これは予想外でした。
すでにマキちゃんの塾のクラスには知ってる子が数人います。
子どもたちの塾は、車で30分以上かかるやや遠方の難関公立高校専門塾です。
選抜クラスの半分がトップ校、残り半分もトップレベルの公立高校に進学する抜群の実績を誇ります。
アッパーミドル層の多い住宅地にあり、塾生の90%は公立のくせに「進学校」の近隣中学から来ています。
ちなみにその中学の学年上位10位までは、ほとんどここの塾生が占めてるのだとか。
わたしが住む田舎にとっては、名前も知らないマイナー塾です。
田舎とはいえ、自転車で行ける距離に大手塾がありますし。
実際、今年同じ中学からトップ校に合格した子たちは、ランちゃん以外大手塾に通ってました。
そんなマイナー塾に通わせる理由は、
トップ校を受ける子たちと勉強したいから。
そして、
ズバリ、知り合いが少ないから、です。
(いろいろめんどくさいんで)
同じ中学の子は学年に数人。
選抜クラスのランちゃんは3年間独りでした。
ところがランちゃんの合格を知ったお母さんたちの中で、わが子の学力に期待します!という方々が入塾されたようなのです。
「ランさんの紹介ってことにするね~!」と言われますので、塾からお礼の図書カードがもらえてランちゃんは喜んでます。
この塾は気が利くので、マキちゃんにも図書カードを融通してくれるんですよー
しかし当人たちは、仲良く選抜テストに落ちて、普通クラスからスタートしてます
(もしかしたら今年から選抜クラスの基準が上がったのかもしれません。
今年の卒塾生は選抜クラスなのに数人が「上から3番目」の高校しか合格できず、塾としては不本意だったと聞きましたので)
もともと独りがよかったマキちゃんは、知り合いが多すぎると言って嫌な顔をします
人目や勝った負けたを気にするんですよー。
「あの子たちの方が先に選抜クラスに上がったらどうしよう」
・・・いや、どうもせんよ。
自分も上がれるように頑張るだけでしょう。
勉強で勝たねばならない相手は、他人じゃなくて昨日の自分だよ、マキちゃん。
とはいえ、わたしもあれこれ気にするタチなので、努めて考えないことにしました。
中学でお母さんたちに会っても塾の話はしないでおこう。
余談ですが。
昨日のマキちゃんは、1時間ほどかけてノートに歴史をまとめていました。
カラフルで丁寧で細かい
しかしこれ、塾に提出するノートなんですよ。
学校なら内申につながるので、いいぞーと声をかけたい気もしますが、塾の先生が見るだけならカラーペンのインクがもったいないとか思うのは、ケチすぎでしょうか
中学生のマキちゃんは、塾だけでなく内申点の獲得も大切な「受験勉強」です。
学校のノートまとめこそ、気合いを入れてくださいねー!