 

 

この作品はとても好きな作品ですので、改めてゆっくりと語りたいのですが、主人公の父親が語るほら話と現実の話の対比の演出が作品に緩急をつけ、最後の話の締め方が素晴らしい作品なのです。

ティム・バートン作品なのに最後号泣しちゃったよ~。

めずらしく感動的な話なのですね。

 

今年日本で公開された「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」。

 

 

ひさしぶりにティム・バートンの作品を堪能してまいりました。

 

ティムバートンが描く「X-MEN」の世界といってもいいでしょう。

かれの得意分野だよね。

それぞれ特殊な能力を持っているがゆえに、ふつうの世界では生きにくい子供達を集めて共同生活をしているミス・ペレグリン。

「X-MEN」はミュータントたちの戦いが主軸となった作品だけど、こちらはもっと特殊能力を持ってしまった人にたいしての優しさが感じられる。

多分ティム・バートン自身も変わった子供だったんじゃないのかな。

そんな普通ではない子供達に、普通でなくてかまわないんだよ、って言ってる気がします。

 

2018年には次回監督作品である「ダンボ」が公開予定となっています。

「ダンボ」って、あの「ダンボ」?

全く内容は知らないよう。

でも、やはり気になる監督さんなのですね。