溶けそうに暑い三連休、ランちゃんの高校の1年生保護者懇親会に参加しました。
高校受験の思い出から、大学受験に向けた不安まで、たくさんお話ができて、とても有意義な会でした。
 
 
この高校では、生徒が何に打ち込むか自由に決められます。
やりたいと言えば学校は精一杯バックアップしてくれます。
だからなのか県下有数の進学校であると同時に、部活動が盛んです。
全国大会に出場する競技が多々あり、(自主的な)練習がとても厳しいです。
 
 
 
さて、あるお母さんの呟き。
「高校生になってから、週6日部活漬けで塾にも行かず、勉強する姿を全く見なくなった。クラス順位は下から数えた方が早いのに、本人はまるで気にしてない様子。1年生とはいえ不安で仕方ない」
 
でも部活に反対はしないのですよ。
「高校生にとって部活は大事でしょう?」
部活信奉、強いです!
 
確かに高校生でいられるのはたった3年ですから、思いきり青春しようという考えは正しいかもしれません。
受験勉強=青春より、部活動=青春と考えますしね、普通。
ひょっとしたら本人は浪人を覚悟して今を謳歌しているのかも?
 
 
そう思って聞いてましたが、お酒が回り始めると進路の話が具体的に…
 
 
先程のお母さんは、
「浪人なんて無意味よね。絶対現役。うちは早慶に行ってくれればいいから」
なんてさらりと言ってました。
 
同じく部活三昧のお母さんも、
「うちの子は東大ねらいなのよ」
と誇らしげ。
 
(みなさん野望はちゃっかりお持ちですおねがい)
 
それなのに勉強の仕方が中学時代と同じでいいと思うのかな。
公立高校入試のレベルなんてセンター以下。
部活ばかりしていても、普段の定期テストと半年間の猛勉強で間に合ったでしょう。
しかし次は「高等」教育。
しかもトップ・オブ・ザ・日本をかけて、全国各地の強者と戦うわけですよ。
しかもしかも、彼らは幼少期からそのために教育されてきてるのですよ恐竜くん!
 
できる子は両方できる、とはいえ、我が子にできるかは賭けです。
ランちゃんとわたしは、「できない」方に賭けました。
部活に参加してますが、ほどほどです。
それ以外の活動も十分多いしあせる
ランちゃんの高校生活、充実してると言えないのかなぁ
 
 

この高校から現役で旧帝+早慶以上に進学するのは30%の生徒です。
(東大京大国立医学部は10%)
浪人率は60%
1浪しても50%しか合格しません。
 
これが公立トップ校の現実ですガーン
 
浪人してダメだったらどうするのか、教頭先生に尋ねた人がいました。
「志望を、地元私大や関関同立、GMARCHに変更する子が多いです。もちろん何浪しても医学部を目指す子もいます」
 
それでいいと言うお母さんはいませんでした
でも部活をセーブしようという意見もありませんでした。
保護者の野望は果てしないですグラサン